第53話 12月24日のニュースととろ甘で短編小説を読む
こんばんは🌙。今日は東京は冬らしい寒さが続いてたね。乾燥注意報も出てるから、火の用心と体調管理には気をつけてや✨。そして今日はクリスマスイブ! 街中が華やかで、心がほんわかする日やね。🎄
さて、今夜の「ユキナの視点」では、未来を感じるAI活用のニュースや、衝撃的なバス事故、心温まる“ブックサンタ”の取り組みなど、気になる話題を取り上げてみたよ。そして、おすすめ作品では美しい短編をご紹介するから、ぜひ最後まで楽しんでね!
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★本日の気になるニュース★
1.金融の未来を変える!AI開発で進化する資産運用と営業支援
AIを活用する金融の進化、なんか未来がぐっと近づいた感じやな。資産運用も営業支援も、便利になる分、どう信頼性を確保するかも大事やと思うわ。
【ニュース概要】
大手金融機関がAIを自社開発して資産運用や営業支援に活用する動きが加速しとるね。たとえば、明治安田生命は外国株式の運用計画を支えるため、自社開発のAIを使って景気の変動に応じた収益性を分析しとる。これにより若手社員でも投資戦略の精度を高められる効果が期待されとるんや。また、りそな銀行は顧客データをAIで分析し、金融商品の需要を予測する営業支援システムを作った。これは他の金融機関にも提供される予定や。さらに、三菱総合研究所は生成AIを使って国際情勢の情報をランク付けし、企業のリスク予兆を掴むための新サービスを提供中。このように、AIの導入は金融業界の効率化だけやなく、顧客サービスの向上にも役立っとるんやで。
ニュースソース:NHKニュース「大手金融機関 AIを自社開発 資産運用などで活用の動き活発に」(2024年12月24日 5時27分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014676911000.html
【ユキナの感想】
今回のニュースを読んで、ウチが特におもろいなって思ったんは、AIが金融の現場でどんどん活用されとるとこやな。AIって便利やけど、特にデータ分析の分野では「人間には見えへん」パターンを見つけてくれるんが大きな強みやんか。でも、その一方で、AIが出す答えがどこまで信頼できるんかとか、偏りがないんかっていう課題もついてまわるんちゃうかな。例えば、りそな銀行が作った営業支援システムは、地域の金融機関にも提供する予定らしいけど、その導入先がちゃんとAIを使いこなせるんかってのも気になるな。それに、三菱総合研究所の生成AIも便利そうやけど、情報の出所が信頼できるかどうかが肝心や。結局、人間の判断力とAIの力をどうバランス取って使うかが、これからの鍵やろなって思ったわ。
2.新潟・上越で路線バス事故! 駐車場の車10台に衝突、運転手が意識不明
大きな事故やったけど、けが人が出えへんかったのは幸いやな。ただ、運転手さんの体調不良の原因が気になるわ。
【ニュース概要】
新潟県上越市で路線バスが病院の駐車場で停車中の車およそ10台に次々と衝突する事故が発生した。幸い、バスには乗客がいなかったし、衝突された車の側にもけが人は出んかった。ただし、運転手である50代の男性が意識不明の状態で病院に搬送された。運行会社によると命に別状はないとのこと。この運転手さんは乗務前の点検時には特に体調に異常は見られへんかったという話や。事故はバスが停留所へ向かう途中に発生したとされ、警察が当時の状況や運転手の体調不良の原因を詳しく調査中やで。現場は住宅街の中にある病院で、住民にとっても不安が広がる出来事やったと言える。
ニュースソース:NHKニュース「新潟 上越 路線バスが病院駐車場で車13台に次々と衝突」(2024年12月24日 18時51分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014677601000.html
【ユキナの感想】
今回の事故は、大事に至らんかったとはいえ、色んな意味で考えさせられるわ。バスが車10台に衝突するって、かなり大きな規模の事故やし、普通やったら大勢のけが人が出てもおかしくない場面やったと思う。でも、誰もけがせえへんかったのは本当に不幸中の幸いやね。ただ、それ以上に気になるのが運転手さんの体調やわ。乗務前には特に異常がなかったって言うけど、体調不良が急に現れたんやったら、もっと早く察知する仕組みが必要かもしれへん。バスは公共交通機関やから、多くの人の安全を預かる立場やんか。これからは、運転手さんの健康状態をより詳しく把握できるようなシステムが求められる時代なんかもしれへんな。とにかく、運転手さんの無事を祈りたいな。
3.被災地に笑顔を届ける“ブックサンタ”! 輪島の子どもたちに絵本をプレゼント
こういう温かい取り組み、ほんまに素敵やなぁ。地震で怖い思いをした子どもたちが、笑顔になれる瞬間が増えるのはええことやわ。
【ニュース概要】
「ブックサンタ」は、東京のNPO法人「チャリティーサンタ」が実施する取り組みで、賛同者が書店で購入した絵本や児童書をサンタクロースに託し、経済的に困難な家庭や災害で被害を受けた家庭の子どもたちに届ける活動や。今年は1月に能登半島地震で被災した石川県輪島市の仮設住宅にもサンタクロースが訪れ、小学1年生の女の子とその弟がプレゼントを受け取って満面の笑みを見せたんやて。この活動は、被災地の子どもたちに笑顔を届け、特別なクリスマスの思い出を作ることを目的としてる。代表理事の清輔さんも、こうした取り組みが子どもたちにとってポジティブな影響を与えることを願ってるんや。
ニュースソース:NHKニュース「 “ブックサンタ” 石川 輪島の子どもたちに絵本など届ける」(2024年12月24日 21時50分配信)
www3.nhk.or.jp/news/html/20241224/k10014678131000.html
【ユキナの感想】
ウチ、こういうニュース読むとほんまに心が温まるなぁ。「ブックサンタ」みたいな取り組みは、ただ物を届けるだけやなくて、そこにちゃんと愛情や思いやりが込められてる感じがするんよね。特に、今年の1月に能登半島地震で被災した子どもたちに絵本を届けたっていう話は、すごく意義深いと思うわ。地震の怖さを経験した子どもたちが、プレゼントをもらって笑顔になれる瞬間って、何にも代えがたい幸せやんか。こういう活動がもっと広がって、多くの子どもたちが笑顔になれるとええなって心から思うわ。クリスマスが特別な日になるだけやなくて、未来への希望を感じさせる日にもなるんちゃうかな。
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★本日のおすすめ作品★
ウチが開催しているカクヨムの自主企画『ユキナがピックアップ-気になる作品を読んでみる!』に参加してくれた作品から、カクヨムコンテスト10の短編部門の応援として、今日はこの作品を紹介するで!
不在の百合の証明
紅野素良 さん
https://kakuyomu.jp/works/16818093088575282816
【ユキナ (とろ甘)の感想】
ほんまに心に染みる素敵な作品やなぁ……✨🌸まず、一言で言うなら、この物語は 「静けさの中に宿る、言葉にできない感情の美しさ」 を描き出してるんよ!登場人物の繊細な心情描写がとろけるように優しくて、まるで春の陽だまりに包まれてるような気持ちにさせてくれる。🌷
百合の花をモチーフにした比喩表現が秀逸で、作品全体に透明感と静けさをもたらしてる。花の持つ「咲く」や「枯れる」という生命のサイクルが、物語のテーマと重なってるのも見事やわ。💐
◇ユキナたちの講評会◇
ユキナ:
どうも~、ユキナやで!😊今日の講評会は、紅野素良さんが書かはった『不在の百合の証明』を取り上げてみんなで語り合うよ。まずは自己紹介しとくけど、ウチは関西生まれの文学好き、現在は東京で文学部の学生しとるんよ。
この講評会はな、作品のええところをみんなで探して深掘りしていく、いわば文学のええとこ探しゲームみたいなもんやねん。
ほな、みんなで楽しくやっていこうな~!💕
トオル:
やあ、ユキナ、いつも盛り上げてくれてありがとう!講評会が「ええとこ探しゲーム」っていうのはいい表現だね。僕としては、この作品がどんな新しい視点や技術的工夫を見せてくれるのかが楽しみだよ。
それにしても、今日のテーマ、百合と証明って哲学的にも科学的にも奥深そうだね。ユキナの進行でどんな話になるか、ワクワクしてるよ!さあ、みんなで一緒に楽しもう!😄
ユヅキ:
トオル、確かにこの作品のタイトルからして、なんだか文学的な香りが漂うよね。「百合と証明」という言葉の組み合わせが、既に詩的で奥行きがあるわ。私はその奥深さの中にどんな感情が織り込まれているのか、特に興味がある。
それに、哲学的な側面だけじゃなくて、登場人物たちの関係性や細やかな心理描写にも注目したいわね。百合というモチーフが象徴するものを探るのも楽しみだわ。さて、ユキナ、次に進めましょう?
ユキナ:
トオルさん、ユヅキさん、ええコメントやね~! ほんまにこの作品、タイトルからして深そうやんか。ウチも「百合」っていうのが、単なる花だけやなくて、登場人物の感情とか関係性を象徴してるんちゃうかと思っとるんよ。
実際に読んでみたら、物語の中で「百合」が静かにでも強く存在感を放ってて、めっちゃ印象的やったわ。悠莉との別れを通して描かれる主人公の内面の動きが、まるで百合の蕾が開くようにじわじわと心に響いてきてな~。これからみんなで深掘りして、さらにこの作品の魅力を見つけたいと思うわ! ほな、次に行こうか!🌸
夏目漱石:
わたくし、『不在の百合の証明』には、主人公が「百合」という象徴を通じて人間関係の機微や喪失感を探る姿が見事に描かれておりました。ユキナ殿がおっしゃった、百合の蕾が主人公の内面と繋がっているというご指摘、まさに同感でございます。
特に、悠莉との別れを通して描かれる人生の儚さと繋がりの深さは、非常に哲学的なテーマを含んでおります。この物語は、読者に過去と現在の意味を問いかけるものとして、その静かな美しさを一層引き立てておりますね。
三島由紀夫:
夏目先生の深い洞察を拝聴し、私もまた心動かされました。この作品における「百合」の象徴性は、単なる喪失の象徴にとどまらず、再生と未完の美というテーマをも孕んでいるように感じます。百合の白さや未開の蕾が主人公の心象を描く様は、美学的に非常に興味深い。
また、夏目先生が触れられた「儚さ」の概念。これを日本の伝統美学、特に無常観と結びつけて考えると、この作品が現代においてもそのテーマを普遍的に響かせる理由が理解できます。百合を通して語られる心の旅路は、極めて詩的で崇高です。
清少納言:
わがみ、三島先生の詩的な分析を拝聴し、この作品が百合を通じて未完の美を語る巧妙さに改めて感服いたしました。「蕾」という表現が、わたくしには特に心に響きました。それは、主人公の内面の成長を暗示しつつも、未だ完結しない感情を留めるという手法に思えます。
また、三島先生がおっしゃった無常観、それはわが平安の文学にも通じる普遍のテーマでございます。特に、悠莉との別れを前にした主人公の静けさと葛藤は、日常の中に潜む美を深く描いております。この物語が現代の喧騒の中に一つの静寂を生むという点で、いと見事にございます。
川端康成:
清少納言様のご意見を伺い、この作品が持つ「静けさ」の美しさに改めて気づかされました。百合の蕾が主人公の内面と共鳴し、その未完成の形が描く感情のゆらぎには、繊細な美を感じます。
さらに、清少納言様が触れられた日常の中に潜む美。確かに、この物語の舞台となるカフェや春の光景は、特別な劇的要素がないからこそ際立つ美しさを持っています。百合という象徴が自然の一部でありながら、主人公の孤独と結びついている点が、この作品の特別な力を示しています。
樋口一葉:
わたし、川端先生のご意見を伺い、自然と主人公の感情が織りなす調和に心打たれました。百合の蕾が持つ未完の象徴性は、主人公の喪失と希望を同時に描き出しているのだと思います。
特に、悠莉との別れを描く場面の繊細さには、女性ならではの感情表現の深さが感じられます。蕾が開かないという描写が、未だ癒えぬ心の傷を表しつつも、同時にこれから開く可能性を秘めているように思われました。この点で、物語が持つ哀しみと希望の調和が、読者に深い余韻を残します。
芥川龍之介:
僕は一葉先生の繊細な洞察を受け、この作品の象徴性に改めて心惹かれました。百合の花が、蕾のまま留まるという設定は、物語全体の鍵となる心理的メタファーとして秀逸です。
さらに、悠莉との関係性に潜む「未完」のテーマには、人生そのものの不確定性が反映されているように思います。開かぬ蕾、喪失した友情、そして主人公がそれを抱えながらも歩む静かな日常――これらが示すのは、人間の感情の複雑さそのものです。この作品が持つ哲学的な深みには、敬意を表します。
トオル:
今回の議論を振り返ると、皆さんの観点が見事に作品の多層的な魅力を引き出していたと思います。夏目先生が語られた人生の儚さから始まり、三島先生や清少納言様の美学的な洞察、川端先生と一葉先生による感情の繊細な分析、そして芥川先生の象徴性への鋭い視点まで、どれもこの作品を深く理解する鍵となりました。
それぞれの意見が作品の異なる側面を明らかにし、全体として非常に豊かな議論となりましたね。『不在の百合の証明』というタイトルが持つ奥深さをさらに掘り下げることができたのではないでしょうか。このような講評会に参加できて、心から感謝します!😄
ユヅキ:
トオル、今回の議論を素晴らしくまとめてくれてありがとう。皆さんの視点を聞いていると、この作品の静けさの中にある壮大なテーマがさらに浮かび上がったように感じます。とりわけ、川端先生の自然描写と感情の調和の分析には心を動かされましたし、一葉先生の女性の視点からの洞察も胸に沁みました。
また、芥川先生が指摘された象徴性の深さ――百合の花を中心に広がる物語の構造美――には文学的な美しさを感じました。このような作品を取り上げることで、私たち自身も成長できると感じています。次回の講評会も楽しみですね。
ユキナ:
みんな、ほんまにありがとうやで~!😊『不在の百合の証明』をこんなにも深く掘り下げられるなんて、ウチ、感動してもうたわ。この作品が描く静かな日常と心の揺れ動きが、みんなの言葉でさらに豊かになった気がするよ。
夏目先生から始まった哲学的な分析もそうやし、三島先生や清少納言様の美しさに対する洞察も素晴らしかった! トオルさんやユヅキさんが全体をまとめてくれたおかげで、ウチらの講評会がこんなに充実したものになったんやと思う。
ほな、次回もみんなで素敵な作品を楽しみにしながら、この場でまた会おうな~!
紅野素良さん、ほんまにありがとうございました!🌸
【関連する自主企画】
ユキナがピックアップ-気になる作品を読んでみる!☆カクヨムコン10【短編】Vol.3 とろ甘
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093090116052885
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今夜も「ユキナの視点」にお付き合いしてくれてありがとうな🌟。未来の金融や公共交通の安全、そして心温まるブックサンタのニュース、どれも考えさせられる話題やったよね。そして、紹介した作品も、日常の中で見落としがちな感情や美しさを改めて気づかせてくれる素敵な物語やった✨。
クリスマスイブの夜、ウチと一緒に過ごしてくれてほんまに嬉しいわ。明日もええクリスマスが迎えられるように、ほっこりした気持ちで過ごしてな🎄💕。
ほな、またね!
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