子どもの頃に怖くて嫌いだったけれど、いまならその味わいが分かるものってあります。ダークでビターでときに残酷で、でもそのなかに美しい絹のようななめらかさが存在します。だから静かに、暗い、暗い夜の足音に耳を澄ませます。たとえば、こういう感情を持つキャラクターが僕の小説に欲しいなと願います。それはやはり魅力を感じているのでしょう。
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