赤い月

私の脳内に赤い月が浮かんでる

それは周りの血を吸い上げて

自らの

存在意義を保っている


透明だったその月は

私の心を蝕んで

見えるものたちをおかしくさせる


狂う精神を

この現実にとどめながら

殺される時を待ちわびる

赤が私を殺していく


月が周りを照らすように

私は人の注目を集めた


私はこの世の神なんだと

本気で信じ込んでいた

それは幻影

赤い月


赤い月から色を抜く

それは本当の私じゃないから

解き放たれることは無い

気休めだけでも

色を抜く


緑の月が

見れる日まで

私は夜に狂い続ける

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