【第一部完結】七龍国物語〜冷涼な青龍さまも嫁御寮には甘く情熱的〜

日本から七龍が守護するという和風異世界に転移した海音が、助けてくれた家の為にその家の娘・和華の身代わりとなり青龍のもとへ嫁ぐところから物語は始まります。
その輿入れも荷物を盗られ置き去りにされ、見つけてくれた青龍の蛍流に保護された海音。身代わりだとばれ素直に事情を伝える海音に、蛍流は『お前もか』と……。


二人の過ごす穏やかな日常の様子が柔らかく丁寧に描写され、どこまでも健気で心優しい海音と、海音への想いを抱えつつも青龍である責任に苦しむ蛍流の心情が、切々と綴られています。

そして、この世界における龍の謎と、その伴侶とは。海音がこの世界に呼ばれたわけと、蛍流との縁がだんだんと明かされてゆ…続きを読む

本作は異世界転移した主人公の少女が、助けてもらった恩返しということで、青龍に嫁ぐ花嫁の身代わりとして、自分が嫁ぐことに。

正体がバレると身の危険であるが、身代わりの身分で愛され続けるというもどかしさも同時に感じてしまう。

様々な思惑が交差する中、この恋物語の行方はどうなるのか？

皆さんも是非読んでみてください！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（193文字）

本作は中華ファンタジーを舞台に主人公・海音がある使命を背負いながら奮闘する物語です。異世界での彼女の出会いや試練、少しずつ芽生える信頼感が丁寧に描かれていて、惹きつけられました。

特に、異世界ならではの文化や神秘的な設定が、幻想的でありながらもどこか現実味のある雰囲気が魅力的。登場人物それぞれが抱える秘密や複雑な感情が、物語をさらに奥深いものにしています。

この作品は、情緒豊かで読み応えのある一作だと思いました！

異世界にやってきてしまった主人公ちゃんは、世話になった人に報いるために身代わり嫁御寮に！というワックワクのお話。

主人公ちゃんは次から次へと不幸に見舞われますが、冷涼と噂の青龍様は意外とお優しくて癒されます！

主人公ちゃんは色々な思惑の手の上ですが……重厚に練られた世界観がしっかり描写され

さらに主人公ちゃんのいつも健気なその心情
手に取るように伝わってきて感情移入しちゃいます……！がんばれ！

まだ途中ですが、これから主人公ちゃんが青龍様とどう愛を深めていくのか楽しみにしております！

深いファンタジー世界観にしっかり浸かりたい人におすすめです！

　これは、異世界で出会った二人の切ない恋物語……。

　異世界に転生した海音は、事情も知らずに青龍の花嫁である和華の身代わりとして嫁ぐことになる。そして青龍が住む二藍山を目指し、険しい山道を進む海音。しかし、雇った地元民に荷物を持ち逃げされ、途方に暮れてしまう。

　そんな彼女の前に現れたのは、この地の青龍・蛍流だった。蛍流の優しさに触れ、ひととき安堵する海音だが、身代わりの事実が知られてしまう――。

　海音は異世界で、自分の居場所を見つけることができるのか？

異世界へ召喚された主人公海音は、身代わりとなり青龍の元へと向かうが、道中で置き去りに。
それを救ってくれたのは、身代わりで嫁ぐはずの青龍様。
しかし、自分が身代わりできた花嫁だと知られてしまい、青龍様の怒りを買ってしまい、全てを打ち明けてしまう。
自分は本当の伴侶ではないと何度も知ることとなり、なぜこの世界に召喚されたのかも分からないまま、優しくも冷たい扱いを受けることに。
身代わりの海音に、苛立ちを覚えているのだろう青龍様との、淡く切ないやり取りにキュッと胸を締めつけられる物語。

異世界に招かれた理由、正当花嫁の意味、青龍様の意図、複雑に絡み合う糸の真相は？


まったり読書さんなので、…続きを読む

和風異世界に転移したヒロインを待ち受けていたのは国を守る青龍の嫁ーーの身代わり。
バレたら命がないが、バレなければ身代わりの名前で愛されるという、どこかもどかしい恋愛。
転移したヒロインが騙されて身代わりの嫁になっていることに気づかないというのももどかしい。
ヒロインは亡き母親との約束を守っているのも健気で親子愛を感じます。
ラストまで目が離せません。ヒロインを騙した人たちがどんな制裁を受けるのか期待しています（笑）

異世界転移ではあるのですが、ものすごくリアル。
知らない世界に放り出されて不安で仕方なく、
自分はなんのためにここにいるのかと苦悩する主人公「海音（みおん）」の心情が、徹底的に描き出されます。
しかも転移した先の世界は、近世の日本のようでありながら、なぜか異世界から来た者を忌避している様子。

そんな中、唯一手を差し伸べてくれた（と海音は信じている）女性の身代わりとして、青龍に嫁ぐこととなる。
だが、この青龍様にも何か秘密があるようで・・・？

「冷酷無比と思われていた青龍様が溺愛してくれる話」というほど、甘くて単純な物語ではありません！
海音が異世界転移した理由にも、何かがある。
そして青…続きを読む

嫁として遣わされた海音が、和華の身代わりとして懸命に生きようとする姿に心打たれます。
青龍さまこと蛍流の不器用な愛情も、本作の見どころです。
ぜひお読みください☆彡