願わなければ見ることはできない

現代日本の知識を一部得てしまったグレイ・マスタードは、自身がいわゆる「ホビーアニメ」のキャラだと推察する。
その知識で、今の自分の立場が危険なものだと思った彼は、できるだけストーリーに関わらないよう、趣味のカードゲームから離れようとする。
そんな中交流会で対戦した相手に一目惚れをしてしまい……

カードゲーム×異世界ファンタジー×BL

◆グレイ・マスタード（受け）
この小説の主人公。アニメではいわゆる「ライバル」の立場。得た知識ではライバルは大きな出来事に巻き込まれるものだとされていたため、立場を誰かに譲ろうとしている。
知識を得る前は典型的なプライドの高い傲慢な性格をしていたが、今は面倒見のいい性格へと変質している。

◆フレーヴ・ソルト（攻め）
アニメではいわゆる「1期ボス」の立場。幼…続きを読む