魔法極めたら世間から魔導王って呼ばれるようになった件　〜異世界で魔法極めたいだけなのに魔王や龍神に邪魔されまくってます〜

辺境に存在する田舎村を統治する、若い頃にSランク冒険者として活躍した騎士バルドに一人の息子が誕生する。名前はアレン、父親譲りの黒味がかった茶髪が特徴的で、魔法の才能を持っていた。

アレンには日本で一般社会人として暮らしていた記憶があった。所謂前世の記憶というやつで、アレンの中にはその記憶と前世の人格、アレンとしての人格が存在していた。

そしてアレンは考えた、この幼少期に大人としての知能があるのは大きなアドバンテージだと。そしてアレンには両親が散々村中に自慢していた魔法の才能がある。

アレンは生後半年で魔法の鍛錬を始めた。元冒険者の父は家に魔法の教科書を置いておりそれを見て、みるみるうちにアレンは魔法を習得していく。

「魔法、クソ楽しくね？」

アレンは見事に魔法の虜となり、狂人と呼ん…続きを読む