NTR系字書きと溺愛系字書きがお見合いしたら

――webで、趣味の、小説を書いております。


お恥ずかしいですけど……でも、今は珍しくないはずですし、などという前置きをして奥ゆかしく笑った見合い相手の上橋葵。
ところがどっこい、対するこちらの只木麟もweb字書き。

なんやかんやで互いが小説を書いてる事を知り、そして互いの知らない内に互いの作品にたどり着いてしまった二人は――

「え、只木さん、NTR物書いてるの！？」
「え、上橋さん、溺愛物書いてるの！？」

――その差に愕然とする。

「でも」
「まあ」

「あの人を知らなきゃ……」
「あの子を知らなきゃ……」

はてさて、真逆な二人はファンまで巻き込んで愛屋及烏にいたるのか！？

※この作品はフィクションであり、実在の団体・人物とは関係ありません。
※思考実験作であり、作者は、ラ…続きを読む