概要
白い頬を赤く染め、恋する乙女は島を出ていった。
1988年、売春産業で成り立つ島に借金という鎖で繋がれている私たちは、置屋から徒歩五分のタミヤ軒のラーメンが好きだった。
※KAC2024参加作品。フィクションです。
2024/12/26、R-18文学賞落選したため、改訂版を公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093087085938835
カクヨムラーメン小説博覧会(秋犬さん)
↓こちらの自主企画への参加作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093072854666877
近況ノート 「花は、咲う」の裏話をします(2024年4月12日 20:49)
https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu/news/1681809307
※KAC2024参加作品。フィクションです。
2024/12/26、R-18文学賞落選したため、改訂版を公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093087085938835
カクヨムラーメン小説博覧会(秋犬さん)
↓こちらの自主企画への参加作品です。
https://kakuyomu.jp/works/16818093072854666877
近況ノート 「花は、咲う」の裏話をします(2024年4月12日 20:49)
https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu/news/1681809307
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!広く読まれるべき、心に残る名作
素晴らしい作品でした。
実在した売春島に売られて行った少女たちが寄り添って懸命に生きる姿が胸を打ちます。
綺麗だけど知恵遅れの花ちゃん。花ちゃんを懸命に助ける主人公の想子。それを少し遠目から見守る置屋の女将。みんな、不幸な境遇の中でも小さな幸せを見出して、日々の暮らしに耐えています。
そのほんの小さな幸せの象徴が、変哲もない、一杯の中華そば。これが最後まで作品の背骨となっています。
悪い男に身請けされていった花ちゃんを、想子が訪ねるところがラストシーン。誰もが、花ちゃんを想って、心で涙を流すことでしょう。
本作はカクコン10に出品中とのこと、結果は分かりませんが、こういう作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!花街に生きる純粋なこころ
昭和の終わり、船乗りを相手にした離島の花街(っていうのかな?)が舞台。
”売られて”来たことを悲観する主人公と、同じ境遇にいながら明るく生きる花。
彼女達の暮らしとその後が書かれている。
花街という関心引く舞台設定と二人の暖かい関係性の対比がすごく効いていて、だからこそラストの誰もが共感するただただ純粋な後悔が生きている。
例えば同じテーマを現代の大学を舞台に描いたら退屈になる。先達がたくさんあって、もうひとつ加えれば重たくなりがちなこのテーマを読みやすくて心に響く作品に出来ていてめっちゃ好きです。
一つ気になったところは構成を綺麗にするために意図して二人の描写に徹底されてますか?その…続きを読む