概要
救う価値のないひとを救う意味はあるのか
残酷な仕打ちを受け続けて人間に絶望し、世界中に最悪の疫病を撒き散らした元奴隷で無敵の人な主人公が、死後に暖かな家庭のもとへ転生し、たくさんの優しい人々と触れあうことで人間の心を取り戻していく。
しかし平穏な暮らしをしているうち、自分の転生した時間軸が、かつて死神と呼ばれていた自分が疫病を撒き散らした20年ほど前であることに気づく。
主人公は愛する家族や友人たちを死の運命から救うべく、そしてかつての自分を止めるために奔走する。
※この小説には残酷な表現、暴力的な描写、性的な行為を匂わせるシーンが少なからず含まれています。
しかし平穏な暮らしをしているうち、自分の転生した時間軸が、かつて死神と呼ばれていた自分が疫病を撒き散らした20年ほど前であることに気づく。
主人公は愛する家族や友人たちを死の運命から救うべく、そしてかつての自分を止めるために奔走する。
※この小説には残酷な表現、暴力的な描写、性的な行為を匂わせるシーンが少なからず含まれています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!しあわせは。いつも不幸の右隣。
最悪の呪術を操り、多くの民を殺戮し、恐れられた『死神』トゥース。
かつての彼女は人間であり、しかし奴隷だった。虐げられた屈辱と恨みは、個人を超えて社会や国家、果ては世界そのものへ向かい、偶然の出会いによって得た力も『復讐』のために振るっていた。
死神討伐部隊が結成され、彼女を斃すため『勇者』達が差し向けられても。それによって滅ぼされるとしても。彼女は世界を憎むことを止められず、最期の。そして最悪の呪術でもって世界を滅ぼそうとした。
はずだった。
次にトゥースが目覚めたのは、違う時間の、違う命。
奴隷ではなく。ただの。幸せな家庭の女の子メイリアとして過ごしていた。
なんの因果か…続きを読む