愛は蒼穹の彼方に

同じ大学に通う同級生の穂高と美月。
その名の通り、山をこよなく愛する穂高は登山家でもあった。
つき合うことになった二人は夏山登山をきっかけに急接近。
季節は移り変わり、大学を卒業した二人は社会人となり、美月は都会でＯＬに、穂高は山岳遭難救助隊としてそれぞれの道を歩んでいた。
卒業後、久しぶりに再会した二人だが、思いはすれ違うばかり。
そんな中、穂高のもとに遭難した登山者の救助要請が入り現場に向かうことになった。
穂高の無事を祈りながら独り帰りを待つ美月は、とある手紙を見つけ衝撃を受ける。
穂高が帰宅すると美月の姿はなく愕然とする。
そのまま、心がすれ違ったまま時だけが流れていった。
その後、穂高は登山中事故に見舞われたある家族と関わることになり･･････。
ハラハラ、ドキドキ。二人の恋の行方は･･････？