何度でも最高のエンディングを

とても古い時代のお話です。
魔法使いのマキラとエリックは、外からやって来たラルフと友だちになりました。
ラルフは魔法が使えなかったけれど、3人で居ることはそれぞれにとって、とても楽しくてとても幸せでした。

ずっとみんなと居たいとエリックは望みました。
笑って過ごせる未来へ行けるようマキラは願いました。
優しい2人を守ろうとラルフは誓いました。

でも、それは上手くいきませんでした。


────気の遠くなるような時が経ちました。


その中で幾度と彼らは生まれ変わり、再び出会うのです。

これは、その出会いと別れのお話です。

苦痛と苦難の果てに彼らが掴み取ったエンディングは、きっと良いものなのでしょう。きっと尊いものなのでしょう。

では『誰』にとって、良いものなのでしょうか？