概要
降りやまぬ雨のせいにして
シオンとツムギは雨の日に出会った。
名前しか知らない。
曖昧で心許ない関係に、いつしかシオンはのめり込んでいく。
※全3話。6000文字程度の短編です。
※直接的な表現は避けておりますが、性的な描写が苦手な方はご注意ください。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
名前しか知らない。
曖昧で心許ない関係に、いつしかシオンはのめり込んでいく。
※全3話。6000文字程度の短編です。
※直接的な表現は避けておりますが、性的な描写が苦手な方はご注意ください。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!金木犀の夜
美しいさと曖昧さは苦悩を産み出し、だからこそしっとりとした甘美なる恋。
僕はこの物語がすごく好きだ。
恋をみれば苦しくて、快楽をみれば溺れてしまう、だけど纏う空気は柔らかく、薫る匂いは愛おしく、透き通った時間は忘れがたく、穏やかで、焦げる想いは、どこまでも甘い。
捉えどころのない愛程、抜け出せないものはない。不確かな言葉程、かき乱されるものはない。雨音は罪作りで、心許ない揺らぎは、なにひとつ掴めない。
穏やかに、優しくて、不確かに、得難くて、狂おしい、切なさは、どこに行けばいい? そんな感傷的な夜を何度過ごせばいい?
焦がれる束の間だけを追いかけ、終わりも始まりも知らなくていい。
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