読後、しばらく余韻に浸かってしまいました。ゆるやかに過ぎる時間の中に、雨音や囁くような台詞、絡み合う心情、思い出してしまう匂い…全てがうつくしくて「ああ、文学っていいな」とまだしばらく読後感に浸るのでした。
執筆歴 アルファポリス第2回ライト文芸大賞 家族愛賞受賞 「ハナサクカフェ」 第6回 文芸社文庫NEO小説大賞 最終選考ノミネート 「12月のラピスラズリ」 …
美しいさと曖昧さは苦悩を産み出し、だからこそしっとりとした甘美なる恋。僕はこの物語がすごく好きだ。恋をみれば苦しくて、快楽をみれば溺れてしまう、だけど纏う空気は柔らかく、薫る匂いは愛おしく、…続きを読む
そこに想いは あるのかもしれないしないのかもしれない。思いを確かめ合うためではなくて、快楽を求めてふたりで堕ちる 雨と共に……しっとりと 濡れて想いを貼り付けた本が、できあがる。…続きを読む
ただひたすらに、美しい。読み終わった後の、底知れぬ余韻に浸りながら、思う。言葉がうまく出てこないので、読んでいただきたい。この作品に見合うレビューを、私は書けそうもない。
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