時間を食う空間

最近、課長になって、どこか虚しさだけが残った気がする佐久間は、バー「クロノス」という名の店に入った。そこで客の竹中老人から、ここは「時を食う」ところだったのだと教えられた。一体、その言葉の意味は？　そして、自分が飽きっぽいということをいつも感じていて、この店では特によく感じるようになったことで、佐久間に人生の分岐点が訪れる。作成期間：２０２２年６月１８日～２０２２年６月２２日。