羽毛に包まれた知らない生き物に強い印象を受けました。組み合わされた動詞も強い。小説のタイトルとしてお見事。そして、あいまいに説明が始まり、読みながら惑う。分かりにくいということでなく、心地よい惑い。そして、SFならではの! 謎物! 出た!深夜目が覚めてふと読んだ書き出しにちょっと混乱しつつ興奮しました。
専門用語などが出てきても、ふんわりと意味が分かるよう工夫されていて、すぐ読み進められます。ふんわりと解釈した後に、意味を調べる時間も楽しめる作品であると感じました。プロローグ含め全10話という分量の中に、いわゆる『やりたいこと』が全部乗せされています……!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(162文字)
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