心に傷を負った私が転生して獣人族とスローライフを過ごす事になりました

　精神の故障により身を投げた主人公が目を覚ますと、女神の家のベッドに寝ていた。女神は転生する世界に行くための駅を案内し、主人公に『モロー』という名前を授けた後、姿を消す。

　モローは駅に入り、現代的な電車に乗る。トンネル抜けると、異世界のような世界が広がる。電車が到着し駅に降り、獣人だけが暮らす町、アニマラング町(ちょう)に着く。

　入って早々、大勢の獣人達に囲まれてしまう。アレコレ質問されて困惑するモローだったが、町長で狐の獣人のラングと娘のパロルが制する。ラング町長は家が建つまでの間、パロルと同居する事を命じる。

　モローはパロルの快活な性格のおかげで、あっという間に打ち解ける。前世とは全く異なるこの町の文化に驚きつつも徐々に受け入れ、やがてもう一人の自分に立ち向かうまでに強くなる。