★ 2021/12 WebマガジンCobalt「ディストピア飯小説賞」[入選]

【詳細URL】

 https://cobalt.shueisha.co.jp/contents/dystopian-rice_award_result/


【応募作】

 Don't Think, Feel. (上記詳細URL掲載)


【事前作戦】

 こちら、確か公募ガイドで見つけたと記憶してますが、発見した瞬間「ごはんものの募集!」ととても喜んだ覚えがあります。

 最初の目標としていた、小学館「日本おいしい小説大賞」が終了してしまって、とてもがっかりしていたところだったので。

 当時のノベルアッププラスの活動報告に「おいしい小説大賞がなくなったと思ったら! おいしくない小説短編賞がでてきてた!!」とか書いてました(笑)


 賞タイトルを素直に解釈すると「味もそっけもない人工栄養で人々が生きるようになったディストピアで、『非効率な』食事の美味しさを再発見する」的な話が出てきそうですが、きっとそういう話は大量に来るでしょうから、ひとまず忘れて。

 SFごはんもので何かひねりのある内容……と考えた時、思いついたのが「味覚≠食事」のアイデアでした。

 私の個人的解釈では、人間の感覚って、生存に適した要素を「快」と、適さない要素を「不快」と、それぞれ感じさせることで生存確率を向上させるものだと考えています。なのでその接続をぶった切ってしまえば、容易に「バグ=感覚と実態の不一致」が発生しそうなんですよね。

 ということで本作では「味覚」をバグらせてみることにしました。

 この方向性で書く人はあんまりいないんじゃないかな、と考えつつ。


【事後ふりかえり】

 作戦、結果的に大当たりでした。

 やはり、この方向性で書いたのは私だけだったようです。他の人がやらなそうなことをやろう作戦、功を奏しました。

 選評でも非常に好評いただいた感があります。アイデアのみならず文章などについてもお褒めいただいて、大いに自信になりました。


 そしてここで賞をいただいたことで、「名前認識してもらってるうちに追撃を入れよう!」と、WebマガジンCobalt主催の公募に積極的に応募していくことになります、この後。

 自信を得た意味でも、活動の目標を決めた意味でも、ここが本当に大きな転機になったと思います。

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