【詳細URL】

【応募作】

　天翔翼臣伝　白の貴公子は比翼の友と天を翔ける

【事前作戦】

　カクヨムコン終わって虚脱してたところに、突如降って湧いた得意分野真ん中ドストライクな募集。

　応募要項の「元料理人の男性が異世界に転生して、国王陛下の胃袋を掴んだり……」の一文を見た瞬間、「転生はしてないけど、元料理人の男性が王子殿下の胃袋を掴むやつなら、ついこないだまで書いてたしカクヨムコン9に出したばっかりだわー！！」と悶絶しましたよ……心から……。

　しかも告知から締切までが異様に短くて、約2ヶ月しかない。

　応募側もそれを見越してか、中間選考なしのいきなり最終。

　狙わない手がありませんでした。

　……が、なにしろ短期間で急ごしらえしたために、話作りは難航しました。

　当初は「半分仙人の少年が、パートナー役の将軍についていって料理で世直しする話」を考えていたのですが、プロット講評を頼んだ方に「前作の『神の一皿は勝利を約す』と方向性が被りすぎてる」等々ダメ出しをいただきまくりまして、大変更が3往復ぐらいしました。

　直すうちに、当初はパートナー役だったはずの将軍のキャラがどんどん濃くなってきて、どうしましょうと相談したら「いっそこっちを主人公にしては」との助言をいただいて、まさかの主人公変更が入ったりもしました。

　そして主人公を変更した影響からか、本文フェーズに入って「ビーズログ向けにしては異様に文章が固くなる」という副作用が発生してしまいました……。

　元々は少年仙人主人公の異能ものを想定していたところが、武将主人公の歴史もの風になってしまった結果、引っ張られて文章が固くなる固くなる。話の内容（三国志風）と文章を切り分けて別物にできるほど、自分は器用ではありませんでした……。

　有償講評や、カクヨムDiscordの感想募集でのフィードバックでもその点は散々ツッコミいただいたので、本番の選考にもまちがいなく影響すると思います。

　労力も気力もものすごく叩き込んだ話だっただけに、そもそもの方向性のミスで落ちたら泣くに泣けませんが、おそらくそうなりそうな予感はしています。

　落ちたら改稿して、ライト文芸系で固い文章でもOKそうなところの公募に出そうと思っています。

【事後ふりかえり】

　レーベルカラーに合ってないんじゃ、というのは応募時点から散々指摘されてはいたんですが……実際に結果発表ページを見てみると、本作、タイトルの時点で場違い感が天元突破してましたねえ……（遠い目）

　選評を見ても「ストレスフリー」がキーだったぽいので、その意味でも本作はまるっきり方向性があってなかった感じがします。

　ひとまず本作は別の応募先を探すとして、こちらのレーベルの募集に自分は今後応募することはないだろうなあ……と思っています。カラーが自分の書く傾向と違いすぎる、と、今回よくわかりましたので。

　合う所に応募するの、大事だと思いました。

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