2022/08 WebマガジンCobalt「ホラー小説短編賞」

【詳細URL】

 https://cobalt.shueisha.co.jp/contents/horrornovel_4th_result/


【応募作】

 神の家(カクヨム未公開)


【事前作戦】

 テーマ「家」のホラー短編を募集。

 心霊系が好きな選者も人怖系が好きな選者もいますよ! と募集ページでアピールしていたので、ホラーであればオールラウンドに可能性はありそうでした。


 そこで書いたのは、金に汚いタロット占い師と、占い師に依存する女性の話。

 テーマ「家」と言われて、そういえばタロットカードの「塔(崩壊を意味する)」が別名で「神の家」とも言われてたなあ、と思い立ちまして。カードの象徴する「崩壊」を軸に、オカルト系と人怖系をミックスしながら書けば、どちらが好きな選者さんにもアピールできるのでは……とか考えました。

 ただ、締切までギリギリの状態で書いたので、うまくまとめられたかどうかは自信がないです……。



【事後ふりかえり】

 選評を見るかぎり、入選作で評価されたのは演出や描写の説得力のように見受けられました。

 また選外佳作の選外理由を見ていると、伏線の未回収や理由付けの不足など、論理面での不備を指摘されているものが多いように思われます。

 ホラーは生理的な恐怖に訴えかけるジャンルではありますが、生理的な反応を呼び起こす鍵は、意外と、論理的な構造にあるのかもしれません。


 そういう意味では、自分は純粋に経験値不足であると思います。

 ホラージャンルを読んだことも書いたことも圧倒的に少ないので、ホラーの構造にまったく明るくないんですよね。

 クトゥルフコンの時はもっぱらネタのインパクト頼りで、ホラーの構造については既存作の形を借りて体裁を保った感じだったので、ネタのインパクトがなくなるとどうにもなりませんね……。


 この先ホラーを書いていくには、ホラーの学習が必要不可欠なのだと思います。

 今後もこのジャンルに挑戦していきたいのか、そのための学習コストを払う意志はあるか……という部分を、少し考えてみる必要がありそうです。

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