2022/10 新潮社「第22回 女による女のためのR-18文学賞」

【詳細URL】

 https://www.shinchosha.co.jp/r18/guide.html


【応募作】

 露のかたち、霧のかたち(カクヨム未公開)


【事前作戦】

 過去の大賞作を3作ほど電書購入して読んだのですが、やはりR-18文学賞と銘打つだけあって、どれにも性的な要素は入ってました。

 とはいえエロ目的というわけではなく、主要登場人物の「女としてのありかた」の一要素として性行為も含まれる……という感じに、私には見えました。

 なのでおそらく「性的要素も含んだ『女性性』」がこの賞の肝なのだろうな……と推測しました。


 そんなわけで、メインの流れを「己の『女性としての身体』を忌避していた主人公が、最終的に『この身体も含めて自分』と肯定できるようになるまで」と設定しました。

 そこを、自分の得意なフィールド(今は伏せておきます)にががっと寄せた感じですね。

 最後のあたりにR-18的要素も入れました。ただし、ごくあっさりと。


 今回、おそろしく仕事の早い有償講評者さんにもお力添えいただき、初稿から大幅に内容をブラッシュアップしています。

 そのぶん費用もかかっているので、かけたお金が実を結べばいいなあと願っております。

(入賞しなくとも、とても勉強になったので無駄にはならないはずですけども!)



【事後ふりかえり】

 事前作戦でもおわかりかと思いますが、今回かなり力を入れていたので、一次落ちは正直痛かったですねー……


 お世話になった有償講評者さんに結果をお伝えしたところ「次はもっとR-18成分多めで挑戦してみましょうか」というコメントをいただいたのですが、現状よりR-18要素を増量するとなると、性愛や恋愛も含めた「社会一般で認識されている『女性性』」に寄っていく気がするのですよね。


 上記予想は合っているのかどうか。合っているとしたら、その方向性を自分が書きたいのかどうか。

 最終候補が確定次第、候補作は全文公開されるようなので、そちらに目を通して「こういうの自分で書きたい?」を再考してみようと思っています。

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