概要
指輪は買う予定だ。結婚式もしよう、って。
私は今までに7回転院。19回の入退院を人生で繰り返していた。それでも彼氏がいた。高級美容室の受付だったこともある。ちゃんと専門学校も出ていて。そこがそこそこ良いところの、成績優秀者だから。太田健斗は私に結婚する?と、面会がわりの電話でプロポーズしてくる。そこまでに至るには小笹との対話が無ければ、うん。辿り着かなかっただろう。退院後、私は全くの他人である小笹と同居しながら、健斗との結婚を進める。
全ては、同居相手、小笹に生きる意味を与えるために。
体だけつなげている、好きでもない太田健斗と結婚するのだ。だっていうのに、小笹は後ろの処女を失いかけていた。
ああ、神様、小笹の神様。仲間様。
全ては、すべての人を愛そうという姿勢を〈魅せる〉小笹のために、性欲が戻りますように。
全ては、同居相手、小笹に生きる意味を与えるために。
体だけつなげている、好きでもない太田健斗と結婚するのだ。だっていうのに、小笹は後ろの処女を失いかけていた。
ああ、神様、小笹の神様。仲間様。
全ては、すべての人を愛そうという姿勢を〈魅せる〉小笹のために、性欲が戻りますように。
いつも応援ありがとうございます。
これからも皆さんの作品も見守らせてください。