第17話 誰にでも忘却りたい過去がある

覚えているだろうか?


多くの人は乳児期に床を彷徨う綿埃わたぼこりを口に入れてしまった事があるはずなのである。


多くの人は窓などのガラスを舐め回してしまった事があるはずなのである。


知識が実るにつれて、思い出す度に不快さが増幅されていく。


忘れる才能に秀でた人間はさぞかし快適な人生を送れているのだろうか、将又はたまたナイモノ強請ネダりに貧しむ人生を過ごしているのであろうか。

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