第6話 存外に最も過酷だった仕事

多様な現場をこなしてきた自負のある私が、最も過酷だったと感じた仕事。


なんと、時給750円のパン屋のバイトである。


数年間の新聞配達や真夏炎天下の工場関係、真冬の山越えなど経験していた私は、

時給1,200円の早朝バイトに応募してみたのだが、生憎あいにくにも定員で夕方の時給850円のシフトに回され、試用という名目で自給750円となった。


気温70℃以上になる焼き窯周辺での作業

気温-30℃以下になる冷凍庫内での品出し作業


気温差100℃以上、たっぷり発汗した直後での相乗効果も素晴らしかった。


数ヶ月も経過すると視界が濁り、膝がわらい始めたので辞めた。

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