第9話 減量が困難な理由(仮)

小学校卒業時、身長約170cm、体重50kg以下という成長の途上にありがちな状態であった。


三十路に達する頃には体重だけが80kgを超えようとしていたので減量に挑戦する事にした。


若い頃の感覚ではランニングをすれば一時間で2~3kgは減る、水分補給をすれば戻るにしても数日で10kg減らすこと自体はさして困難ではない。


そんな侮りが幾何いくばくか巡っていた事は確かである。


急激な運動を始めた結果、気持ちが悪くなる。


まるでラーメン二郎を完食した直後のような、血中脂肪量が爆発的上昇をした感覚である。


成程なるほどこれが減量の難しさの理由か、確かにこれはつらい。


数ヶ月後、その誤診にって生死の境を彷徨う破目になる。

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