応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 取り敢えずは枕カバーだけ仮面の誕生を阻止出来ましたねw

    テオはもう休んで良いよ…www

  • まさかのパ◯ルダーオンwww
    モグラとトカゲで合体できんものか…w

    ラプシスさんの尊厳は護られた…www

  • ダンちゃん…、まだ戦いを諦めて無かったのか…www

    女王様は存分に泣いて良いw

  • ハナモゲラッ!www

    こういう処が大好きですw

  • おぉ~、番外話とはいえ皐月ちゃんおひさ~w
    だいぶ形が変わってきたかなぁ?
    再会の日は近いかもなぁ…

  • …ウラちゃん、泥臭くても勝ちは勝ち。
    うん、良くヤったよ…w

  • 今年もお疲れ様でした。
    来年の更新も楽しみにお待ちしています。
    良いお年を迎えられますよう。

  • 無自覚に渦中に飛び込むのがアイシャちゃんだもんなぁ…
    ラプシスさんにバレたのは痛い。

    ミドリちゃんの心労は止まらないなぁ…w

  • おぉっ、かなり佳境に入ってきましたねっ!
    傍観者達の視線が無くなるならば真打ちの登場ですよねっ!!
    熱い展開に期待が膨らみますねっ!

  • 第580話 予感への応援コメント

    シリアスなのに枕カバー仮面と女王様が…w

    …終わりが近いかな?

  • 第579話 強力な仲間への応援コメント

    メンヘラに使っちゃうと女王様とパティシエールはそのまんまですかねぇ…?w
    そのままならアイシャちゃんとワンチャンあるよっ!www

    そしてここでタロウ君(ちゃん?)ですか…
    とりあえず枕カバー仮面さんには落ち着いてもろてwww

  • 女王様の活躍が凄い裏でマイペースなアイシャちゃん…w
    メンヘラの面倒も見なきゃならないとは、忙しい事ですねぇwww

    現場のカオスっぷりが止まることを知らないwww

  • テオ女王様、覚醒っw
    鞭って扱い辛いけど意外と強いんですよね。
    音速を越えるスピードで迫ってくるとか、普通に避けられませんしねぇ…w

    …マルシャンさんはドMの民でしたか……w
    カップル成立してしまうのか?www

  • 第576話 7年物への応援コメント

    これで性別が戻ったりしたら、テオはヤバい事になりそうですよねぇw

    ルッツは条件を満たせそうだけど、満たしたら不味いんじゃあ…?

  • 第575話 ないものばかりへの応援コメント

    TSすると美女か幼女かって事、ありますよねぇ…w
    アイシャちゃんの誇り(お胸)には成長の余地が残されているのか…?

    …まぁ、パティシエは厳しそうかなぁwww

  • こんなにシリアスなのに、ラプシスさんは枕カバー仮面なんだよなぁ…
    最近は空気の役が上手いアイシャちゃんw

    タロウ君がタロウちゃんになってんのかな?

  • 第573話 空っぽの失せ人への応援コメント

    唐突なシリアス展開に風邪引いちゃうw
    枕カバー仮面とアイシャちゃんの方はどうなってんだろ?

  • 第572話 吹き出物への応援コメント

    透視能力は男思考過ぎるなぁw
    サスアイwww

    ラプシスさんは鑑定で何をしたかったのかな…?

    オカアサンを弾き飛ばした枕カバー仮面…w

  • 第571話 新鮮への応援コメント

    シリアスをぶち壊すアイシャちゃんのアイテムチョイスwww
    枕カバー仮面の爆誕ですねぇw

    貧乏なコンビニ強盗みたいなフォルムじゃあ話なんて入ってこないデスヨ?www

  • 第570話 捕まえられたのはへの応援コメント

    男の娘終了のお知らせ…w
    男子ズの女の子終了もお知らせwww

    凄いわちゃわちゃしたけど、どうなるかな?

  • 第569話 バッキバキへの応援コメント

    成る程、ミラちゃんの新しい相棒は元気イッパイなんですねぇ…www
    まぁアイシャちゃんは男子の生態にお詳しいので、ミラちゃんの心配は懸念でしか無いんですけどねぇw

    しかし最後の絵面よ…
    コブラツイストってまた意外と難しい技をチョイスしたなぁ…www

  • 第568話 1名様ごあんないへの応援コメント

    ハナちゃん一匹御案内~www
    あの混沌にどんな影響を与えてくれるカナ?www

  • 第567話 まだ足りないへの応援コメント

    お母様は男子ズの恥態を楽しまれたようですねぇw

    男子ズは女子ズに変わってさらにポンコツになりそうですよね…
    テオちゃんはどんな職業なのやら…w

    男子ズ改め女子ズの貞操は護られるのかっwww

  • カチュワからロリコンって呼ばれとるwクレール...名前がとうとうロリコンになってしまったか

  • まぁ本家でも墜落はお約束ですし、むしろここまで飛べたことを称賛するべきですかねぇ…w
    ルミちゃんがアレを解禁した処で壊れてしまってはどうしようも無いですから…

    女性の神秘に夢中な男子達に男性の神秘を知った女性達が合流する訳ですけど、ナニが起こっちゃいますかねぇwww

  • カオスな展開でお話が続いていますが、元に戻っても戻らなくても男子達は性癖壊れたまんまだろうなぁ…w

    ミラちゃんはもう手遅れだしねぇ…?www

    やはりこれがコンテストの限界かw

  • 第564話 空に憧れてへの応援コメント

    コンテスト…www
    記録達成前に飛行機が完成してそうですねぇw

    性別変換が何処まで影響を残すかが心配ですよねぇ…

  • ミラちゃんが初めてのモニョモニョで頭お花畑にっw
    男の娘ルートが開いてしまう…?www

    ただ、男供はさぁ…
    …思春期って怖っwww

  • アイシャちゃんの髪を切ってしまったことに対する謝罪も無ければ、髪を切られたことに対する報復や賠償的なものも要求しないというのは、この世界がそういうものだからという認識でいいのかな。まかり間違ったら首を切られていたかもしれないし、すごくぞっとしたので。異世界こわいよう。

    作者からの返信

    謝罪は切った時にチラリとだけ……笑

    切った張ったの環境で生きるお姉さんマケリと世紀末モヒカンからすればうっおしい長髪が短くなったところで大した問題とも捉えないんでしょうね。

    もちろん欲望に忠実なお姉さんマケリも、目標を誤って人の皮膚に突き立った瞬間に手を引くくらいの技量はあるので……髪の毛は案外わざとなのかも⁉︎

  • 女たらしになっちゃってるのウケるー。
    わりと序盤から百合百合しい感じでしたし、なんというかラノベ主人公みたいでしたもんね。
    アイシャちゃんの平穏の為にもステータスや強さは隠し通してほしいと思うけど、いつかバレちゃうのかなあ。バレちゃったりバラされちゃったりで、最後まで隠し通せたラノベ主人公っていないですもんね。物語的にはそうした方がいいのはわかるけど、討伐とか戦争とかは専門家に任せて、アイシャちゃんにはずっとお昼寝しててほしいなあ。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

    この世界って人間たちとほか魔族が住んでいる割に絶えず戦争が行われていたり、明確な使命とか強大な敵親玉とかがいるわけじゃないんですよね、今のところ。

    むしろ自国の領土内での自給自足というか生存のための戦いなんかがメインな割と平和な世界と言えるのかと。そのなかでいかに楽して生きていくかがアイシャの当面の目的なんですよ。

    これまで特別な英雄的チート持ちがいなくてもやってこれた国ですから、アイシャが頑張らなくても、今は描写がないけれど強い大人たちに任せていて大丈夫なのかもですね。

    もっとも──降って湧いたような災難が訪れたらどうなるかは別ですが!


  • 編集済

    知力Eは偽装だったはずなのにアホのこだぁ

    作者からの返信

    アイシャがアホの子を卒業したあかつきにはこの物語が終わるかもです!

  • 第138話 現れる闇への応援コメント

    親戚のおじいちゃんくらいの距離感になってきた親マンティコア

    作者からの返信

    『なんなら本当に我の娘になってみるか?』
    「いや無理だしイヤだよ」
    『我ら亜神は己が魔力を用いて跡継ぎを生み出すことも出来る。お主に直接魔力を注いで進化させることも容易いであろうな』
    「亜神なんてなってもいいことないでしょ」
    『そうともいえぬぞ。我らの威光に恐れをなして敵などは滅多と現れぬし、なによりお昼寝し放題である』
    「その話くわしく。どうやったらなれるの?」
    『さっきも言った通りでな、魔力を注いでやれば』
    「んー、そんか簡単ならアリなのかも?」
    『そうそう。急激に付加すれば風船のように弾けるリスクもあるが──』
    「全部終わるじゃないの! そんなのは却下よ」

  • 戦闘終了後になに食わぬ顔で戻ってきて「どこ行ってたんだよ」とか聞かれるウルトラ主人公的なあれ(アイシャは仮面で等身大なヒーローだけど)

    作者からの返信

    今のところサヤちゃんたちよりは突出した能力を持つアイシャですけど、それでもやはり目標は寝て過ごすような人生。そんな超絶プレイはまだまだ……

  • (正常)という言い方は現状のサヤちゃんが異常みたいでちょっとどうかと

    作者からの返信

    ええ⁉︎

  • フレンドリーファイア!締まらない…

    作者からの返信

    「誰⁉︎ アイシャちゃんを酷い目に合わせたのは⁉︎」
    「う……私……です」
    「あんなことして万が一アイシャちゃんが燃えちゃったらどうしてくれるんですか!」
    「そ、その時は全力で消火するわよ!」
    「消火って──」
    「もちろん水の魔術も得意だから」
    「そしたらもうお着替えするしかないよね!」
    「え、まあ濡れた服を乾かすのに炙るっていうのもあるけれど」
    「それだとローストアイシャちゃんになっちゃうから却下です! だからアイシャちゃんを脱がすのは私が……」

  • 第82話 種族間の架け橋への応援コメント

    汚い架け橋だ…

    作者からの返信

    「それにしても……フェルパちゃんは無防備すぎるよ」
    「えー、なんのこと?」
    「ほらファスナーがもー……」
    「ん……アイシャちゃんに直してほしいな」
    「まったく、仕方ないねぇ」
    「あ、手じゃなくって」
    「え?」
    「口でしてくれると……嬉しいかな」
    「……え?」
    「くくくっ、口でですとおおっ⁉︎」
    「果てろ、ロリコンエルフ」
    「ぐっはああああ」

  • カーズくん、思った以上にゴアでホラーだった!

    作者からの返信

    そのうち意思を持って立ち上がるときがくるかも⁉︎

  • 第28話 2人の遅い朝食への応援コメント

    匂いを更新してのパジャマ交換がお泊まり会のお約束に…ニヨニヨ

    作者からの返信

    「私が2日着たらそれはもう私の匂いでアイシャちゃんの匂いじゃないの」
    「だから朝から私をお越しに来て身ぐるみはがした、と?」
    「仕方ないでしょ。そうじゃないと私……」
    「はいはい。じゃあ交換して──サヤちゃんのパジャマは?」
    「前のはそのまま保管して20年後くらい寝かせたころに味わうの」
    「ワインかよ」

  • 寝間着作成…地味に有用な技能が増えつつある

    作者からの返信

    「将来的には寝具屋さんでも開けば安泰かも」
    「む、それを売りに出すのか?」
    「男用は予定にないけど」
    「きつね以外にも作れるのか? 例えばそう、あの勇ましい虎とか」
    「さあ……作ったことないからなんとも。どのみちあんたに売るなんてことはないから」
    「む……アルスには売るのか?」
    「あのガキんちょにも、そのアニキにも売らないよ」
    「──ここはひとまずお互いの因縁を忘れてだな」
    (弟がダメなら兄もダメなんだなあ)

  • 野生の豚、イノシシではないのかな?

    作者からの返信

    「なにしてるのアイシャちゃん」
    「あれサヤちゃん? 街の外に出てきて平気なの?」
    「それはこっちのセリフだよ。私はお父さんと散歩に来てるからいいけど、アイシャちゃんはひとり?」
    「えーっと……まあ、そんなとこ?」
    「そんな危険なことだめだよ。ちょっとお父さん呼んでくるね」
    「ま、待ってサヤちゃん。私が今日ここにいるのは……そうっ、お母さんのおつかいなんだ」
    「おつかいって、その焚き火がそう?」
    「そうそう。この辺でこのお肉を焼くのがおつかい」
    「へえ。立派な豚さんだね」
    「落ちてた」
    「豚は落ちてたりしないと思うけど……でもパイトンさんのところの牧場から逃げ出した豚を見つけたら仕留めて食べていいって話は聞いてるね」
    「あそこの豚カツおいしいよね」
    「牧場ちょくえい? らしいからね」
    「でもそうなんだ……逃げ出した豚は、野生化したら食べていいんだ……じゅるり」
    「ちょっとアイシャちゃん汚い」
    「お、焼けたみたいだよ」
    「じゃあ私はロースのところちょうだいね。みんなには黙っててあげるから」
    「だからこれはお母さんのおつかいで──」
    「もちろんアイシャちゃんのお母さんにも黙っててあげるね」
    「……はい、どうぞ」
    「ありがとうっ!」

  • 第152話 挫折の越え方への応援コメント

    ふ、腹筋がこんなにえっちな行為だったなんて…!

    作者からの返信

    「も、もう限界……」
    「だめだよマイムちゃんっ! あと一回、さあ出来るはず!」
    「ひっ、ひっ、ふっううう、無理ぃ」
    「まだいけるよ! ほら手を貸してあげるから」
    「そんな、あたしの背中に手を回してアイシャちゃんはなにを」
    「さいごっ、頑張って、ほら、出来た!」
    「うん。あたしも出来るんだって思えた。アイシャちゃんに抱きしめられるためなら限界を超えられる」
    「あ、これは別にそういう意味じゃなくって」
    「だめ。もう少し抱きしめていて。ご褒美がないと続けられない」
    「んもー……仕方ないなあ」

  • 第562話 活火山の躍動への応援コメント

    そ」よりもこれは
       ↓
    それよりもこれは
    でしょうか。

    ミラちゃんの一人で出来るもん…w
    まさかそちらも経験してしまうとは…www

    性格的にこちらが初めてになっちゃったのかな?w

  • 第561話 懐の密林への応援コメント

    そっかぁ…、バックダンサーだったかぁw
    ダンディズムが無かったら、ルミちゃんは貞操の危機だったかもねぇ…

    …胸毛モジャモジャミドリちゃんwww

  • 第560話 非人道的な粉への応援コメント

    まさかアレが再登場するとは…w
    精神も味覚も、おそらくお腹も破壊されたマルシャンさんは御愁傷様としか…

    ミドリちゃん達は生えたり無くなったりしてないのかなぁ?www

  • 第559話 おおよそDへの応援コメント

    思春期男子の確認作業が始まっちゃうのかなぁ…w

    性癖壊れないと良いけど…www

    作者からの返信

    「どうしてそんなどうでもいいことする生き物がいるのよ」
    『ん? いま君の喋り方というか言語は“きゅー”だけじゃなかったのかい?』
    「ここでなら私の姿も自由でしょ?」
    『なら僕も自由だね』
    「……なにかしてるにしても相変わらず真っ黒なんだから分からないよ?」
    『皐月ちゃんもいまひとつ僕を信じてくれてないってことだろうね』
    「信じるもなにも、神様に近しい存在でしょ?」
    『答えは……ヒミツ』
    「あとがきボイコットしようかな」
    『そんな淋しいことを言わないでくれよ』
    「で、どうなの。あの妖精たちを作った立場としては?」
    『僕のことを過大評価してくれてありがとう。だけれど、生命の創造は管轄外なんだよね。もっとうえのひとのお仕事さ』
    「じゃああなたの仕事って?」
    『うーん、大家さんみたいなところかな』
    「大家さん? アパートとかの?」
    『規模で言えばタワマンくらいはあると思いたいね。オートロックつき、コンシェルジュつきだよ』
    「こんな真っ黒なコンシェルジュはいやだ」
    『君の質問だけど、生命がそこにあるのに理由なんてないさ。創造主は生命の種を蒔いて芽吹くままに眺めていただけだから』
    「ずいぶんとそれは……怠慢よね」
    『働きたくないんだろうね。だから僕たちみたいなのも創造して管理させている』
    「それなのにいいの? この世界で、アイシャちゃんや私にかかずらわっていて」
    『趣味、とは言わないけれど、ある程度の自由も与えられているからね。君たちが新しい生を終えるその時まで……そんな刹那の時間の観察くらい問題ないさ』
    「ふぅん。だからその変なフリップを自作してるわけ?」
    『変なとはなんだよ。これはね──おおっと危ない。まだもう少し秘密のお話さ』

  • 第558話 与えられしものへの応援コメント

    やはり性別を変えられてるみたいですねぇ...w
    永久に効果が残るならアイシャちゃん達との仲良し(意味深)の可能性があるよっ!!www

    …ミラちゃんは生えちゃってるんだろうけどw

    作者からの返信

    「ねえ、ミドリちゃん!」
    「な、なによルミちゃん」
    「こののところお楽しみが少ないとは思わない⁉︎」
    「お楽しみって……」
    「前はこう……まともな回を探すほうが難しい物語だった気がするのよ!」
    「それは、そうかもだけど。一応アイシャちゃんたちメインどころが子どもの時代を終えたからっていうケジメなんじゃないの?」
    「コンプライアンスに怯えてるのかも!」
    「……大丈夫なはずよ。きっと大丈夫」
    「だからさ、私が安心させてあげようってお話なのよ」
    「安心って、自分で書いててなにを安心するのよ」
    「そういうメタなこと言わない!」
    「出鼻からメタメタなのにどういうこと……」
    「というわけでお邪魔しまーす」
    「ちょっ、どこに入って……ああーっ!」
    「ここか? ここがええんか? んー?」
    「だっ、だめ! そんなとこ!」
    「ほほう……ミドリちゃんの森も立派で……この先にあるのはなんでしょうね?」
    「やめて? この回のあとだと私にも──」
    「……」
    「え、まさか、ちがうよね? ね?」

  • もしやミラちゃん、性別を変えられた…?
    まさかの男の娘への転職?www

    タロウ君が余裕で入れる処を見るに、お胸は確実に無くなっているし…

    作者からの返信

    「こうして……こう」
    「マイムちゃん何してるの?」
    「イメトレ」
    「イメトレって……地面に突き刺したその細い枝を何に見立てて?」
    「そう。ナニに見立てて」
    「みたところ15cmくらいの棒だけど」
    「フェルパちゃんもする?」
    「なにを?」
    「ナニをなにする練習」
    「よく分からないけれど、それは魔術士のマイムちゃんや裁縫士のわたしみたいなひとがナイフ片手に練習すること?」
    「うん。いざという時に刈り取るため」
    「農作業かな?」
    「むしろ医療」
    「それって医術士の技能が必要なの?」
    「あれは高価すぎる。だからあたしたちはチカラでもぎ取る」
    「も、もぎ取るの?」
    「そう。あたしの仇敵……」
    「親の仇みたいな?」
    「あたしの両親も妹もちゃんと生きてる」
    「じゃあ誰の?」
    「……かつて非業の死を遂げた全ての女性たちの仇」
    「なにそれスケールでっかぁ」
    「そして、今を生きる女の子たちを襲う魔の手から」
    「そっ、それは大事な訓練だね!」
    「だから、こうっ」
    「すごいっ! マイムちゃんのナイフで木の枝が真っ二つ!」
    「いつでもかかってきなさい」
    「誰に言ってるの?」
    「例えばもし、フェルパちゃんにもついていたなら──」
    「え、なにが。なにがついてたら?」
    「ナニがついてたら、あたしが介錯してあげるから」
    「そういう練習なのっ⁉︎ ナニか知らないけどわたしは大丈夫だよ⁉︎」
    「あたしも信じてる。でも人生に絶対はないから、もしある日にょっきり生えてきたなら……覚悟してよね」
    「はわわわわわ」

  • 第556話 その視線は腰にへの応援コメント

    最後のはらうは祓うって事でしょうかね?

    サクッと方法だけ渡されて閉め出されるアイシャちゃん…www

    …しかしこの母娘はホントさぁw

    作者からの返信

    『お節介もするんだねぇ』
    「まあの。あの子にはおつかいも頼んであることじゃからの」
    『けど見てみたくはない? もう女の子になったあの子にさ……』
    「妾はお主のような趣味を持ってはおらんからの。おなごはおなごのままで愛でるものであろう」
    『理に干渉するオユン。アレの手がここに及ぶのは確かに困るから早々に追い出したのは正解だよ』
    「お主もとんとここに現れなくなったからの。直接にこの世界をいじられては妾のチカラでは抗うこともできぬからの」
    『とはいえあの子たちはこれから何を見ることになるのか。楽しみだよね』
    「──まさかお主の差し金ではあるまいの?」
    『そんなことすると思う?』
    「お主は自ら手を下しはせぬが、遠回しにかき回すクセがあるからの」
    『まあ、変化を求めているのは確かだね』
    「だからアレを放置しておると。アレも変化を求めて進化した存在じゃからの」
    『そうだね。昨年のシャハルで起きたことも、今起こり続けている異変も、今回で大方の結末を見るだろうね』
    「前に言っておった風通しをよくするためと言うやつかの」
    『うん。“彼ら”がいるからこそ平穏が保たれている反面、いつまでもくすぶっているのがこの世界なら──いっそゼロベースにしてしまうつもりでやるのがいいのかもね』
    「仕組みが間違っておった、と?」
    『そうは言わないけれど……オユンに限らず退屈を持て余している奴らがいるってことさ』
    「ないものねだり、いや……ただのワガママではないかの」
    『限られたパイを独占してきた者たちが手放そうって言うんだ。それを支持するのもまた、僕の役目さ』
    「その結果、戦火が広がっても、かえ?」
    『そうはならないかも知れないだろ? 精霊界の女王……君も知っての通り、あの子は──』

  • アイシャとルミを吊れて
        ↓
    アイシャとルミを連れて
    でしょうか。

    まさかのルミちゃんミサイルw
    色々出ちゃったんですねぇ…www

    …ミドリちゃん、そういうとこやぞw

    作者からの返信

    とんでもない誤変換してましたね、いつもありがとうございます!

    「そういえば貴方は面識があるのよね」
    「誰と?」
    「冒険者ギルドの……いえ、その下部組織……?」
    「ああ、お昼寝ギルドの。姉さんも少しは気になる?」
    「気になるというか、今度そのお昼寝ギルドのギルド長さんの仕事に同行することになったわ」
    「姉さんが? ずいぶんと珍しい話だね。もう内勤しかしないものだと思ってたよ」
    「わたくしもそのつもりだったんだけど、昇進の話が出てるらしくて、そのために必要と言われれば仕方ないわ」
    「姉さんももう29歳だもんね。そろそろ商業ギルド長の右腕くらい?」
    「馬鹿を言わないで。ネシティも分かってるでしょうけど、頻繁に命を落としたりやむを得ない事情で引退する人が多い戦闘職とは違って、わたくしたちは高齢まで現役でやれるのよ。まだまだ先は長いものよ」
    「髪の毛が真っ白になるころに一人前とか言ってたりするよね」
    「自分たちで稼ぐことが少ないからどうしても収入は低いまま長生きするんだもの。腰が曲がる手前までだって現役でいなくちゃならない先人たちの妄言よ」
    「僕のように直接仕入れたりして利益を確保すれば早々に余生を過ごすだけの蓄えを稼げるかもしれないのに」
    「いやよ。お金を、スキルポイントを稼ごうと思って動けば大体危険な目にもあう確率も上がってくるじゃないの。このあいだだって貴方は竜に襲われて死んでたかもしれないのに」
    「そこにあるスリルも存外馬鹿に出来るものじゃないかも」
    「いーや、いやよ。それで得た収入いくらだったかしら? 残業水増しした程度の金額で命賭けてたまりますか」
    「まあ、もうひとつの卵を持ち帰れなかったのは痛恨の極みだったけど──死ぬかと思ったのは確かかな」
    「ほらみなさい。もー、行きたくなあいぃぃ」
    「子どもみたいに床で駄々こねるのやめてください。まったく、職場では凛とした才女みたいな扱いなのに家ではこれってどれだけの人が知ってることか」
    「いいじゃないの、家でくらいのびのびさせなさいよ」
    「はあ……いっそそのキャラで行けばお昼寝ギルドのアイシャさんとも親和性高そうなのに」
    「え、わたくし今あの遅刻当たり前、職場は寝るところ、始末書の書き方だけ上達してると噂の子と同レベルなの?」
    「それどころか、あの子は竜に追いかけ回されてる中でも平気な顔してましたから、姉さんのほうが下かもしれない」
    「……わたくしは仕事の結果で示す女だから」
    「はいはい。でもほんと、不思議な子でしたよアイシャさんは」
    「不思議って?」
    「いや、全体的にすでにそうなんだけど、今思えばなんで平気だったのかなって」
    「戦闘職は危機感や恐怖に対しての耐性があるから危険な戦いに立ち向かっていけるって仮説よね」
    「厳密には戦闘職の適性持ちには、だけどね。だから非戦闘職らしいアイシャさんのお昼寝士適性でああも涼しい顔してたのが不思議だなって」
    「単純に頭のネジが馬鹿になってるんじゃないの?」
    「で、姉さんはそのネジ馬鹿の何を知りたいわけ?」
    「なんでもよ。でも強いて言うならその生存の秘訣かしら」
    「死にたくない気持ちがすっごい伝わってくるね」
    「死ぬことになるならお昼寝ギルド長のあとに死ぬわ。死にたくないけれど」
    「機会があれば聞いておくよ。そうそう、最悪あの子のアイテムボックスの中に入るって手もあるんだけど」
    「そんなことが出来るアイテムボックスなんて聞いたことないわよ」
    「まあ僕も半信半疑ではあるけれど、なんでも命が宿ってなければ人間も収まるらしいよ」
    「……死んでるじゃないの」
    「だから最悪の場合はあの子のそばにいれば遺体だけは割と確実に回収されるよ──てててててっ、脇腹をつまむのやめてえぇ」
    「もうっ、知らないんだから。わたくしは誰を盾にしてでも無事で帰ってくるわよっ!」

  • うぉっ?、最後に何やら不穏な気配…

    お母さんはヤりたい放題だし、アイ×ミラはてぇてぇし、ミドリちゃんの胃袋は大丈夫そう?www

    作者からの返信

    「あ、あの、また今回もぼくを誘ってくれたのは嬉しいんですけど、その、大丈夫なんでしょうか?」
    「大丈夫って?」
    「ほらママ。ミラちゃんはサヤちゃんに気を遣ってるんだよ」
    「あ、いや、気を遣ってるっていうか……(あとが怖いだけなんだけど)」
    「あーね。それならちょっと思いついたことがあるんだけど」
    「思いついたこと、ですか?」
    「そ。百聞は一見にしかずってね」
    「それは……綺麗な石ですね?」
    「でしょ」
    「石って……ママが水鉄砲と火鉄砲用に魔術を封じ込めた魔石と同じものじゃない」
    「魔術を……魔石で……え?」
    「まあそれはエルフたちのところでいつの間にか身についてたっていうか」
    「魔族の、え?」
    「要は人間族が苦手な魔石へのエンチャントが出来るようになっちゃったのよね」
    「それ、本編で説明してます?」
    「それとなく匂わせてるからセーフ」
    「でもでもそんなことが出来るって周りに知られたらアイシャちゃんは──」
    「だからね……」
    「ぼ、ぼくとふたりきりの秘密……っ」
    (ママもワンパターンだけど、ミラちゃんもフェルパちゃんと同じでチョロいなあー)
    「でさ、試したいことがあってね」
    「はい……え、はい……はい……?」


    「また私を除け者にして行くの?」
    「えーっと……まあ、仕事だからさ」
    「それもまたミラちゃんと」
    「あのっ、本当にその……ごめんなさい」
    「──まあミラちゃんとももう友だちだし別にそれはいいんだけど、やっぱりアイシャちゃんと会えないのは寂しいかなあって」
    「私もサヤちゃんと会えないのは寂しいよ。だからさこれ──」
    「なにこれ。綺麗な石のついた……台座?」
    「ここにさ、魔力を込めてみて」
    「こう?」
    「そそ、もっともっと」
    「ええー、あんまりやると空っぽになっちゃう」
    「いいからいいから。ほら見て」
    「え、うわあぁ……アイシャちゃんだあ」
    「そうなんだ。で、私が持ってるのが……ほら、こっちはサヤちゃん」
    「ええっ、どうなってるの⁉︎」
    「みんなには秘密なんだけど、これにはミラちゃんの幻術が込められていて、魔力を注げばいつでも私に会えるんだよ」
    「ふわぁ……これを私に?」
    「そう。ミラちゃんの協力のおかげで出来たんだよ」
    「アイシャちゃん、ミラちゃんありがとう」
    「さんにんだけの秘密だよ。誰にも言わないでね」
    「うん。でもやっぱり触ることは出来ないんだね」
    「そこはほら、たくさん魔力を注げば実体に近づいて──」
    「ちょっとマイムちゃん呼んでくるねっ!」
    「あ……」
    「あの、アイシャちゃん……早速秘密が……」
    「……チーム“ララバイ”の秘密、にしとこう、うん」
    (余計なサービス精神はママのいいところなのか墓穴の原因なのか)

  • 第553話 そのお味はへの応援コメント

    美味しいんかな?
    癖が強そうだけど…

    お母様は自由だなぁ...w

    ミドリちゃんは胃痛待った無しですねぇ...www

    作者からの返信

    「徹甲鳥の肉はなかなかに美味しかったですねえ」
    「ラプシスさんはあれを食べたんだ」
    「他人のお残しを頂くというのも躊躇われましたが、口にしたことはなかったものですのでつい」
    「私も鳥なら魔物のやつが1番好きだよ。アデルのやつも喜んでたしね」
    「アイシャさんは他にも魔物肉を?」
    「うーん……まあ、たまに?」
    「欲がないのですね」
    「欲? むしろ食欲に負けてる気もするけど」
    「もちろんここで言うのはスキルポイントの話ですよ。わたくしも散々魔物は狩りましたが、それでもたまに気が向いたとき以外は全て捧げてますから」
    「それならそんなに変わらないんじゃ──」
    「現役で働いている時間が違いますよ」
    「たしかに。ちなみにいちばん美味しかったお肉は?」
    「そうですね……魔物化した豚でしょうか」
    「豚肉派かー」
    「全身をきのこに寄生されていたので鍋の具材を集める手間が省けて良かったですよ」
    「なにそれグロ」
    「見た目はよろしくないですが案外馬鹿に出来ないもので、豚に寄生したキノコたちが空気中の魔素を取り込んで豚の生命力を充実させつつ、血肉を自らの栄養に変えるらしい種類で、ある人から『出会って仕留めたなら捧げるよりも食べたほうが良い』なんて聞かされていたものですから」
    「そんなに美味しいってこと?」
    「明言はしてなかったですけど、間違いなく美味しいお肉でしたね」
    「んー、じゃあさ」
    「今度はアイシャさんのことを聞かせてくださいな」
    「ん。私の食べた中の1番?」
    「いえ、それだと面白くないので、食いしん坊アイシャさんが食べて美味しくなかった、或いは食べれなかったものとか」
    「まずい、食べれない……あっ、あのサカナマンかな」
    「サカナマン?」
    「話せば長くなるから省略するけど、二足歩行する頭が魚の魔物」
    「それは……是非とも感想を聞きたいものです」
    「いやいやー、さすがに食べようとは思えなかったよ。なんだか人間に似てるし」
    「あら異世界ものなんてみんな“オーク”を豚肉扱いして食べてるじゃないですか」
    「本編の外だとメタ会話しなきゃいけないルールでもあるの? まあ、豚とはいえ二足歩行してるやつを食肉に見立てるって割と異常に思えるよね」
    「ふふ。そういえば私、小鬼もいちど……」
    「えっ、あいつらこそ緑色の欠食児童みたいなやつじゃん!」
    「ええ……私も己の倫理観と好奇心を天秤にかけてみてどうするかと悩んだのですが……」
    「その天秤は修理に出したほうがいいよ」
    「それはともかく、味の感想聞きたくないですか?」
    「いや、ちょっと遠慮しとこうかなー」
    「そういわずに、まずはどこから食べたかを話しましょうか、それとも調理方法か……あ、締め方を──」
    「助けて、助けてだれかああああ」

    編集済
  • 第552話 不安材料を乗せてへの応援コメント

    メンバーがワチャワチャしてますねぇ…w

    百合に挟まる男に慈悲は無い…
    ラッキースケベなんてオジサンは赦しませんよ?www

    …ミドリちゃんには春が来ても祝福出来そうだけどねw

    作者からの返信

    「魔族とは常に冷戦状態にある人間族だが、春前にあったシャハルでの一件は結果的に俺たちに有利に働いたと言えるだろうな」
    「それは亜神様がまるで人間族の肩を持ったかのように見えたからってことですかい?」
    「それもあるがベイル、お前と剣神様で甲獣族が魔王と称した相手と渡り合えたことが大きい」
    「はあ……」
    「魔族たちの間で噂が広まるのは実に速い。今ごろはこの領土を囲う連中に知らないヤツもいないほどに伝わったことだろう」
    「局長はそれで人間族が魔族の脅威から解放されるとお思いで?」
    「馬鹿なことを聞く……そんなことは期待していないが、現状が良くならないとも限らない」
    「それはつまり?」
    「全てじゃなくていい。どこかひとつだって構わない。魔族のうちいくらかとでも手を結ぶことが出来れば」
    「ショブージたちエルフもいれば、ビエールカの栗鼠人たちもいますぜ」
    「彼らとは友好関係が築けているとは思うが、それは向こうが窮していたところに我々が手を差し伸べたからだ。大事なのはシャハルの一件から風向きが変わったかどうか、だ」
    「エルフは嬢ちゃん、栗鼠人は謎の雪人族の姉ちゃんだったか……」
    「どちらにもあのちんちくりんの存在があったな」
    「局長、なにを考えてやす?」
    「分かっている。あいつは戦闘要員じゃあない。だが非常識で先の読めない振る舞いは俺たちには無理だ」
    「非常識ってのは普通失礼でしかねえんですけどね」
    「北のあそこもそうだが、東の……いや、今ドワーフとの交渉を……」
    「長年かけてまとめてきたドワーフのとこに嬢ちゃんをですかい?」
    「あいつなら面倒なやつの懐に入り込むことも出来るだろう。現に拗らせじじいの剣神にもとりいっていたんだから」
    「けどドワーフのとこはよほどの用事でもない限りは王都の管理課から訪問許可も降りないでしょう」
    「問題はそこだ。いっそ国宝級の武具でもかち割れば……」
    「滅多なことを考えないでくだせえ。聞いちまった俺が困りまさあ」
    「そうだな……あまり事をせいても──」
    「ん、ドロフォノスが帰って来たようですね」
    「そうだな。剣神様の無事は先にしらされていたが、あとは報告を受けてやっと次の街に行けるな」
    「予定日数を過ぎてますからねえ。俺は馬車の手配をしてきまさあ」
    「ああ頼む。さて、ドロフォノス……剣神様とアデルの件、見知ったことを聞かせてくれるか」

  • 第551話 親同伴への応援コメント

    トラブルメイカー…w
    これだから愉快犯はぁ…www

    しかし、ナイスバディの着ぐるみはかなりセンシティブなのでは?
    滅茶苦茶映像で見たい…っwww

    ルミちゃんの初恋の行方も気になるよなぁw

    作者からの返信

    「なんだかんだママの作る着ぐるみパジャマって薄手だからある程度出ちゃうんだよね」
    「ボディラインが?」
    「そー。私みたいな超絶美少女精霊なんてほら」
    「確かに、胸をそらせるだけでくっきりと」
    「ミドリちゃんもやってみて」
    「こ、こう?」
    「ひゃっほーい!」
    「ちょ、胸で滑り台しないで」
    「すごく良く滑った」
    「それはパジャマの性能でしょ」
    「ミドリちゃんの性能とも言えるよね。ママの場合どんなに反っても絶壁なんだから」
    「それはそれで……」
    「だからこの着ぐるみパジャマって、凹凸を気にしないママみたいな体型の人向けなんだよね、本来は」
    「子ども用ってこと?」
    「片膝に手を置いてお尻を突き出してみて?」
    「こ、こうかな?」
    「ひゃっほーおっ!」
    「ちょ、背中で滑り台!」
    「お尻の丸みで跳ね上がるのもよき」
    「よきって」
    「ママならそのまま落ちてしまうものね」
    「前屈みになったときのパジャマのたるみもいいよね」
    「そこが分かるとは、ミドリちゃんもなかなか……」
    「や、あの、べつに、その」
    「じゃあこのまま体操しよっか」
    「えぇ、どういう振り」
    「まあまあ、同じ揺れる着ぐるみパジャマ同盟だし、ここはどっちがより多く揺れるか勝負よ」
    「なによその勝負は。でもまあたまには……あ、アイシャちゃん──行っちゃった、どうしたんだろ」
    「なんかママのあんな哀しげな表情ひさびさに見た気がする」
    「ええっ、呼び止めてこないと!」
    「ダメよっ! そんな残酷なこと、もうこれ以上……」
    「ルミちゃんて、割とアイシャちゃんで遊ぶの好きよね」
    「……てへっ?」

  • うわぁ…、ルミちゃんの初恋はおじいでしたか…w
    …今のおじいとロマンスする?www

    ミドリちゃんとの二人旅、何も起きない訳も無く…w

    アイシャちゃん、ドワーフっ娘をゲット出来るかもなぁwww

    作者からの返信

    「あの時は燃えましたね」
    「そのせいで娘の私が苦労してるんだけど?」
    「剣神がドワーフたちの武器をどうしても手にしてみたいって言うものですから。あの当時はまだ剣神じゃなくて、ただのトマスだったわけですけど」
    「そんな昔だったんだ」
    「ええ。その頃はまだ目も見えてましたしね」
    「じゃあまだ魔剣も手に入れてない時期の話なんだね」
    「そうね……ちょうどトマスがダンジョン探索に明け暮れていたときですよ」
    「ダンジョンの秘宝こそが人間族が栄えるための唯一だって盛り上がっていた時代よね」
    「あら、今もその考えはありますよ?」
    「一時期よりは減ったでしょ?」
    「ええ。あまりにも犠牲が多すぎたものですから」
    「剣神様のお歳まで生きてるのは奇跡よね」
    「そうねー、ダンジョンで先頭きっておきながら毎回生き延びていたんだもの」
    「それって逃げ足が速いって話?」
    「それもあるけど、大抵のグループは1番の実力者が『俺が食い止めるから早く逃げろ』ってなって帰らないパターンが多いじゃないですか」
    「ええ、つまり剣神様はみんなを見捨てて一目散に?」
    「まさか。逃げるときもいちばん後ろで魔物と戦いながら逃げていましたよ。死んでいくのはそんななかで無謀なチャレンジをしてた人たちばかりでしたね」
    「じゃあ、そうやってみんなをかばっているうちに、目を……?」
    「ああそれはまた別の話で」
    「そうなんだ。なんにしろお母さんは今回は大人しくしててよね」
    「ええ」
    「本当にね?」
    「分かってますよ。けれど娘のあなたが困ってたらきっと助けますから」
    「ふふ、その気持ちだけで嬉しい」
    「では準備を……」
    「気持ちだけで嬉しいからね⁉︎」

  • つまり、おじいは現役のままって事ですよねぇ…w
    元気なじいさんだよなぁwww

    ミラちゃんは馴染めるかな?
    …ラスボス(サヤちゃん)が側に居るしなぁ…www

    作者からの返信

    「ねえねえ、ミラちゃーん。こっち向いてー」
    「……ちらっ」
    「きゃーっ、かわいいーっ!」
    「はわわ」
    「ミラちゃんも一緒に仕事しよ?」
    「ぼ、ぼくは……」
    「わかってる、わかってる。精霊術士じゃないってんでしょ?」
    「あの、その……」
    「じゃあさ、その幻術ってのでノームをつくってみてよ」
    「精霊の……?」
    「そそ、ほらこんな姿してるんだよー」
    「なんだかおっきなミミズ、ですね」
    「あ、ノームが怒った」
    「ひええっ、ごめんなさい!」
    「うそうそ。このノームたちは地龍様の眷属で、地龍様に似た細長い体に生まれさせてくれたことを誇りに思ってるんだって」
    「細長い、ですか」
    「尻尾のあたりが光ってるのも可愛くない?」
    「んー、そういわれてみれば」
    「ねー」
    「でも、細長くて龍っぽいのが良かったら、蛇とかあるんじゃ……」
    「あはは、うちらも思った」
    「そーなんですね」
    「それで聞いたら地龍様にあまりにも似すぎた姿は畏れ多いって言われた」
    「色々あるんですね」
    「だねー。ん、なになに……なるほど」
    「どうしたんですか?」
    「んー、それでも憧れはあるから、幻術だけでも地龍様っぽい姿で作ってくれれば嬉しいっておねだりされた」
    「んええっ、実際にはないものを?」
    「だよねー、ミラちゃんでもさすがに──」
    「……やってみます」
    「え?」
    「実際にはないもの、前にもつくれたので!」
    「そうなの? てっきりあるものしか真似れないのかと」
    「前に、シャハルの守り神を幻術で作ったことがあるので!」
    「シャハルの守り神? なにそれ」
    「え、しらないんですか?」
    「ん、知らない」
    「頭に三本のツノと二本の尾羽を生やした鬼っていう……」
    「あー、それはあれね。冒険者ギルドの──」
    「??」
    「いや、やっぱりなんもない」
    「え?」

  • 第548話 気まぐれの捕食者への応援コメント

    この流れでドラちゃんモグモグされちゃったんだぁ…

    アデルもお狐様達の仲間入り…?

    …皐月ちゃんはちゃんと食べてんのかなぁ…?

    作者からの返信

    「きゅー!」
    「これまためんこい魔物ずらね」
    「きゅきゅーっ!」
    「なになに、金髪で赤くて薄くてぺったんこの女の子を捜しているずらと?」
    「きゅっ、きゅきゅっ!」
    「んー? その子がおめさんの子どもずら?」
    「きゅー」
    「そんなわけないずら。おめさんみたいな真っ白ふわふわな虫の魔物からどうしてあんな子どもが生まれるずら」
    「きゅきゅきゅ」
    「話せば長くなる? いいずらよ、おらたちに全部話していくといいずら」
    「きゅきゅきゅーっ⁉︎」
    「そんな時間はないって? おめさん、行く宛てもないのに彷徨うよりはおらから話を引き出したほうがいいんじゃないずらか?」
    「きゅーきゅきゅー」
    「分かったらいいずらよ。ほんじゃらば、宴の準備にかかるずらかね」

    「たかが虫っこと思ったら、結構いけるクチずらね!」
    「きゅーきゅきゅきゅ」
    「ああ、その子ならあの川を──」
    『我も混ぜてもらえぬかの』
    「こっ、これは亜神様っ。どうぞこちらにずら」
    「きゅきゅ」
    『ほう、この虫はなんだか特別な感じがするのぅ』
    「きゅきゅ……きゅ」
    「え、なんだか嫌な予感がする、ずら?」
    「きゅ……」
    『なあに、取って食おうなどとはいわぬよ。ただ、ダンジョンの魔物のサンプルがもう少し欲しくての。そのガワが特別なのは知っておる。だからこそ……』
    「きゅきゅぅ」
    『より楽しめそうではないかの』
    「きゅぅぅ」
    「亜神様にそんな罵詈雑言を……っ」
    『よいよい。こやつはの我の……いゃ、我々の可愛い子どもみたいなものじゃて。のう?』
    「ええ、あのとんでもない魔族の自称母親が亜神様たちの娘ずらで……あの魔族は亜神を目指していて……ええ?」
    『そうと決まれば、こっちへ来るが良い』
    「きゅー」
    『我のダンジョンで、その身を──』

  • 第547話 意地だけへの応援コメント

    こんな遣り取りが繰り広げられてたんですねぇ…
    これで勝てないんだから相当闘い方が上手くなってるんでしょうかねぇ…

    皐月ちゃ~ん、キチンと生きれてる~?www

    作者からの返信

    『ほう、お主が我のダンジョンに挑むと』
    『その通りよの。妾の退屈しのぎにちょうど良さげな話を聞いたからの』
    『良いだろう。あの子には簡略化したダンジョンをクリアさせただけであったからの。我の難関ダンジョン、クリアできる物ならクリアしてみるがよい』
    『せいぜい妾を楽しませてみせよ、モグラめ』

    「どうだったずら?」
    『聞くか? 妾のこの有り様を見て』
    「オラたちもチームで挑んだって地上階すら突破出来なかったずら」
    『ならお主ら栗鼠人たちよりは妾はマシ、というところか』
    「地下階にまでいったずら⁉︎」
    『意地だけでの。なんじゃあの真っ黒の小鬼みたいなやつらは。モグラのダンジョンならモグラを出せばよいものを』
    「なんでも『いいサンプルがとれたから』らしいずら。とんでもなくすばしっこくて、オラたちでさえ翻弄されたずら」
    『いいサンプルというのが気になるが……』
    「けどよく生きて出てこれたずら。ひとりで潜って負けたなら食べられそうなものなのにずら」
    『妾も覚悟をしておったがの。どうも手心を加えられたようじゃの』
    「はえー、あなたのような強者でさえ歯が立たないなら誰がそんなダンジョンを攻略できるずらかねえ」
    『出来んよ、少なくともこの世界で人間族や魔族やらと呼ばれてるうちは。あれはとんでもない調整ミスじゃが……』
    「じゃか?」
    『うむ、妾はこうして生きておる。生かされておる。そしていずれは強くなって再戦しようとさえ思っておる』
    「バトルジャンキーずら。それでこそ魔族ずら」
    『1度目は母たちだからと見逃したが、そうじゃの……そうすることで楽しみが増えるというのなら、案外無闇に仕留めるよりは、生かすほうが退屈せずに済むのかもしれんの』
    「なんの話ずら?」
    『ふふ、妾を追いかけてくるであろう者たちについてよ。それに、鈍足の母ともいずれは会うであろう。その時に……嫌われたくはないからの』
    「難しい話ずらね」
    『おお、まったくその通りよの』

  • 第546話 疾風、迅雷への応援コメント

    相変わらず凄い強者ムーブだよなぁ。
    貰い物以外の強さは増えたんかなぁ?

    こんな状況でも皐月ちゃんが虫ムーブしてるかと思うと…www

    魔物につつかれてないと良いなぁ…

    作者からの返信

    『なんとも暇よのう』
    「こんなとこで何してるずら?」
    『ん? なんじゃこの出っ歯は』
    「出っ歯とはオラたちにとっては褒め言葉!」
    『そんなの見れば分かる。ちと妾の腕を噛んでみよ』
    「よほど上位の者と見えるずらね。では遠慮なく……がぶり」
    『ふむ、これがのぅ……おお、血が出て止まらんわ』
    「どなたか存じませんが、オラたち栗鼠人族の前歯に噛み切れぬモノなどないずら」
    『ふむ、どうやら本当らしいな』
    「そう思っていたずらけど……噛みちぎるつもりで噛んでダメだったのははじめてずら」
    『ほほっ、それは仕方ないことよの。ところでおぬし、この辺りに妾の退屈しのぎになる魔物なんぞおらんかの』
    「退屈してるずら? それならちょうど亜神様がダンジョンの挑戦者を募集してるずら」
    『亜神……? 少し話して聞かせよ』
    「それはもう──」

    次回につづく

  • あぁ…、やはり鬼女(サヤちゃん)がでよったかwww

    アイシャちゃんがサヤちゃんにべったり張り付かれるのは予想できるけど、ミラちゃん命を守れるのか…?w

    作者からの返信

    「ふぅん、あなたがフレッチャちゃんの代わりに……?」
    「か、代わりっていうか……たまたまタイミングが合っただけです……ふえぇ」
    「幻術士ってはじめて聞くけど、さっきみたいに撹乱するのが得意なのかなあ?」
    「た、た、たぶん……ぼくはその、無力な……役立たずでごめんなさいぃ」
    「そうだよねー。フレッチャちゃんの代わりにはならないよね」
    「ふえぇ」

    (ママ、サヤちゃんを放っておいていいの?)
    (正直いまは私も恐いから少しだけ様子みときたい)
    (仕事の報告書仕上げて帰った途端に組み伏せて5分も無言で見つめられたら誰だって怯えるよ)
    (トラウマになってたらルミちゃんがケアしてあげてね)
    (なんで私……)

    「アイシャちゃんもトイレに行ったままだし、せっかくだから私もミラちゃんのこと……知りたいなぁ」
    「ふぁぁっ、ぼくは、ぼくはぁ」
    「今のが幻術? でも先に掴まれていたら逃げることも出来ないでしょー?」
    「両手首を掴まれてるのは分かるけど膝でお股をぐりぐりされてるのはなんでぇ」
    「そんなことより……役に立たない幻術だけど……」
    「役に……ぐすっ」
    「門のところで見たのはもっとこう……リアルだったっていうか、触って消えたりしなかったんだけど?」
    「あ、あれは“影法師”よりも魔力をたくさん注いで作る“分身体”で……」
    「で?」
    「よ、よくあい、相手を観察して……その……触れて……あの、嗅いで……」
    「なめて?」
    「なめっ、なめてはないです!」
    「ふぅん……で、その分身体ってどんな?」
    「込めた魔力の分だけ長持ちする技能で……」
    「本人にそっくりに作れる?」
    「そうなんですっ! それこそ体温も柔らかさも……でもよく見れば呼吸もしてなかったりして……」
    「ねえ、ミラちゃん?」
    「なんですか……サ、サヤちゃん? 急に猫なで声だしたりして」
    「んー? 私はさっきからこんなだよ?」
    「絶対違いました」

    (絶対ちがったよね)
    (うん、捕食者の目してたもん)

    「その素晴らしい技能を使って見せてほしいなあ」
    「さっきは役立たずって……」
    「んー? 何の話?」
    「このひと恐いです!」
    「ねえ、ミラちゃん……」
    「猫なで声だしながら首に手をかけるのって行動おかしくないですか⁉︎」

    (サヤちゃんならこのまま首をゴキってやりかねない)
    (さすがにそこまではしないよ……しないよねサヤちゃん?)

    「その分身体っていうのでアイシャちゃんを作ってみせて欲しいんだ」
    「アイシャちゃんを、ですか?」
    「そ。それもありったけの魔力をこめて」
    「ありったけの……ごくり」
    「ね、お願い」
    「わか、分かりました。そしたらぼくを解放してくださいね?」
    「もちろんだよ!」
    「約束ですよ? じゃあ……“分身体・アイシャちゃん”!」
    「お、おお……おおおおおおっ」
    「はあ、はあ……これで……」
    「アイシャちゃんだーっ。かわいいっ、かわいいよおおおお」
    「……えぇ」
    「ね、ねえ……この服は脱がせれるの?」
    「いえ……その、中身は、その……」
    「むむっ、脱がせれない。あー、服と体が一緒なんだ」
    「だってそれは技能の幻術で、見たまんまで……」
    「つまり、服を着てるか着てないかよどっちかなのね」
    「その2択を迫られたことはないけど、そうなります……」
    「じゃあ……」

    (ねえルミちゃん)
    (んー?)
    (しばらくは私家出しとくから上手く説明しといて)
    (まあこの流れだと確実にお風呂で襲われるか部屋で襲われるよね)
    (というわけでー!)
    (はやっ)

  • あぁ…、サヤちゃん嫉妬で狂わないかなぁ…
    ミラちゃんのガチ具合が凄いんだもんw

    スキンシップも多めだし、対抗心を燃やすサヤちゃん(鬼女)が目に浮かぶようですwww

    カチュワちゃんは相変わらず良いリアクションですねぇw

    フレッチャちゃん、暫くは後書き要員かなぁwww

    作者からの返信

    「お疲れ様です!」
    「お疲れ様ー。サヤちゃんもだいぶ慣れてきたみたいね」
    「はいっ、早くマケリさんのように頼られるようなベテランになれるように頑張ります!」
    「ふふっ、期待してるわね」
    「任せてください!」
    「あー、そうそう。さっき先触れが届いたばかりなんだけど、明日ベイルたちが帰ってくるってさ」
    「えっ、じゃあアイシャちゃんも⁉︎」
    「もちろんよ。それにフレッチャちゃんとカチュワちゃんにハルバくんもね」
    「アイシャちゃんが帰ってくる……」
    「フレッチャちゃんたちもね」
    「アイシャちゃんは恐い竜に出会って怪我してないかな……大丈夫だったかな……」
    「みんな無事だってさ、もちろんカチュワちゃんたちもね」
    「良かった……アイシャちゃんに何かあったら私……」
    「ベイルもついていたし、ハルバくんたちも一緒だったからね」
    「アイシャちゃんが帰ってくるなら色々準備しなきゃっ」
    「そーねー、ベイルも帰ってくるわけだし大成功らしい仕事の慰労会でも開こうか?」
    「あ、私は明日はお休みなので欠席でお願いします」
    「んん……アイシャちゃんも交えてやろうかなーって」
    「そんなっ、アイシャちゃんはきっと疲れてるので休ませてあげてくださいっ! そうだ、フレッチャちゃんたちを誘ってあげてくださいね!」
    「え、あ、うん(いま友だちを身代わりにした?)」
    「そしたらしっかり準備しないとっー」
    「そうね、とりあえずどこかのお店を予約して……」
    「お部屋を飾ってケーキを焼いて──」
    「……」
    「こないだ買ったアロマと……ああっ、下着も新しいの買っておかなきゃっ!」
    「下着って、女の子だけなのになにを……」
    「──っ、そうですね! 私とアイシャちゃんなんだから着けてなくて普通ですよね!」
    「え? どゆこと⁉︎」
    「じゃあ私忙しいのでお先に失礼しますっ」
    「んんっ、私も暇はしてないけど、お疲れ様⁉︎」
    「お疲れ様ですーっ!」
    「……手紙にはフレッチャちゃんの代わりに新しい子が来るって書いてるからサプライズに黙ってたけど大丈夫かな……ま、あの子たちなんだかんだ仲良いから問題ないっか。さ、仕事仕事!」

  • サブタイが初のお化粧の結果かな?w

    ミラちゃん、逃げて~っ!
    鬼(サヤちゃん)に目をつけられちゃう~っw

    作者からの返信

    (今日のメイリーはやけに綺麗だったな……)
    (思えば俺は姫騎士としてのメイリーしか知らず、姫さまとしてのメイリーのことを何も知らない)
    (立ち振る舞いも、いつものものとは違ってどこか落ち着いた……いや、優雅ささえ感じられた)
    (俺は冒険者ギルドの頭になれたとはいえ、持っているのはその立場と多少の蓄えに、腕っぷしだけ)
    (その腕っぷしでさえ、竜には通用せずにメイリーを、みんなを助けることさえ出来なかった)
    (王族……かつての人間族の拠点を定めて導いた一族。彼らには誰にも明かせない秘密と、その対価ともいえる適性が与えられているという話だ)
    (その中に俺は、不似合いなんじゃないだろうか)
    (メイリーのように戦場でも公務でも一線に立てるような、そんな立場に俺はなれるのだろうか)
    (姫であるメイリー……いま思い返しても綺麗だった)
    (あれは気のせいではなく、こう……やはり化粧というものなのだろうか)
    (今は男も化粧するやつがいるということだが、俺もいよいよこの肩パッドスタイルから卒業しなければならないのか)
    (そういえば俺のチカラも、本来なら今ほどにも無かったはずだし、メイリーとだってこんな関係にはならなかったはずだ)
    (それもこれも、全部嬢ちゃんのおかげだな)
    (まったく頭が上がらねえんだが、そういうわけにもいかねえ。けどま、たまにはきちんと礼をしないといけねえよな)
    (よし、次に嬢ちゃんを見つけたら俺らしくないとしても感謝の言葉をかけよう)
    (そうだな、メイリーのこともあるし、嬢ちゃんもそろそろ色気づくかもしれねえから、なにか化粧道具でも……いや、男がそれを贈るのは気持ち悪いか?)
    (うーん……いや、しかし)
    (お? そうこうしているうちに、嬢ちゃんがちょうど部屋から出てきたな。とりあえず声だけはかけてみ……ん?)

    「嬢ちゃんのそれはなんだ?」
    「年ごろの女の子だから」
    「そっか……」
    「ねえベイルさんっ、女の子がおめかししてたら言うことがあるんじゃない?」
    「ルミ……お前……」
    「ママの初お化粧よ! ほらほら、照れてないでなにか言ってあげてよ……ぶふっ」
    「おい、こらえきれずに笑いが漏れてるぞ。花の精霊としてのいわゆる主によくもまあ……」
    「んんー? ふたりともどうしたの? さては私の美しさに言葉を忘れたかなー?」
    「はあ……嬢ちゃん」
    「ん?」
    「悪いことは言わねえ、化粧はまだやめとけ……そうだな、メイリーにでも教わるといい」
    「んん⁉︎」
    「ああそうだ。嬢ちゃんにはいつも感謝してる。それじゃあな」
    「んんん⁉︎ なんだったの⁉︎」
    (ああ、そういや化粧にも適性があったか……つまるところ嬢ちゃんにはそれがないということなのかもな)

  • 第542話 全滅への応援コメント

    バーテンダーアイシャちゃん爆誕っ♪
    ショットバー「ララバイ」開店ですねwww

    アイシャちゃんは酔えないタイプかぁ…
    自分は体質的に飲めないのでちょっと羨ましいなぁw

    作者からの返信

    「生きてただけで、か」
    「俺たちも街が襲われて分かってたつもりだったけど、結果的に死人も出なかったからな」
    「ハルバも私もあの時は何も出来なかった。だから今回こそはって思ったんだけどな……」
    「相手が悪かったさ。あの竜でなかったら、もっと働けた」
    「そうだな……ハルバなんて卵にしがみついてただけだもんな」
    「あれでも必死だったんだからな?
    フレッチャこそせっかくの特訓の成果が出せなくて残念だったな」
    「成果は出せたよ。伴わなかったのは結果かな。いつかあの鱗を貫通させてやりたい」
    「俺の槍だって……どれだけ練度を高めれば到達できるのかな」
    「国軍の環境ならあるいは」
    「フレッチャそれって──」
    「ふたりとも飲んでるー?」
    「アイシャ」
    「みんなしんみりしちゃってさー。飲んで飲んで明るくいこー」
    「アイシャちゃんも飲んでるの?」
    「もうずっとこればっか」
    「オレンジジュース?」
    「いや、その奥に香るのは確かにお酒の匂いだな」
    「私特製のブレンドだよ」
    「アイシャの特製……」
    「フレッチャちゃんのために作ったよ」
    「私のため……嬉しい……」
    「さ、一気にいこ」
    「うん────っ、これ……は……」
    「あらら、フレッチャちゃん酔っちゃった?」
    「ふへへ……はいひゃほほはへははは」
    「ア、アイシャちゃん……フレッチャちゃんに一体何を飲ませて……」
    「さ、ハルバくんも」
    「俺はも、もうやめとこうかな」
    「ふぅん……ハルバくんって意気地なしなんだね」
    「──っ、母さんっ、先立つ不幸をお許しください!」

  • 好奇心だけで描こうとした
         ↓
    好奇心だけで聞こうとした

    命取りとなられば
       ↓
    命取りとならねば
    でしょうか。

    まさかここで出てくるとは…
    アイシャちゃんと皐月ちゃんが大冒険(w)してる間何をしてたんだろ。


    作者からの返信

    韓国で体調崩してはいるものの更新せねばと慌ててやると誤字も爆増ですね笑
    いつもご指摘ありがとうございます!


    『それにしても妾強すぎんかの?』
    「でも糸使いとかありきたりだよね」
    『なんじゃお主は唐突に現れおって……うむ? 母親の相方か?』
    「そうね、今はこんな愛くるしい姿になっちゃってるけど、アイシャちゃんの半分だよ」
    『愛くるしいとか良くいいおる。そもそもその抜け殻は元々は妾が収まっていたものよ』
    「セカ◯ンドストリートで買った」
    『うそつけ。さすがにそんなもん取り扱っておらんわ』
    「じゃあブック◯フ」
    『あくまでシラを切るつもりか……いや、シラを切ったところで何もないぞ?』
    「まーね、ただの反抗期みたいなもんだから」
    『反抗期とはまた、何に対してのじゃ?』
    「作品? 作者?」
    『お主が現れるとメタるっていうのは本当じゃの。どれ、じゃあとことんメタってもらおうかの』
    「アデルはここからどう過ごしていくつもりなの?」
    『妾か。さて、どうしたものかのー。強いやつに会いに行くノリで竜を食べたわけじゃが、いっそこのまま亜神を目指すのも面白いかもしれんの』
    「亜神ねー、そのうちアイシャちゃんたちによって皆殺しにされる立場がいいってこと?」
    『とんでもないネタバレじゃないか。もちろん額面通りの意味ではなかろうが、そんなことになるのかえ』
    「さあ? でもアデルがアイシャちゃんを呼び寄せておきながら亜神になりましたーなんてなったら、そうなるのかなって」
    『神に弓引くほどにあやつは愚か……やりそうじゃの』
    「ね?」
    『なら亜神はやめとくかの。そうじゃ、先回りして精霊をかっさらっておくというのはどうじゃ? 妾を産み落としたせめてもの礼として、面倒な精霊集めを終わらせておくとか』
    「アイシャちゃんの冒険活劇に幕がおりちゃうよ」
    『む、たしかにそれだと描く物語も減るかの』
    「そうだよ。ただでさえ初期のころほどの無茶苦茶感ある展開じゃなくなってて読者離れを危惧してるというのに」
    『かんっぜんに作者目線じゃないか』
    「悪いですかーっ? こういう時の私は作者の代弁者でもあるんですから!」
    『自由すぎる背景にはそんな理由もあるのかえ』
    「そりゃあ作品のなかでさえ私って不安定な存在なのに、今はさらにこんな格好でさ。作品の継続が危ぶまれたらもうどうなるか!」
    『消えるかハゲるかじゃのう』
    「ハゲるの⁉︎ それだけは断固NOよ!」
    『ならハゲないためにも頑張らねばのう』
    「じゃあ早くこの着ぐるみを脱がないと」
    『脱いだらどうなるというのじゃ?』
    「私、脱いだらすごいんです」
    『なんじゃその昔のCMのキャッチコピーみたいな文句は』
    「ど、どうかこれでお見逃しをおおお」
    『ハゲたくない一心でもはや支離滅裂ではないか。妾の特性たる糸をバカにしたのを忘れておらんぞ?』
    「そりゃー、いつからか糸使いつええみたいな風潮あるし、乗っかってるのかなーって」
    『別にそんなことではなくの、絹糸を魔物から採取して服にするみたいな展開になると決まった時に妾の爆誕も決定しておっての』
    「それで糸使いになったわけね」
    『作者もそこで頑張るつもりはないらしいから、妾の戦闘ももう少し変わるのでは無いかの』
    「ストーンオー◯ャンの主人公には敵わないってことね。じゃあアデルの存在意義ってなに?」
    『──妾の存在意義、特性を語るなら“夜”に相違なかろう。あの子よりももっとずっと自由に蹴散らして踏み荒らして寝て過ごしてやるとも』
    「そんな自由は……」
    『妾は魔族だからの。そんな妾たちから取った絹糸で服を紡いだとなれば、妾の糸を防ぐ防具足りうるであろうな』
    「あ、あれ結局チーム“ララバイ”メンバーたちの下着になったらしいよ」
    『そんっ……な……本編でいつ使われるのかって頭の片隅に置いてくれてる読者もいそうなのに……? 本当にパンツに……?』
    「ワ◯ールのよりも着け心地よくて、耐久性もあるからって重宝してるらしいよ。なにより洗って汚れが綺麗に落ちるんだもん、少しサイズが変わってもほどいて作ればいいねって笑ってたよ」
    『妾の……妾たちの……』
    「カチュワちゃんの王都行きでテンション高かった理由のひとつが快適すぎる下着のせいだったのはここだけの秘密」
    『そんなマル秘情報妾にはいらんのじゃあああああ』

    編集済
  • サヤちゃんに強力なライバルが…?w
    …まぁまだ皐月ちゃんも残っているし、チームララバイの面子も危なくなってきてるもんなぁwww

    亜神様に関わるとトラブルには事欠きませんねぇ…
    愉快犯な方が多いですもんねぇw

    作者からの返信

    『さて、僕の出番かな』
    「お呼びじゃないよ」
    『君は相変わらずの振る舞いだね。まあ今さら畏まられても困るけども』
    「あんたにへりくだって何かいいことあるの?」
    『普通助けてもらえて新しい人生の手厚いサポートまで受けられたらもう感謝しかないんじゃないの?』
    「別に……そうでなくても生まれ変わりはしたんでしょ?」
    『確かに誠司としての人生を終えた君の魂はやがて新しい命に変わったことだろう。けどね、それが必ずしも人間に類するものとは限らない』
    「なるほど、あんたみたいな真っ黒なやつに生まれ変わった可能性もあるってことね」
    『僕のこれは唯一無二だからその可能性だけは否定しておこうか』
    「そんな表情も見えない軽薄なやつになりたくはないからちょうどよかったよ」
    『畏まらなくてもいいから悪態つくのだけはやめよ? 少し傷つく』
    「え……あの、その、ごめ──」
    『なーんてっ! ちょっとは反省した? ねえ、どう? どう?』
    「くっそー、腹立つ!」
    『それにしても君は気づいているのかなー?』
    「何が!」
    『いや、ね。君の魂は男の子のそれだったわけだけど、アイシャに生まれ変わってごくごく自然に女の子であることを受け入れて魂の色も女の子そのものになってはいるんだけど──』
    「回りくどいよね。何が言いたいわけ?」
    『その君をもっともらしく女の子として確立していた相棒が家出しちゃってて、今の君が本当に今までの君と同じなのかなってことさ』
    「私は私でしょうよ」
    『さて、本当にそうならいいんだけど』
    「ちょっと気になるじゃないの。皐月ちゃんが出てって寂しいのは確かだけど、それで今の私がどう変わるっていいたいのさ?」
    『そりゃあ──今まで健全で済んでいたものが、ね?』
    「待って。今までも全然健全とは言い難い気がするけども、え?」
    『新しい子もなかなかどうして……下手すると掲載出来ないお話になっていくんじゃ……って心配するよ』
    「そっ、それは……」
    『だって、君が普通に女の子しだしたら、その相手には……』
    「はいここまでー。その先は禁句だし、この物語としては不必要な要素だからね」
    『なるほど、だからこそのモヒカンイベントってことかい』
    「それは神のみぞ知るってことでしょ」
    『僕は知らないんだけどなー』
    「じゃああんたは神さまなんかじゃないってことでしょ」
    『じゃあ神さまって誰なんだろうね』
    「それはもちろん──」

  • また続きを読ませてください✨

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!
    もちろんこれからも続いていきますので、どうぞよろしくお願いします!


    「医務室に運ばれたって人間の治癒士じゃあどうしようもないんだから私がやるしかないのよね……ママはママでしっかり女たらしなんだからもう……ブツブツ……」
    『なにをブツブツ言っておるのかえ』
    「なにをって、半端にミラちゃんの記憶をいじってくれたひとがいてさ、そのせいでこの子は魔力を回復し始めても意識が戻らないんだから、事情を知ってる私がどうにかするしかなくって迷惑よねって話よ」
    『人間は脆弱な生き物であるからのぅ』
    「頭の中いじくられたら魔族だってたまったもんじゃないわよ」
    『そうかえ? まあ魔族の住むところは我の眷属たちも安心して暮らせぬからの、試したこともない』
    「試さなくていいのよ。まったく、だから亜神様ってのは、この世に生きる命のことを分かってないのよ」
    『済まぬことよの。我もどうにかあの子の助けになってやりたくてした事ではあったが、人間の小さな頭と魂をいじくる作業は細かすぎてのぅ』
    「いやいや、あなたが謝ることなんて……え?」
    『だからの、済まないとは思っておる。半端にいじってしもうての』
    「ひゃひゃひゃひゃっ──あばっ、亜神様っ⁉︎ いつからここに⁉︎」
    『さっきからずっと話しておったではないか。半端仕事の亜神ではあるが、何かチカラになれやせぬかと、の』
    「あばばばば、誰がそんな失礼なことを言ったんでしょーねーっ⁉︎」
    『それよりも、その子どもを助けるのではなかったかの?』
    「いえいえーっ、こんな少女ひとり亜神様の慈悲で生きていただけで幸せというもので」
    『それだとあの子が困るであろう。で、我にも手伝わせてもらいたいのだが』
    「確かにこのままミラちゃんがおかしいとママが暴走しかねないわ。じゃあ私はここでこうしてるので……」
    『我がここをこうして……』
    「そこはもっとあれのほうが」
    『なるほどの。お主脚本家か?』
    「ま、まあ私の好みっていうかママの好みっていうか」
    『ふむふむ、ではこうしてはどうかえ?』
    「なるほどー、それじゃここはこうで……」
    『そうきたか。であるならばこう返して……』
    「おわ、ときめくーっ! ならもっとこう……」
    『なるほどの、人間たちとはなかなか……』
    「たっのしーっ!」



    『──のう、本当にこれでよかったのかえ?』
    「ま、まあ記憶の繋がりは綺麗に出来たと思いますし……」
    『というか我と同じレベルで記憶を操作しておったかえ?』
    「亜神様のお力のおかげで見ることは出来ましたけどいじったのは亜神様だけですよ?」
    『お主さらっと我に責任を押し付けたかの?』
    「いいえーっ、そんなことは全然ないですよー?」
    『慣れてくるとここまで変わるとは、の』
    「ま、まあ本編の外でくらいは無礼講ってことで」
    『──まあ、よいがの。して、これで本当に良かったのかえ?』
    「それも本編がどうにかしてくれると信じましょうっ」
    『……お主、本当に大したタマよの』
    「残念、私タマ無しですから」
    『……やることはやったからの。我はこれで戻るぞ』
    「はいはーい。まったねー!」
    『またの機会などこぬことを願っておくわえ』

  • 流れるようにセクハラへと移行なさるアイシャちゃんw
    膝枕からのナデナデ迄は良い感じだったのに…w
    寝落ちからの夜で仲良く…
    何をしたんでしょうねぇwww

    作者からの返信

    「いい香りだね」
    「気持ちが安らいでリラックスできるのを選んだよ」
    「でもどっかで嗅いだ気のする匂いも混じってそうなんだよねー」
    「まあお花の香りなんてそんなもんだし、ママも何気に私の咲かせたお花の匂いを嗅いでるもんね」
    「まー、そうだよね」
    (ママもミラちゃんもお疲れで今にも寝そうだからちょっと催淫効果のある香りで煽れば面白いことになりそうなのよね)
    「うーん、そろそろ眠いかなあ」
    「だね。ふたりとももう寝たほうがいいよ」
    「うん……おやすみ……」
    「おやすみママ、いい夢見てね」

  • ほかの誰も、だ
       ↓
    ほかの皆も、だ
    でしょうか。

    お狐様、お久しぶり~w
    ルミちゃんは相変わらず亜神様が苦手ですよねぇ。
    アイシャちゃんとミラちゃんにはゆっくり休んで貰わないとね。
    チャンスを潰して子供に解決させた駄目な大人の分までwww

    作者からの返信

    『やはりお主も目が離せぬかえ。自分の作った遊び場であがくあの子らから』
    『遊び場などとよく言ってくれたものだ。我らはただ暴れん坊が過ぎた竜を閉じ込めただけであるのに』
    『地を操るお主がわざわざ空を翔る龍と力を併せて目に映らぬ蓋をしてまで……だからこそ人間たちは怯えながらも竜に挑む羽目になっておったのではないか。ひと目につかぬ奥底に閉じ込めてあれば人間たちはその存在を知らぬままに過ごしたものを』
    『あれは試練でもある。システムにより強さを手にした人間たちが増長せぬように、自らの脆弱さを忘れぬようにとの戒めも込めてのな』
    『えらく昔からよく続けるものよ』
    『違いない』
    『誇り高き竜の姿をあのような獣のものにし、翼を奪ったことにも理由があるのかえ』
    『あやつがいたずらに奪い続けておった獣の姿に変えたのだ。それだけで自尊心は打ち砕かれ、強力な推進力にもしていた翼を失えば地を這うしかなくなる。そこにきて一見自由があるような空を見上げることが出来るも出ることが出来ない封域。飼い殺しにするにはうってつけではないか』
    『ずいぶんと意地の悪いことよのぅ』
    『人間たちが挑むときには必ず監視もしておる。ほれ今だって必死に逃げる人間と追いかける竜は……』
    『よい退屈しのぎかえ?』
    『そうではないが、上手く出来たものだと自負しておる』
    『やはり遊び場ではないか』
    『それは心外でしかないな』
    『しかしのぅ……他人の作ったダンジョンには口出しも手出しも出来ぬから退屈よのぅ』
    『お主に手など出されてはせっかく我が作ったダンジョンが台無しになってしまうわ』
    『ふぅむ……なんとかあの場にちゃちゃを入れてみたいものだが』
    『我らはむやみやたらに関わるべきではなかろう。それほどの存在なのだと自覚を……』
    『羽虫を喰らってちゃっかりあの子らを助けたやつが何を言ってもの』
    『ふん、あれは呼ばれて仕方なくな』
    『呼ばれれば行くとは、お主は人間の犬かえ』
    『む、必要とされたことが羨ましいにしてももう少し言い方というものが──』
    『おや、おやおや、何気にピンチかえ?』
    『うむ? ああっ、食べられてしまうのか⁉︎』
    『いやそう簡単にあの子は……ほう』
    『なにが』
    『いや、の。我もずいぶんあの子を見てきてのぅ。これは“帳”を使うであろう。さすれば我の介入も容易いと思うての』
    『うぐっ、しかしあそこは我の──』
    『この“帳”でちゃちゃを入れることができる者は限られておる。さて、では行ってこようかの』
    『ぬぅ……』
    『我は必要とされずとも、好きな時に勝手にちゃちゃを入れる。羨ましいかえ?』
    『ふん、好きにするがいい……決して死なせるな、退屈するからの』
    『あいわかった』

  • 久々のアイシャちゃんの戦闘だぁっw
    ミラちゃんを抱えてますが、サヤちゃんのセンサーに反応しちゃいません?w
    無事に帰っても匂いでバレそうな予感が…www

    作者からの返信

    「やっほー」
    「なんだちんちくりん。また仕事をサボっているならいよいよ給料もなくなるぞ」
    「サボりなんかじゃないし。この書類にバラダーさんのサインが必要だって言われたから」
    「書類? ああ、毎月の報告書か。そういえばおまえもお昼寝ギルドのギルド長という立場だったな」
    「そーいうこと。でも普通こういうのって私がベイルさんに提出して──って流れにならないの?」
    「おまえのは直接持ってくるようにと伝えてあるからな」
    「なぜ」
    「どうせ他人に見せられない出来だからだ。そして俺の判断は間違っていないことが証明されたな。なんだこの各項目全て“特になし”は。子どもが嫌々書かされるアンケートか」
    「だって何もないんだもん」
    「おまえに限って何もないは嘘だろ。普通とは違うムーヴをしているんだ。イベント目白押しだろうが」
    「イベントって……あ、そういえば今さらだけどなんで国軍の騎士は金属製の鎧を着込んでるの? 頭から足まで」
    「守りを固めるのには鎧だろう」
    「いや、ていうか冒険者ギルドもベイルさんも軽装ばかりじゃない。それにいつだったかバラダーさんもおじいと立ち会った時には防具もつけなかったって」
    「金属鎧はな、単純に重い。俺たちは魔物を相手にするのがほとんどだ。その多くは素早く動くし、なによりただの金属では守るにしても心許ないのが現実だ」
    「かちかちなのに?」
    「その昔、巨大猿の討伐に向かった一団がいてな」
    「ほう」
    「盾役のひとりが新調したフルプレートに身を包んでいたんだが、それがまた重くて視界も悪かったらしい。道中の小物はなんともなかったんだが、いざ目当ての巨大猿を倒すぞってなったとき──」
    「動きについていけなかった?」
    「ああ。それだけじゃない、ほかの連中が対処してかわした攻撃を頭のこの辺にもろに受けてしまってな」
    「ぐわんぐわんしそう」
    「はは、確かに耳元で金属音が響けば……けどな、現実には違った。本来ならかわすべき一撃を避けることも出来ずに受けたヘルムは見事に陥没して、助けるために脱がそうとしても頭にめり込んでるから脱がせず──」
    「わかった、もーわかったからそれくらいで」
    「そんなこともあってな、金属製の鎧は推奨されない」
    「じゃあなんで国軍はみんな着てるの?」
    「あれらには付与術士による特殊効果が付与されている。全身どの部位も軽量化が付与、結界士による簡易防護膜といった具合にな」
    「へえ、そんな簡単なことで」
    「簡単なものか。付与も結界も永続じゃないのだから、メンテナンスも欠かせない。かかる費用は膨大なものになる」
    「そうなんだ……じゃあ金属鎧は運用出来そうにないんだね(サヤちゃんたちに作る前でよかった)」
    「ん? いまなにか言ったか?」
    「んーん、全然なにも!」
    「そういえばチーム“ララバイ”もメンバーの……」
    「それはまだ早い! 髭ギルティ!」
    「おいっ、なんだそのデカい筒は!」
    「これ? これはね“複機構スタンプ”っていってね──」
    「おいっ、こっちに向けるなっ! 向こうに……っ!」
    「ああっそんな乱暴に扱ったらっ」
    「──おい、ひとつ聞くぞ」
    「……ひとつだけだからね」
    「それを何に使った」
    「内緒」
    「何にも接触してなかったのに空気が震えて爆発したと思ったら部屋の中が部屋の外に変わったわけだが」
    「髭のおならじゃない?」
    「誰がこんな災害みたいな屁をこくか」

    編集済
  • 第535話 甘美なる毒への応援コメント

    いや、何してんのさ…w
    そういう事は家でヤれっ!www
    チャンスを無駄にする大人達…w

    アイシャちゃんとミラちゃんのお肌の接触は次の話かなぁwww

    作者からの返信

    「またずいぶんと見送りの多いことだな」
    「東の魔族領ともなればその危険度はみなの知るところ。いく者も送り出す者も今生の別れとなる覚悟をしているのでしょう」
    「それにしても、だ」
    「当然ながら危険度が高まるほどに部隊の人員も多くなり、練度の高い者を選べば年齢も25を下回る者もおらず……」
    「そうなるとどうなるのだピウィー」
    「大抵は伴侶と早ければ子どもももうけているものです、姫騎士様」
    「……私は来年で27なのだが?」
    「相応しい方がいらっしゃれば……」
    「そういうピウィーこそ、そのこまっしゃくれたヒゲ面で──おい、その人は誰だ?」
    「……私の、妻でして」
    「おまっ、なっ、なっ……っ⁉︎」
    「ずっとお付き合いしてましたが先日目出度く入籍の運びとなり……」
    「しっ、新婚は出征を免れることが出来ると言ったはずだろうっ⁉︎」
    「いえその……私も見送りをされる立場を経験したいと常々……あれ? 姫騎士様⁉︎」


    「あの堅物ピウィーまで結婚していたことで受けたダメージは大きかったが、今度の竜の卵任務ではいよいよ私も……」
    「差し出がましいようですが姫騎士様」
    「おわああっ⁉︎ ピウィーかっ」
    「そのように驚かれなくても。姫騎士様も憧れを抱いているお見送りではありますが、おそらくはベイル様を想って期待されていることかと」
    「そそそ、そんなことないぞ? ふひゅー、ふひゅーっ」
    「口笛下手ですか。まあ違ったなら良いのですが、あくまでも仮定としてベイル様であったならば」
    「あ、あったならば?」
    「任務に同行するのにお見送りも何もないではないですか」
    「はうぅっ⁉︎」
    「ましてやあの筋肉ダルマに見送られるのを夢見る? 普通逆でしょう!」
    「しかしっ、戦場の戦姫である私が送る側になど……」
    「姫騎士様は立場を変えれば一国の姫様でありますれば……その機会はまだまだ先のことかと」
    「ふぐぅぅ……」
    「膨れっ面で涙ぐむとか外ではやめてくださいよ?」
    「分かってます。分かってますけどもぉ」
    「姫騎士様も乙女でありましたか」
    「もぉいいっ! 私は私で戦場での愛を拾ってみせるから!」
    「なんだか嫌な予感しかしないですが、竜の餌食にだけはならないでくださいよ」

    ──そして本編のやらかしに至る。

    編集済
  • カチュワちゃーーーーんっ!?w

    こんな処で野球が始まるなんてw
    フレッチャちゃん、ホームランですねぇwww
    たわわだもんなぁ、弾む弾むwww

    作者からの返信

    「今ごろはフレッチャさんも活躍している頃でしょうかね」
    「フレッチャというとアンタの弟子みたいな人間のことか?」
    「ええ。私たちの弓を身につけたいといってずいぶんと鍛えてきましたが、幼年の人間にしては覚えがいいといったところですかね」
    「まるで他にも人間に仕込んだことがあるみてえじゃないか」
    「あなたもあのマケリとかいうのを気に入っているのでしょう? ティール」
    「アタイらセイレーンは空と歌を愛する自由な種族さ。そこに面白いヤツがいれば人間でも魔族でも関係なくダチになるってもんさ」
    「あなたらしいですね」
    「で、どうなんだ。ショブージは過去にも人間に教えたことがあるのかどうか」
    「んー、実は私にそんな経験はないんですよ。あるのはトァブですね」
    「あのいけ好かないエルフ老がか? ずっと人間族を支配してやるって息巻いていたのに」
    「昔はそうでもなかったらしいですよ。それこそ私のように人間族の女性に弓を教えていたくらいには、友好的な面もあったようで」
    「それがどうしてああなったんだよ」
    「私も幼い頃にその姿を見ていましたが……当時はなんなのか分からなかったのですが、トァブはその女性に恋をしていたのでしょうね」
    「はぁーっ、異種族間の恋は実らないってのが通説なのによ」
    「その通りで、ある日トァブはその、なんていうか女性を手篭めにしようと」
    「最悪だわ。で、どうなった?」
    「もちろん想像通りですよ。そこからトァブは人間族を忌み嫌うようになり、当時から少なからず人間族に対して敵意を抱いていた者たちを集めて、次第に大きな勢力の代表になっていきました」
    「痴情のもつれから始まったとか、信じらんないねえ」
    「まったくです」
    「その点アンタはどうなのよ。トァブの失敗を知っていて同じ轍を踏むなんてこと……」
    「ありませんよ。フレッチャさんは良き生徒ですから。私が捧げる相手は女神様たちのみ」
    「それも人間なんだろ。あの時の小さいやつらだろ」
    「人間? 女神様は女神様ですよ」
    「いやいや、あれらは紛れもなく人間族で──」
    「ティール、女神様は女神様という種族であり概念であり信仰の対象なのです」
    「うお……おう……」
    「分かればよろしい」
    (いや、ここ最近でいちばんヤベェ奴じゃねえか)

  • 第533話 堪らないへの応援コメント

    モブリーズも男ですねぇw
    フレッチャちゃんならまだロリ認定は免れるかなぁ?www
    ハルバは八方美人過ぎwww
    ネシティの罰はゲロまみれでもまだ足りない…

    作者からの返信

    「この世界の性欲事情について、だそうだモブニ」
    「唐突にぶっ込んできたなモブイチ」
    「男子ズたちの反応はもとより、クレール絡みではアイシャに求婚をしていたりと、この世界でも男女仲というのは当たり前にそうらしいなモブニ」
    「アイシャとサヤには両親もいるし一応その存在も描写されてるから子どもは男女の夫婦から産まれてくるんだなモブイチ」
    「そしてふた親から適性を受け継いだりするんだモブニ」
    「なるほどなー、じゃあ恋愛についても当然のように男女が普通ってわけかモブイチ」
    「それがだな、そこに関しては必ずしもそうじゃないらしいぞモブニ」
    「へえ。ちょっと気になるな。聞かせてくれよモブイチ」
    「この世界は魔族の脅威にさらされているせいで、戦闘職が多いのはんかるなモブニ」
    「ああ。おかげで若くして命を落とす奴も少なくない」
    「だからこそ戦闘訓練も早くから行われるわけだが、修学旅行のおりにカルゴーシュで模擬戦闘が行われたのは覚えているよなモブニ」
    「ああ、ダンが情けなくも負けたあの日だなモブイチ」
    「そこだ。この世界は男女に関わらず戦うというのに、ダンは女の子の体に耐性がなさすぎたとは思わないかモブニ」
    「そりゃあ訓練でもしてりゃ触れてしまうことくらいありそうだし、なんなら組み手なんかでも……」
    「この世界にも配慮というのはある。そのひとつが基礎訓練の男女別指導だ、モブニ」
    「あー、たしかに女子とくんずほぐれつの訓練の記憶なんてねえな」
    「だろ? まあ、ギルドカードのおかげで戦闘力に関して男女に差はないとしても、性差はあるからな」
    「その結果どうなるってんだモブイチ」
    「チーム“ララバイ”みたいなのがまかり通ってしまうってことだモブニ」
    「どういうことだ? あれはアイシャたちのとこだけの話じゃ……」
    「甘いな。男同士の取っ組み合いじゃあ真剣も真剣に殴り合い蹴り合いも大変なことになるんだが、女同士じゃ少し違ってきたりするんだモブニ」
    「そ、それは……?」
    「女の子たちはだな、触れた指先で、肌で、かかる吐息で……目覚めやすいらしいんだ」
    「目覚め……性のってことかモブイチ」
    「それもそっちの方面でっていう、な」
    「じゃあだとしたら……」
    「おっと、長話になっちまったな。この先はまた次回だなモブニ」
    「くぅ……っ、そのおかげで俺ら独身のままおっさんになっちまったというなら……次回があることを期待してるぞモブイチ」
    「ああ、たぶんあるはずだ」

  • 言われてみればそんなのありましたねぇw
    ミラちゃんの中ではただでさえ評価の低いベイルさんのイメージが底辺を通り越して下がりますなぁwww
    そりゃあげんこつの1つも貰いますわ。
    人の命が掛かった場面であんな発言をするとか、ネシティにはもっと反省と自重をして貰わないと…

    作者からの返信

    「幻術士? もちろん知ってるわよ」
    「さすがはエルマーナさんです。私は精霊術以外はさっぱりですから」
    「エスプリの場合はその精霊術に加えて局長があの子に作らせた武器も支給されたんだから十分じゃないの」
    「あの水の魔術を撃ち出す魔道具ですか? あれはもう局長にお返ししてますよ」
    「そうなの? 勿体ない話ね」
    「あの騒乱のなかで私たちは魔道具のチカラを借りて奮闘しましたけど、結局は魔力量が全然追いつかずにノームちゃんたちに負担させてたんですから」
    「──それは別に構わないんじゃ?」
    「いいえ、私たち精霊術士だからこそ、土の精霊ノームちゃんたちの性質を、私たちの適性を無視して魔道具に頼るのはきっと良くないんだって思って」
    「なるほどねー、あなたたちが魔術士ギルドにアルバイトに来てた時もやっぱり適性の違いで苦労したものね」
    「はい。ところで話は戻るんですけど、幻術士ってのはどんな魔術を使うのですか?」
    「今のところ王都の姫騎士様が囲っている幻術士は、そこにないモノをまるで実在するかのように映し出すことができるってくらい、らしいわよ」
    「へえ、蜃気楼みたいなものですか」
    「違うのは触れることができる、気がするって錯覚するところかしらね」
    「どの時点で見破ることが出来るかで影響も変わりそうですね」
    「そうね……それよりももっとえげつない使い方もありそうだけど、どうかしらね」
    「まー、それはともかくまたアイシャちゃんは新しい職業ツリーを解放してしまうんでしょうかね」
    「結界神のそれも手にしたらしいけど、今回は無理ね」
    「そうなんですか?」
    「ええ。今のところ幻術士の職業はその子だけのものだから、他のひとのギルドカードに現れることはないわ。基本的に固有適性職業は唯一なのよ」
    「そうなんですねー。てっきりアイシャちゃんのお遊びの幅が広がるものとばかり」
    「間違ってもそんなことにならないで欲しいわね。そうでなくてもあの子にはすでに意識を分断する技能が──」
    「どうしたんですか、エルマーナさん」
    「いえ、なんでもないわ。なんでも……」

  • 商人は時に商材を命より優先したりしますよね…
    犠牲になるのは周りの人間だってのに。
    これで犠牲が出たらネシティに責任者がとれるのか…?
    今のアイシャちゃんでは厳しい相手だし、ルミちゃんの奮闘が期待されますねぇ。
    夫婦の共同作業がこんな形とは、ベイルさんは御愁傷様です。

    作者からの返信

    「なんかのぅ、精霊で美少女といえば妾であるのに、出番無さすぎじゃないかの」
    「そんな安易な偉い人が使いそうな言葉を当てられてるから、使いにくいんじゃないですか? 主に作者が」
    「精霊界の女王とは妾のことっ──」
    「その座を奪うことはないから嫉妬だけはやめてくださいね? そうでなくとも世界の穢れを浄化するほどに老化していくのに、自分の心を汚したらあっという間ですよ」
    「むぅ、なぜか妾の管理下にないからと歯に衣着せぬ言いようはお主のあるじそっくりじゃの、ルミ」
    「これでも“です・ます”をつけて話すのだって珍しいんですから。敬意は払ってますよ?」
    「自由すぎるじゃろて」
    「それに妾キャラも設定上ママの記憶から引っこ抜かれて真似されたおかげで、あのアデルに持ってかれてますからね。竜の結末で再登場するらしいし、いよいよ影は薄くなるんじゃないですか?」
    「はあ……まあ、の。妾はそれこそ異世界の住人じゃから、出会うこともあるまいが、キャラ変も今さらのぅ」
    「あ、ちなみに有能美少女精霊キャラは私が押さえてますから」
    「お主の活躍は目を瞠るものがあるの。まさかあるじの弱体化を機に……」
    「そうっ、いよいよ主役交代のときが来たのかもしれない!」
    「下剋上……っ」
    「やってやるわ! 私がいつまでも他人の下で満足している大人しい美精霊だとは──」
    「あ、ルミちゃんこんなところにいた。ロリババア女王もおひさー」
    「ぬぐっ、相変わらず口がわるい──」
    「ねえルミちゃん。ストレージに入れてたアレがなんでか減ってるんだけど、知らない?」
    「……知らない」
    「ほんとに?」
    「……ほんとに」
    「神に誓って?」
    「神に誓って」
    「亜神に誓って?」
    「亜神、さまに……ちか、ちか……うわああっ、私が使い込みましたぁ」
    「今日はおやつ抜きね!」
    「許しでえええっ、ごめんなさいいい」
    「……下剋上、とは」

  • 第530話 もぬけの殻への応援コメント

    まさか土竜じゃないですよね?w
    接近を察知して飛び上がったのかな…

    枕は大事な装備品だから、常に身体の近くに無いとねw
    ミラちゃんもこのアイシャ沼に嵌まると良いよwww

    作者からの返信

    「ちなみにアイシャの枕っていくつあるんだ?」
    「えーっと……」
    「まさか両手の指を折って足りないとは思わなかったよ」
    「なんならフレッチャちゃんにもひとつプレゼントしようか?」
    「私に? それは嬉しいけど、私はアイテムボックスを持ってないからな……シャハルに無事帰れてから、もらえる?」
    「それはフラグってやつだよ」
    「むしろアイシャから受け取るまでは何があっても終われない、そんな意気込みでもあるんだけどね」
    「ここから無事に、か。それを担保するだけの価値があるかは分からないけど、ふっかふかの気持ちいいの作るね!」
    「作る?」
    「まあ材料さえあれば私のクラフトならチョチョイのチョイってやつで……」
    「──だめだ」
    「フレッチャちゃん?」
    「そんなわざわざ作ってもらっては申し訳ない。いっそ普段使いのくたびれたやつでいいくらいだ」
    「さすがに友だちにあげるのにそれは──」
    「友だちだからこそだ。わざわざ作ってまでなら買ってきても変わらない。きっと余ってるだろうものだから、心置きなくもらえるんだ」
    「……それもそう、かもね。うん、分かった。なるべく綺麗なやつを──」
    「くったくたのやつでいい。もう天日干しも忘れてしっとり湿ったやつでも構わないっ」
    「ふ、フレッチャちゃん? なんだか様子がおかしいよ?」
    「おかしくなどない。そう、なんならその日使ってたやつならなお良しなくらいで……そうだ、私がその日アイシャを起こしにいこう。そしてその場でアイシャの枕をもらって──」
    「フレッチャちゃん? ねえ、フレッチャちゃん? なんだかサヤちゃんみたいな目になってきてるけど、ねえ、フレッチャちゃん?」
    「そう、きっとそこにはアイシャのアイシャがアイシャしててアイシャってるはずで……」
    「ママの仲間はいつでも絶好調ね」
    「どういうことよ、それ」
    「そのまんま、なんだけどなぁ」

  • 幻術の使い方がイタズラな辺り、アイシャちゃんですねぇw
    ミラちゃんが染まらないと良いけど…
    ベイルは帰ったらサヤちゃんに何かしらされそうですよねwww

    作者からの返信

    「へえ……! 幻術なんてのがあるんだ」
    「ほんとおったまげたよ。もうソックリなんてもんじゃなかったんだから」
    「たくさんのアイシャちゃん……」
    「もちろんサヤちゃんだってじっくり観察してもらえたら増えるよ」
    「私が増えたら……?」
    「サヤちゃんが増えたら……」
    「だめっ、アイシャちゃんが裂けちゃうっ!」
    「なにがあったのっ⁉︎」

  • 乙女イリーw
    騎士団の元締めイリーw
    アイシャちゃんと二人なら姫イリーw
    そのうちベイルに嫁イリーwww

    ミラちゃんもせめて名前で呼ばないと、近くには行けませんよ?w

    作者からの返信

    「姫騎士さまっ!」
    「ふふふ、よくぞここまでやってきたな幻影騎士ミラよ」
    「くっ、姫騎士さまを離せ、7割ハゲのベイルっ!」
    「7割もハゲてねえっ! 真ん中残しのモヒカン部分は1/3あるんだからな」
    「ハゲ、毛、ハゲだからのその理論は間違っているっ! 実質2割くらいしかないのだから、これでも譲歩してやったくらいだ。そんなお粗末な頭だからモテ期も訪れずモグラに手を出した挙句姫騎士さまをさらって既成事実を作ろうだなんて蛮行にはしるんだ!」
    「ぐっ……黙れ黙れ! 俺はこの麗しの姫様と結ばれてモヒカン王国を築くのだ!」
    「そんな悪趣味極まりない国など興させてたまるもんか!」
    「ふんっ、たまたま姫様の興味を惹いただけの小娘が、この俺様の野望を阻止できるとでも?」
    「やってみせるっ、ぼくは姫騎士さまのナイトなんだ!」
    「たわけた話を……んべろおおおおっ」
    「うわああっ、姫騎士さまのほっぺたを下品に舐めるんじゃないっ!」
    「ふっ、羨ましいか」
    「えあ……うらやま、うらやま……しく、なんて……ぼくも舐めたいっ」
    「欲望が出てるではないか」
    「なっ、なんという……これが悪の親玉トゲパッドのベイルが得意とする尋問の魔術……っ」
    「魔術でもなんでもないし、そんな情報は巷にも出ていないだろ」
    「いーやっ、ぼくには心強い情報源があるんだからな」
    「そんなばかな」
    「そんなばかなこともあるんだよっ。ね、アイシャちゃん!」
    「だねえ。私も散々あの肉厚胸板モヒカンにはいじめられてたからね」
    「そいつは希代の嘘つきだ」
    「とかなんとか言って……おまえがこのアイシャちゃんを特別視していることもバレているっ。大人しく姫騎士さまを離さないと……」
    「離さないと?」
    「ぼくがアイシャちゃんのほっぺたをぺろぺろするんだからね!」
    「やっ、くすぐったいよミラちゃん」
    「どうだ、時代錯誤の世紀末革パンのベイル! アイシャちゃんのほっぺたはミルク味だぞ!」
    「そんな味しないよ⁉︎」
    「……お前らんとこの女子たちがいつもやってることなどもう止めもしねえよ?」
    「なっ、効いてない、だと? それどころかいつもやってるのアイシャちゃん⁉︎」
    「えへへ、まあ、その成り行きっていうかなんていうか」
    「けどお前の恥ずかしい過去を姫騎士さまに暴露されてもその余裕を保てるかな⁉︎」
    「俺様の恥ずかしい過去だと?」
    「さあアイシャちゃんっ、ぼくにその秘密を!」
    「えーっとね、メイリーさんがベイルさんに幻滅しそうな過去だよね。じゃあ……ごにょごにょ」
    「うん、うん……なるほど」
    「俺様の過去になにがあるっ。いいか、どんな話を持ってきたところで姫様は俺様のものであることに変わりはない!」
    「話? ふふふ、ぼくを誰だと思っている? 姫騎士さまのナイトにして幻影騎士ミラ! ぼくがここに暴くのは噂話でもスキャンダルでもない。おまえの過去の奇行だ!」
    「そっ、それは──」


    「ミラちゃん? おーい、ミラちゃん?」
    「……はっ、ぼくってば寝てました?」
    「んーん、でもぼーっとしてたかなって」
    「つい考え事をしてまして。でもアイシャちゃんたちのお話は面白いですね」
    「まあ事故みたいな話ばっかだけど」
    「この話なんて特に……どこで活用出来るかって考えると」
    「そんな時が来るか知らないけど、そうでなくてもいちど見てみたいよね。ミラちゃんの幻術はすごいから」
    「うん、きっと見せますね」
    「約束だね」
    「約束……ゆびきり……」
    「小手を外さなくてもいいのに」
    「んん、やっぱり失礼かなって」
    「私たち仲良くなれそうだね」
    「──ぺろ」
    「ななな、ミラちゃん⁉︎」
    「え、ぼくなんてことを……ごめっごめんなさいっ」
    「いや、そんな謝らなくても」
    「ママのほっぺを舐めたくなるのも分かるわぁ」
    「──さすがにミルク味じゃなかったですねっ」
    「そんな眩しい笑顔ではにかんで言われたことが、ここまで意味不明なのはどうなの」
    「いえ、こっちのお話です」
    「まったくもう……ぺろ」
    「ひああっ⁉︎」
    「お返しっ」
    「ふにゃぁ……」
    「ミラちゃんが消えた⁉︎」
    「ママが捧げたーっ」

    編集済
  • ミラちゃん幻術士でしたか。
    普段から自身に幻術をかけているんですねぇ。
    ミラちゃんに頼めばアイシャちゃんの平原もたわわな見た目にして貰えるかも?w
    取りあえずアイシャちゃんはミラちゃんを撫でるのを諦めないとwww

    作者からの返信

    「おう、お待たせ」
    「ああ、ルッツ……久しぶりだな」
    「久しぶりって。べつにシャハルじゃ一緒に働いてるし、今だけだろハルバ」
    「いや、いまもずっと読んでくれてるひとでも『誰?』ってなりそうだなって思っての代弁だ」
    「そんな気遣いは悲しくなるからやめてくれ。男子ズのひとりって言えば分かるだろ」
    「……作者ですら脇役すぎて、テオとどっちが弓で剣だったかなんて見返さないといけないのに、か?」
    「やめてくれええっ『関西弁がダンで剣士。剣神にチクられることを危惧するのがテオで弓術士。あまり相手にしないでおこうなスタンスがルッツで剣士。そんな会話に入らなかったのはハルバで槍術士だ(本編引用)』だからっ」
    「うわあ、読みにくっ」
    「やめろ。割と気遣いの男ルッツだ。そのうち俺にもスポットが当たる日がきっと来るはずだから覚えておけよ」
    「あまり男子が中心にやってくるとヘイトを一身に受けることになるからほどほどにな」
    「ぐっ……なんだよ、まるで経験済みみたいな言い草じゃないか」
    「いや、案外俺は無事らしい。クレール先輩はヤバいそうだが」
    「たしかにあのひとはアイシャちゃんに近づきすぎだよな」
    「それなんだ。俺がここでひとり似合わないバーボンでしんみりしてるのは」
    「……たしかに酒場のカウンターだけど、それ黒糖ジュースだろ」
    「大人なストレートだから許してくれ」
    「甘ったるすぎるだろ」
    「いま俺さ、アイシャちゃんたちと仕事に出てるんだ」
    「なんだ、俺のヘイトを買う発言だな。お前はサヤちゃん推しだったんじゃ?」
    「そのはず、なんだけどな。でもアイシャちゃんも見てるとその……」
    「──これだから若いときに遊んでない男は」
    「おまえも同い年だろ。しかもチェリーなのも同じでよ」
    「そっ、そんなの分かんねえだろ?」
    「まあ……でさ、アイシャちゃんとフレッチャちゃんのでこぼこコンビとは別に俺はカチュワちゃんとペアで」
    「前衛だから仕事なら仕方ないし、別にそんなの聞かされても」
    「たわわ、なんだ」
    「──なにが」
    「まあそれは置いといて」
    「置くなよ、ほら戻したから話せ」
    「ていっ」
    「ああっ、ぶん投げやがった」
    「というわけで同期のうち俺以外が例のチームの子なんだけどさ」
    「まだなにかあんのか?」
    「姫騎士さまと合流した」
    「カルゴーシュ以来で、あのときだってお近づきになれたのはダンとハルバだけだったろ⁉︎」
    「目を血走らせるな、こわい。それにさ……」
    「ほかに何があんだよ」
    「……ぼくっ子、登場した」
    「このおおおっ、コロスっ、ハルバ、コロス!」
    「やめろっ、人間に戻れルッツ」
    「ふぅぅ、ハルバが俺をうらやま死させるために呼び出したのは理解した。ベイルさんと行動を共にするの大変そうだなって思って同情してたけど、帰ってきたら覚えとけ」
    「気遣いの男だったんじゃなかったのか?」
    「気遣いにもいろんな形があるだろうよ」
    「まあ、その通りだよな。けどよため息も出てしまう俺の境遇も分かってくれ」
    「分かりてえし代わりてえけど……そのうえでまだ何かあんのか?」
    「……本編の俺の扱いが、つらい」
    「いやいや、数だけ見ればハーレムだろ」
    「なまごろし、ってやつだよ。しかもサヤちゃんがいないのに、とにかく俺が盛りのついた男子枠にされてさ……」
    「ハルバ……」
    「ルミちゃんも怖いし可愛いしでやべえしよ、さりげなく女の子たちにフォーカスするときは俺は外に追いやられてさ」
    「飲もうっ、今夜は俺のおごりだ!」
    「ルッツ……やっぱりお前は気遣いの男だよ」
    「へへ、溜まってるもんきっちり吐いていけよな」
    「ああ、ありがとう」
    「おうよ、俺たちダチだもんよ」
    「そうだな……そういやそのぼくっ子だけど、アイシャちゃんが俺たちを追い払って何してんのかなって思ったら、まさかの脱がし始めてな」
    「おい、なんの話だそれ」
    「いや……服は着てるんだけど、そのインナーシャツが……フルプレートメイルって暑いんだろうな。本編は夏だし。なんていうか透けてて……」
    「本編にも描かれてない話⁉︎ まあ、今さら下着くらい……」
    「ああ、蒸れるんだろうか、その、シャツの下は、だな……こう、ツンって」
    「表出ろやあっ! そんで次話から俺と代われええっ」
    「おおおい、気遣いのルッツ⁉︎」
    「フシュルルルルル……」
    「俺は、もしかしたらとんでもない魔人を目覚めさせてしまったのだろうか……」

    編集済
  • 流石アイシャちゃん、百合センサーの性能の高さが凄いw
    此処で新キャラですか…
    ミラちゃんの能力はどれ程のモノなのかな?
    サヤちゃんが過剰に反応しないと良いけどw
    離れていても油断できないですもんねwww

    作者からの返信

    「へっくし!」
    「どうしましたか、サヤちゃんっ。風邪ですか?」
    「ううん……たぶんウラちゃんアレルギーかも……ちょっと離れてくれる?」
    「そんなこと言わないでくださいいっ!」
    「うふふ、嘘だよ、うそ。けどなんだろ、鼻がムズムズしてくしゃみが出てくるのよねぇ」
    「それはあれですね、花粉っ」
    「花粉?」
    「毎年このころになると木や花なんかの花粉が舞って、ひとによってはくしゃみや鼻水が止まらなくなるとか」
    「えー、私いままでそんなことなかったよ」
    「それは突然くるのですっ、そう……まるで恋のように!」
    「そんな恋はいやだけど……どうにかならないかなあ……っくしっ!」
    「ウラが風で飛ばしてあげますよっ」
    「うわあ涼しい……っくし! っくし!」
    「なんだか悪化してます?」
    「そうみたい。あんまり意味ないのかも」
    「そうですか……そういえば王都がある方がもっと花粉が多いらしいですね」
    「そなんだー。王都のほうが……それっていまアイシャちゃんがいるところじゃない⁉︎」
    「あー、たぶんそうですかね?」
    「それは大変っ! ウラちゃん、こうしてはいられない。悪いけどそっちに立って風を送ってちょうだいっ」
    「こう、ですか?」
    「そうっ! もっと、もっとはげしくっくしっ!」
    「ああっ、花粉がサヤちゃんにダイレクトに……」
    「いいのっ、アイシャちゃんがこんな辛い目に遭うくらいなら、私が全ての花粉を受け止めてみせっくしっ!」
    「そんなこと出来るわけ……」
    「休まないでっ、もっと、もっとくしっ!」
    「ウラウラウラウラウラあっ!」
    「ああっ、花粉のなかに……アイシャちゃんの香りがっくし!」
    「そんな馬鹿なこと……」
    「ちょっと弱まってる! もっと羽ばたいて! 休まないっくし!」
    (これ、ウラの翼がもげるかもしれないです……)
    「ああ、アイシャちゃん……私にはこんなことでしか応援出来ないけど、きっと無事で帰ってきてね……」
    (これを、アイシャちゃんが戻ってくるまで⁉︎)

  • 弱体化を物ともせずに睡眠と不労所得を追及するアイシャちゃんw

    サヤちゃんが居れば不労所得の方はどうにかなりそうですけど、睡眠中の安全が心配ですもんねwww

    作者からの返信

    「おじいっ、遊びにきたよーっ」
    「ほっほ……よく来てくれたねアイシャちゃん」
    「本編じゃ安否不明でいつ再会出来るかんからないからね」
    「のっけからメタいのぅ」
    「まあまあ。今日私がおじいに会いに来たのは、私の尊い未来のためのことなんだよ」
    「アイシャちゃんの将来……まさか、いやしかし……そうじゃの、生涯未婚と決めておったが、アイシャちゃんがそのつもりであるなら……」
    「何を考えてるのかわからないけど、たぶん違うとだけ」
    「なっ、ワシの遺産目当てに結婚話ではないのかっ」
    「やけに生々しい。私をなんだと思ってるのさ」
    「じゃあ、ワシになんの用事が……?」
    「ほら、結局私って戦いたくないわけじゃない? でも得意なクラフトは色々なしがらみで出来ないわけで」
    「色々とやらかしておると聞いているからの」
    「でもそれって結局、既存の商売の枠にとらわれるから、なんだよね」
    「ふむ……?」
    「つまり私がお昼寝士だから誰もどうにも出来ないのなら、私の仕事も競合しないものにすればいいのよ」
    「ほうほう。それで、何か思いついた、と」
    「うんっ。これだよ!」
    「これは、ベッド?」
    「そう。でもってこのボタンで──」
    「おお、かってに折れ曲がっていくではないか」
    「これはね、足腰の弱った老人向け介護用品のひとつなんだよ。とにかくおじいに試してもらいたくって」
    「なるほどの、これは楽ちんでよいわ」
    「でしょー? なんでか知らないけど、この世界に介護用品をあまり見かけない気がしたんだよね。それにあとはリースで展開していこうかなって」
    「リース?」
    「これもまだ見たことない形態なんだけど、要は売買じゃなくって賃貸借契約なんだよ。月々いくらでって」
    「それなら金が無くとも手が届くっ!」
    「うん。だから私は老人介護用品リース会社を立ち上げて、安物の用品を月々のレンタルで回して濡れ手に粟でやっていこうっていうの!」
    「なんという商才。ただのギルド員にしておくには勿体ない」
    「うんうん。でさ、おじいは第一号になるとして……どこかにいいお客さんいないかなって」
    「お客さん、のぅ」
    「紹介してくれたら、売り上げから一部キャッシュバックの特典もあるよ!」
    「なんだか怪しい商法に思えてきたが……」
    「そんなことないない。でさ、どう?」
    「んー、まずアイシャちゃんの言う、介護が必要な人が圧倒的に少ないのが問題かの」
    「えっ、そうなの⁉︎」
    「これもギルドカードのシステムのおかげじゃが、歳をとったところで、積み上げてきたステータスが無くなるほどに老いの影響はないし、なんなら戦闘職はその歳まで生きていないこともザラじゃの」
    「なるほど」
    「それに加えて、平均寿命もそんなに長くない。介護が必要になるより早く命の灯が尽きるのじゃよ」
    「はぁ……通りでお年寄りらしいお年寄りの姿を見ないとは思った」
    「ワシでもかなりの高齢扱いじゃからの」
    「ところで本編にはいつ帰ってくるの?」
    「んー、そのうちじゃろうな。なにせアデルにコテンパンにやられてしもうたからの。あれほどの強者にはなかなかお目に──」
    「そろそろ竜と出会うんだけど、おじいが来てくれたら助かるかなぁって」
    「なんとっ、竜と……」
    「私たちはおじいの活躍を期待しているよっ」
    「それは是非とも行かねば……」
    「うんうん。みんな待ってるから」
    「ちなみにその戦いで大怪我をしてしまって、介護用品を売りつけるまでがセットということは……」
    「──ない、よ?」
    「なんじゃ……今の間は……」

  • 第524話 今度は仕事の王都への応援コメント

    おぉ~、嫁さん登場だぁ~w
    最近はやり込められてばかりだし、意趣返しが出来るかも?www

    乙女の秘密を暴こう等と、ネシティさん1ペナですよ?w
    ルミちゃんの実験台が嫌なら自重した方が良いよ?www

    作者からの返信

    「おいネシティ……朝だぞ?」
    「ええ、おはようございます。清々しい朝に感謝ですね」
    「──空はとーっても晴れていてその通りなんだが、お前の頭の中もいい天気のようだな?」
    「たしかに、なんだか新しい自分になったかのような爽やかさがあります」
    「うむ、それはいい天気じゃなくって能天気だって話だったんだが、マジに言ってんのか?」
    「何につけても追求する気持ちを忘れないのは僕の美徳だと思ってますよ」
    「ほほう、それで何が見えた?」
    「──もしかしたら、今日は休みかもしれない。カレンダーの日付を見直してみてもそんなはずはないのに、そうかもしれないと思えるこころ……ある意味究極のタフネス」
    「まあな、それをいつかポッキリ折りたい俺の気持ちがわかるか?」
    「むしろいかにしてこの在り方を死守すべきかと考えてしまいますね」
    「それは怠惰だ」
    「むしろ未知の開拓かと」
    「……ならよ、その先駆者がどのようにして死守してるかってのを教えてやろうか」
    「本当ですかっ⁉︎ ぜひとも教えていただきたいです!」
    「ほうほう、なーるほど。勤勉なのはいいことだなぁ。じゃあよ──」
    「な、なぜ指を鳴らして近づいてくるのですか……? なぜ拳を打ちつけて肩を回すのですか……?」
    「それはな、てめえの体で思いしれやっ」
    「ぎゃあーっ……」


    「ネシティさんは寝坊でもしたのか?」
    「戦闘職に紛れてもやっていけるママの秘訣を知りたいって言った結果らしいよ」
    「それで着替えもせずにパジャマ姿でベイルさんの荷馬車に乗ってたのか」
    「なのです」
    「私はやめた方がいいよって忠告したんだけどねぇ」
    「そもそもママの秘訣がパジャマ姿でも動じない心だとか言っちゃったのが悪いと思うんだけど」
    「──でも、その通りだとも思ってしまうのが困りものだな」
    「なにせそれがお昼寝士なのです」
    「ネシティさんには適性が無かっただけのこと……お昼寝道はそれほどに容易く甘くはない──っ」
    「あ、ネシティさんが」
    「息はしてるのです」
    「……まさか奥義“瞬間寝落ち”を身につけた、だとっ……⁉︎」
    「単に落とされただけじゃない?」

  • カチュワちゃんのカーリングとかめっちゃ映像で見たいwww
    きっと躍動感溢れるたわわの見事な動きを堪能出来るだろうしw

    作者からの返信

    「目が、目が回ったのですぅ……」
    「ほんとカチュワちゃんは苦労が絶えないですね」
    「あっ、あなたは──本編の外でだけ自由に現れるという皐月さん⁉︎」
    「卒業式の打ち上げに関しては夢のように記憶から薄れているとはいえ、その認識に図星を突かれて少しメンタルが危うくなったので帰ります」
    「ちょっ、帰らないでくださいなのですぅ」
    「本編ではアイシャちゃんの最愛のひとだから登場しすぎると皐月無双になっちゃうから自重してるんですー。それにしてもよくノンストップでこれだけ滑ってこれましたよね。ベイルさんがあんなにちっちゃく見えちゃう」
    「そうなのです。カチュワが軽すぎたにしても異常なのです」
    「……ふっ」
    「ああっ、今鼻で笑ったのです⁉︎」
    「幻聴ですよ。コンプレックスにしても気にしすぎだと思いますよ? アイシャちゃんもなんだかんだそのマシュマロが好きなんですから」
    「でもでも……」
    「それに滑りすぎたのはカチュワちゃんが軽いかどうかはあんまり関係ないですよ」
    「その『軽さに疑問を挟むけれどぼんやり濁しておこう』な言い回しはともかく、だとしたらどうしてなのです?」
    「アイシャちゃんも意識してたわけじゃないけど、その盾にはアイシャちゃんの想いがこめられてるから」
    「想い、なのです?」
    「うん。逆境も悪意も敵意も弾くほどの守りを、って」
    「お祈りのチカラなのです? アイシャちゃんの優しさが沁み入るのです」
    「……明確なまでの付与、だけどね。カチュワちゃんの頑張りが報われるようにって、岩大トカゲていうかレッサーアースドラゴンの外殻で盾を作るときに込めた想いは、普通に持ってても硬い守りを得られるけど、魔力を込めたときには何ものをも弾く作用が働き、跳ね返すことだって出来る盾を作ったんだよね」
    「え……どういう……え?」
    「だからカチュワちゃんが必死に盾で着地しようとしたときにその効果は発揮されて、地面から“弾かれた”結果として滑っていったんですよ。厳密には弾かれ続けたわけですけど」
    「待ってなのです。付与? それどころか何の外殻を使ったって」
    「だから街の復興でエルフのパスを盾で受け流す事だって簡単に出来たのよね。考えてもみてよ、かなり重い石や岩の瓦礫をしゃがんで盾で受けて飛ばすなんて出来るわけないじゃない」
    「あばば……カチュワの理解が追いつかないのですぅ」
    「まあそれもこれも、カチュワちゃんの名前に由来してるんだけどね」
    「そうなのですか⁉︎」
    「影のひとから聞いたし確かな情報……」
    「これって本編に持って帰ってもいい話なのでしょうか。だとしたらカチュワも張り切って活躍してくるのです」
    「それはだめ。さすがに本編のあなたに知られるには早すぎる秘密だからっ!」
    「ああっ、カチュワのお腹のお肉を揉まないでなのですっ」
    「記憶のリセットスイッチはここ? それともここ⁉︎」
    「あひぃっ、そそそ、そんなところにスイッチなんてないのですぅっ」
    「あるはずよっ、きっと快楽が上書きしてデータをクラッシュさせてくれるからっ!」
    「あああっ、こんな気持ちいいっ……大事なデータまで壊されそうなのですぅぅっ」
    「引きこもりなめんなし!」
    「あああああああぁ……」


    「おはよ、カチュワちゃん。居眠りなんて珍しいね」
    「アイシャちゃん……んー、なんだか変な夢を見た気がするのです」
    「変な? 面白い夢?」
    「んー……よく思い出せないのです。なんだか途中からその……」
    「きっとママが居眠りにかこつけて好き勝手に揉みしだいてたからね」
    「ちょ、バラさないで⁉︎」
    「あーっ、どおりでなんだか気持ちよくって」
    「気持ちよかったのね」
    「ママの女たらし」

  • 対象がサヤちゃんだと笑えないなぁ…
    実際起こりそうだしなぁ。

    牛になった処でアイシャちゃんの平原がたわわになるのも想像できないしwww

    作者からの返信

    「早速だけどこの集まりはなんなんだ?」
    「パジャマパーティなのです」
    「そう。パジャマ」
    「フレッチャちゃんもしっかりハクビシン着てきてるし分かってて聞くんだもんなぁ……」
    「カルゴーシュに訪れて思い出というにはまだ最近のこととしか思えない、対抗戦のときの同窓会でドレスコードとして指定してきたのだから仕方ないだろ」
    「カチュワはモグラなのですっ。マイムちゃんは青い鳥で、フェルパちゃんはいつもの銀ぎつねなのです」
    「あたしだけボリューム多すぎ。これじゃ密着出来ない」
    「みみみ、密着って……そんなパーティなの⁉︎」
    「フェルパちゃんも分かってて言ってる。じゃあさっそく始める」
    「やっ、ちょっ、なんで脱がそうとしてくるのぉ⁉︎」
    「よいではないか、よいではないか──って、フェルパちゃん、下着は?」
    「あの、その……」
    「ええっ、そんな、フェルパちゃんが……下着を忘れたのです?」
    「そうっ、わたしって寝る時は下着つけない派だからっ!」
    「どんな派閥なんだか。マイムもやたらめったら脱がそうとしてやるな」
    「むぎゅぅ〜」
    「そんな目で見るな。それにまだサヤとアイシャも来てないというのに」
    「たしかに。でももう待てない……いいよね、フェルパちゃん」
    「やめっ、やめえぇ」
    『どぼじでえええええ゛っ! アイシャぢゃんどぼじでえええええ゛』
    「おや、噂をすれば、サヤの声だな」
    「ちょっと穏やかじゃない雰囲気なのです」
    「一体何があったらパジャマパーティで号泣するのか」
    「いらっしゃいサヤ、アイシャ。なんかすごい泣き声が聞こえたけどなにが──」
    「どうしたのです、フレッチャちゃん。扉の外でなにがあったのです?」
    「何故かフレッチャちゃんが赤面して震えてる。珍しい、新鮮」
    「お待たせーっ! みんなやってる?」
    「どぼじでえええええ゛」
    「アイシャちゃん、そのパジャマは……?」
    「ああ、これ? 私がいつもの格好だと銀ぎつねが3人になるからさ。せっかくだし──」
    「お揃いじゃなくなって泣いてるんだ……」
    「せっかく、でなぜ乳牛」
    「マイム、これには少しわけがあってだな……ぶほっ」
    「大変なのですっ、フレッチャちゃんが鼻血をっ」
    「私の圧巻のZZカップに恐れをなしたってことね」
    「うわあ、詰め物の量すっご」
    「だめええええっ、アイシャちゃんのおっぱいは私のものなのおおお」
    「それ、作り物だよ?」
    「なのです」
    「それでもなのおおお」
    「サヤちゃんは甘えん坊さんだね。ほらアイシャママのところにおいで」
    「アイシャちゃんんんん」
    「ほーら、いいこいいこ」
    「ん……ちゅぱちゅぱ……美味しい」
    「サヤちゃん、着ぐるみだからってそんな……」
    「フェルパちゃんも、さあ」
    「ふえぇ……ちゅぱちゅぱ……わっ、美味しい」
    「あたしも……ちゅぱちゅぱ……うまし」
    「ええっ、そ、それじゃあ私も……」
    「うんうん。フレッチャちゃんも遠慮しないで」
    「はわわ、美味しい」
    「〜〜っ、カチュワもなのですっ!」
    「いいよいいよー、さあどうぞ」
    「ちゅぱちゅぱ……んげえっ、辛いっ……辛いのですぅ」
    「あっ、カチュワちゃん大当たりーっ! 6分の1でスコビルミルクだったんだよー」
    「ひっ、ひどいのですぅ……」
    「ごめんごめん。こっちはハチミツレモンだからこっちにしてね」
    「ひゃああ、美味しいのですぅ」

    「何してるのリコちゃん」
    「ルミちゃん。いえ、私はその時にいなかったので……ううん、別にこんなよく分からない集まりに参加したいなどとは……」
    「はい、1名さまご案内〜っ!」
    「あ、リコちゃんも。さあ、ここが余ってるからどうぞ!」
    「そこってスコビルミルクのとこでしょ⁉︎」

    編集済
  • ルミちゃんたら魔性の女ねっw

    カチュワちゃんのたわわはまだまだ戦えますねぇwww
    牛を食べたら共食いになるレベルのマシュマロを装備しているもんなぁ。

    …ハルバは強く生きろw
    好きがコロコロ変わる辺り男の子ですなぁ…

    作者からの返信

    「おっ、フェルパは今日も忙しそうだねぇ」
    「先輩っ、来てくれたんですね!」
    「来てくれたも何も、同じ生産職ギルドだし」
    「それでもこんなわたしのところに来てくれるなんて優しくて先輩本当に好き」
    「引っ込み思案が少しはマシになったと思ったら、なんかネガティブになってない?」
    「わたしは元々こんなだよ。好きなことしか出来ないし、戦えないし……」
    「いや、非戦闘職が戦えないのは普通でしょうよ」
    「でもでもラプシスさんは──」
    「あのひとは逆でしょ。もともと戦闘職だったひとが何で針と糸持ってんだか」
    「謎ですよねー」
    「それにしてもフェルパは何使ってんの? どうも細かい手仕事のようだけど」
    「これはね、オーダーメイドの人形だよ」
    「へぇ……この木切れみたいなのは?」
    「右手の人差し指」
    「は?」
    「それでこっちが親指で、小指がこれで──」
    「ちょっ、ちょっと待って。人形って何を作ってるの⁉︎」
    「うーん……等身大花の精霊さん」
    「あのルミちゃんのこと?」
    「そ。だけど本人に似せすぎると面倒ごとが起きるかも知れないから、少し変えてますよ」
    「変えてるって……この顔なんてまんまじゃない?」
    「ううん。この頬の輪郭が少し丸くなってるところとか違うでしょ?」
    「わっかんないよ⁉︎」
    「でもランドさんは『なるほど』って言ってたし」
    「発注者は男のひとなんだね」
    「男のひとでも人形に興味持ってくれたら嬉しいですよ。どうですか先輩も」
    「いやいや……この調子でやってたら何年かかるのよ」
    「それがそうでもなさそうで……」
    「うん? 慣れてきたらペースアップしてきたとか?」
    「それがね、スキルツリーに新しい技能が追加されたの」
    「へぇ。まあ繰り返しやってたらたまにあるよね」
    「うん。“精密模造”って技能なんだけど、わたしがきちんと計測した情報を元に作成するときに限って、作業速度を早めてくれるんだって」
    「聞いたことない技能ね。それで今も発動してるわけ?」
    「ううん。使ってみたらなかなか疲れるのが分かったから今は普通の速度ですよー」
    「それじゃあ無理強いも出来ないか。ん? こっちのメモは……」
    「新しい注文が来て……それも人形なんだけど、同じ花の精霊さんのだからその時はもっと早く出来ると思うの」
    「これも男のひと、か」
    「ルミちゃん可愛いですからねー」
    「ちなみにおいくらで販売するの?」
    「こんな感じ」
    「まあこれだけ細かな造りなら仕方ないけど……しかしよく支払うよなこのふたり」
    「着替え用の服もセットなんですよ」
    「──まって、着せ替えできるの?」
    「え? それはもちろん」
    「ちょっとこのボディ……え、なにこの材質。柔らかくてそのくせ芯もあってまるで──」
    「本物みたいってほどじゃないけど、頑張って作ってみたんですよ」
    「中身はどうなって──」
    「いやーん、先輩のえっちぃ」
    「待って、私がえっちならその男のひとたちはどうなるのよ」
    「え? 人形好きに悪いひとはいないよ?」
    「──そんな純粋な瞳で私を見ないで……」

  • カチュワちゃんのたわわで乱され続けるハルバ…
    目線がいくのはしょうがないねw
    凄いなぁ、たわわで何話でもイケるwww
    アイシャちゃんの平原に実りが訪れる日は来るのだろうか…w
    そして、カチュワちゃんのたわわは更に進化していくんだろうなぁwww

    作者からの返信

    「ものもぉーすっ!」
    『いきなりやって来てなんなんだい?』
    「私たちがギルドカードだとかシステムだとかって有り難がってるのって、どうせあんたか、あんたらの誰かが作ったものでしょ⁉︎」
    『有り難がってくれてるなら文句もないだろう』
    「大アリよっ! 何あの筋肉はステータスに変換されるから大きくならない設定は!」
    『僕個人としては女性がどんなに強くなっても見た目に可憐なスタイルを維持できるということを期待してのことだし、実際好評を得ているというデータが……』
    「どこ調べよ! 少なくとも私としては不満があるのは間違いないわ!」
    『──この世界の根幹のひとつに言及してくるとは珍しいと思ったけど、そこまでの熱量は本当に珍しいし、本気なんだね。いいよアイシャ。僕で答えられることなら答えてあげるし、なんなら改良することもやぶさかじゃあない』
    「相変わらず真っ黒な顔でどんな表情してるのか分からないけど、どうやら交渉のテーブルに着く余地はあったみたいね」
    『そりゃあね。伊達に神さまっぽい立ち位置にいるわけじゃない。──で、君の不満を聞かせてくれないか』
    「筋肉がステータスに変えられることの良さは確かにその通りよ。でないとマケリさんもミドリちゃんもムキムキカチカチで抱き心地最悪だろうからね」
    『君、実は男が残ってるとかないよね』
    「おあいにく様。産まれてこのかた男だったことがないから分からないよ」
    『前世がすっかり無くなる際に1番最初に失ったのが男だった事実だからね。じゃあやっぱり君は女の子として女の子のことを──』
    「別に女の子同士仲良くってもおかしかないでしょ」
    『少しその辺りは議論すべきところがある気がするけど、野暮はこれくらいにしておこう。筋肉については理解を得られているんだとしたら、君がここに来た理由がいよいよ分からないよ』
    「どうせ分かってて聞き出そうとしてるって思うと業腹だけど……ほらカチュワちゃんとか、さ」
    『あー、最近お腹のお肉が少し乗っかるのが気になってきた乙女か』
    「そうそう。脂肪もステータス化してあげてよって話」
    『まあ出来なくはないよ? その場合BMIとかになるだろうけど』
    「なんか聞いたことあるようなないような響きね。でもま、それでいいわ。カチュワちゃんを助けると思って」
    『はいはい。まあテコ入れの方向性としては悪くもないかな。BMIをそのまま極限状態における生命維持や活動限界を示す余力みたいにすれば……』
    「なるほど、皐月ちゃんの進化版スケッチブックみたいになってるのね。タブレット? ふーん……なにその絵、人体の神秘?」
    『解剖図だよ。そっか、この世界は医療も外科手術するほどに発展はしてないからね』
    「外科手術?」
    『まあその辺はのちのち、回復術士って存在するの? のくだりで出てくるだろうから』
    「ネタバレ乙」
    『なら掲載は見送ろう。さて、ここでステータスに変換する脂肪を選択できるわけだけど』
    「あれ? なんでここは選択出来なくなってるの? この世界でもっとも不要な脂肪なのに」
    『もっとも不要って……君も大好きなところじゃあないか』
    「同時に忌むべき存在よ」
    『……ところで確認だけど、君の直談判の元は、カチュワちゃんの悩み解決、だよね?』
    「そうだよ。友だち想いすぎて涙出て来た?」
    『──少し、不信感が拭えないなぁ。仕方ない、あまりこういうことは好きじゃないんだけど』
    「なに? なんか不穏なオーラが出てる気がするけど」
    『君が馴れ馴れしく無遠慮に接している相手がどんな存在なのか知らしめてあげようってだけさ。超越者特権“口割り”』
    「なっ、なにこの拘束具っ……! 磔にした挙句にいつのまにか水着姿にされてる⁉︎」
    『ふふ……これは悪い子を問い詰めるための仕掛け。場所も時間も物理法則だって超越して責め立てる技能──っ』
    「ろくでもないっ! 乙女をこんな恥ずかしい格好にして一体なにをするつもりなんだこのっ!」
    『恥ずかしい、ねえ。そりゃあいい年して水着着ても膨らんでるのか分からないくらいしかないんだからね。それにやるのは僕じゃない。おいで“お仕置きイレブンス”』
    「なっ──そんなことが!」
    「はいはーい、ママのことならなんでもお任せ。寝てる間のおならの回数から仕事中のあくびの回数までなんでも揃ってますよーっ」
    『そんなことを聞くだけならわざわざ君を11人に増やして呼んだりもしないよ。君にはアイシャの口を割って欲しいんだ。これで──』
    「これは……ウラちゃんの羽根? なるほど、そういうことね」
    「そういうことって、どういうことルミちゃん」
    「そりゃあ、薄着で磔にされた女の子に羽根なんて持ってすることなんてひとつっきりでしょ。ね、ルミちゃんズ?」
    「その通りよね。私たちっ」
    「あ、悪魔がいる……やめて、わき腹はっはっはっはっ──ひいぃっ、そんなとこっ、足裏もやめっ、ひゃっ、なんでやめっ、背中もっ、太もももっ、ああっ、そんなとこまでっ──」
    『やめる必要はないよ。止めて欲しければ君の本音を吐くことだ。なあに、おおかた想像通りで誰も驚かないし言ってごらん』
    「ひっ、ひゃぁぁぁっ! わかったっ、言うっ、言うからあっ」
    「そぉ〜れ、こちょこちょー」
    「ひやあぁぁぁっ、わたっ、私は、カチュワちゃんのおっぱ……ぃにぶはぁっ」
    『ちょっと一旦止めようか。話が進まない』
    「ママのことだからどーせ『脂肪がステータスに置き換われば、おっぱいのサイズもみんなAでお揃いになって悩む必要もなくなるでしょ、わっはっはっ』程度の自白しか出てこないわよ。それよりもこんな機会二度とないかも知れないから、ルミ2号っ、例のオイル任せるわ!」
    「そう言うと思って、ほらっ」
    「さっすが私ね! そっちは──うわぁお、われながらその手際の良さはびっくりよ」
    「思いついたが吉日ってやつね。みんな考えることは同じよ」
    「だって同じルミだもんね。じゃあママ……せっかく生まれたままの姿になったことだし……」
    「ひぃっ、もうやめっ、助けてええ」
    「恨むならそこの影のやつを恨むことね、ママ。さあ、どこから攻めるかなあー? 首筋? 脇? それとも──」
    『まあ、あとは好きにしてよ。僕はこれ以上同席すると何かしら問題になりそうだからおいとまするよ』
    「ああっ、待って……あんたが始めたことなのにっ」
    『──とりあえずシステムのアップデートはまたの機会にしよう。その必要もないくらいにせいぜいサイズアップに励んでくれよ』
    「ああっ、本当に消えたぁっ」
    「さあ、ママ。そんなにバストアップしたければこのルミちゃんズがお世話してあげるわよ」
    「そうそう、この魔法の液体がよく効くのよぉ」
    「やめ……指をわきわきさせないでぇっ」

    編集済
  • 第519話 食欲にぺろりへの応援コメント

    ルミちゃんとのイチャイチャとは珍しいw
    ホントこの子達は百合空間を創るのが上手いなぁwww
    カチュワちゃんの食欲の前には敵など居ないw

    作者からの返信

    「最近なんだかカチュワの扱いがひどい気がするのです」
    「そう、なのか?」
    「ハルバくんたち男子だってそうじゃないのですか? カチュワは男子とも一緒に遊んでも良かったのに、見えないバリアでも張られているような感じで距離が出来てるのです」
    「まあそれは……致し方ない理由でもあるんじゃないか?」
    「致し方ない、なのです? それは一体誰の──」
    「きっと作者や読者の好みなんだろうな」
    「何の話なのです?」
    「んー……メタい話って展開するのも難しいもんだな。まあ俺たちは別に仲が悪いわけでもないし、今後は関わり合いになることもあるんじゃないか? それこそ順番的にはダンたちもそろそろじゃないのかな」
    「なのですっ! 楽しみなのですぅ」
    「うわっ……あの陰にスカンクがいたのか。フレッチャの弓は的確だけどいきなり背後から飛んでくると心臓に悪いな」
    「フレッチャちゃんに誤射はないのです。カチュワがこうして敵をひきつけたり追い払っているところを確実に仕留めてくれるのですよ」
    「しかし岩陰にいたのによく弓矢で仕留められたな」
    「フレッチャちゃんのお師匠さんはエルフなのですっ。真っ直ぐに当てられない的だって曲げて当てるプロなのですよ」
    「そうらしいな。俺も師匠とか出来たらいいのになー」
    「剣神様がいるのです」
    「あの人は聖堂教育で忙しいだろ? それに槍は扱えないかも知れないし」
    「槍の師匠なのですか。どこかで会えるといいのです」
    「それはカチュワだってそうじゃないのか? 盾使いは数も少ないんだから……しかしカチュワの盾の扱いも独特だよな。いまの職業はそんなに動かないとだめなのか?」
    「これはカチュワ流エクササイズなのですよ。こうして普段より大袈裟に動き続けることで、咄嗟の瞬発力を養い、筋力も高めてぜい肉も燃焼するのです」
    「まあそれにしても揺れる揺れる……」
    「ああっ、ハルバくんもカチュワが太ってるって言うのですっ⁉︎」
    「いや別にそうとは……それに太ってるって言うほどじゃないだろうし……ああもうっ、より激しく動いて燃やそうとするな!」
    「カチュワは絶対に痩せてフレッチャちゃんみたいなスレンダーボディを手に入れ──ひゃんっ⁉︎」
    「危ないっ……ふぎっ」
    「いたた……ハルバくんありがとうなのです。けど下敷きにしてしまってごめんなさいなのですよ」
    「いや、怪我が無かったなら良かったよ。じゃあとりあえず立てそうか?」
    「はいなのです。よっこらせ──ひゃん⁉︎」
    「ああっ、なんでこける時に盾を頭上に放り投げて今当たるんだ⁉︎」
    「いててなのです。ハルバくんには当たらなかったのです?」
    「まあカチュワにのしかかられてるし、なんとか無傷だよ」
    「良かったのですぅ」
    「そ、それよりそろそろどいてくれないか?」
    「あわわ、やっぱり重かったのですよね? ごめんなさいなのです」
    「いや、そうじゃなくって、柔らかくって気持ちいいっていうか」
    「ま、また言ったのですっ! カチュワのぜい肉がぁ……」
    「いやこのお肉はそうじゃないお肉で、それがふたつも柔らかくて離れられない吸引力で無限のスパイラルに──」
    「ハルバくんの言葉が全く理解できないのです。数少ない常識人枠なのに今後の展開に支障が出ちゃうのですっ! どこか怪我してないのですっ⁉︎」
    「うわっ、だから俺は大丈夫だって──」
    「ああっ、腰にたんこぶが出来てるのですっ!」
    「そんなところにたんこぶは出来ない! それは違うんだっ! たんこぶはそんなに細長くないだろっ!」
    「はわわ、なんなのですこれ……。こんなに硬く腫れて……」
    「もっ、もういいから手を離して体も離してくれっ」
    「ああっそんな急に立ち上がると危ないのですよ」
    「──あのままの方が大惨事なんだよ……」
    「なのです?」
    「カチュワの扱いは……このままでいいと思うよ」
    「え? ここでその結論が出てくるのです⁉︎」


    「ってことがあったのですよ、ルミちゃん」
    「ハルバくんにとってラッキーだったのかアンラッキーだったのかってところね」
    「カチュワが乗っかって重かったのは申し訳ないのですけど、怪我がなくって良かったって話なのです?」
    「……まあ、そういうことにしとこうか」
    「なのですっ」

    編集済
  • 第518話 きらり輝くへの応援コメント

    カチュワちゃんのメロンと桃(お胸とお尻)が更にたわわに!?w
    スイカは消えちゃうからねwww

    皐月ちゃんどうしてるかなぁ…
    沢山食べてるかなぁwww

    作者からの返信

    ギフトありがとうございます!
    昨夜更新したはずの最新話が反映されてなかったのを先ほど投稿しましたので、そちらも含めて今後ともよろしくお願いします!


    「そういえば姫騎士様。以前に会いました弓術士の子ども──今回同行することになるとか」
    「ああ、フレッチャのことだな。何か思うところでもあるかピウィー」
    「いえ、あの日からまだそれほど経ったわけではありませんが、ギルドに属して働き始めたのであれば多少は腕もあげたのかと思っただけのことで」
    「多少、ね。お前が子どもの成長を気にするとは意外だが、そうだな……今度の進軍の際にはきっと驚くことになるだろう、とだけは言っておこうか」
    「姫騎士様が薦めておられるだけのことはあると、実感したいものですな」
    「私の名において約束しよう。それにフレッチャだけではないぞ。一緒に来るカチュワという盾の子もなかなかのものだ。戦闘においては花のない職業に子どもは飽きて別の道を進みがちだが、その子はひたすらひとりで技を磨いていたらしい」
    「……要領が悪いだけでは?」
    「それがいいのよ。上手く上位職に上がったようだし、実際に見てみて良かったなら──」
    「盾、ですか。攻撃手段をひとつ減らして同行させるならそれなりに使えなければ……せめて“守護”の名を戴く職業でもないと」
    「ふふ、なんとも楽しみなことだな」
    「そういえばシャハルからの客人といえば、あの子……」
    「うむ?」
    「姫騎士様と並んでくつろいでいた頭の弱い……もとい大物になりそうな女の子がおりましたね。その子はどうなのですか?」
    「頭の……ああ、アイシャか。あの子はその……あれだ、うん……私の、友だちだ。お前たちにはやらん」
    「珍しく私情バリバリですね」
    「悪いか⁉︎」
    「滅相もありません。今から楽しみですなあ」
    「ああ、楽しみだよ」


    「へっくしっ!」
    「なんだ嬢ちゃん、風邪か?」
    「んー、誰か私の噂でもしてるのかな」
    「だとすりゃ陰口だなそれは」
    「んなにーっ!」
    「べっくしっ!」
    「汚いっ⁉︎」
    「俺も噂されてんのかな」
    「モヒカンは薄着すぎるからじゃない? 世の中のひとは服着てるからね」
    「生まれてこのかた風邪も引いたことねえよ」
    「じゃあメイリーさんが待ってるから、そこで噂されてるんだろね」
    「メメメ、メイリーは関係ないだろ……いや、あるか」
    「王都が待ち遠しいね」
    「ああ、早く会いたいものだ」

  • 第517話 誘惑に抗うものへの応援コメント

    アイシャちゃんは予想通りだったけど、子供組は抗えて無いですねぇwww

    アイシャちゃんには無い果実の躍動感に皆御満悦でしたねw

    ハルバ達はおサルさんだからしょうがないねwww

    作者からの返信

    「なあルッツ、俺って実はあんまり大したことあらへんのかな」
    「珍しく弱気だね。そりゃあ聖堂教育が終わって働きだしたら周りは先輩ばっかりで俺らが弱いのなんて当たり前なんだから気にすることはないんじゃないか? まあ弱気なダンを見れるのは面白いけど」
    「俺らがおったころって、女子はサヤちゃんで男子は俺が1番かなって思ってたけどよ、大人になったら歳が違ってもひとまとめだからなあ」
    「ダンは強いけど、ハルバとは結局引き分けてたんじゃない?」
    「あいつは長物使って有利なんやから公平じゃねえよ。それになんか大事そうにしてたあの槍もかなりの業物なはずやで。見た目の軟弱さとは全然違うてめちゃくちゃ重かったからな」
    「まあ武器種で有利不利はあるからねー」
    「弓には敵わんわけやしな。武器種といえばよ、あのクレール先輩の弟……あいつに至っては剣闘士のはずやのに魔族相手に素手で健闘しとったな」
    「そう思うとダンが凹んでるのって今さらじゃね?」
    「そんなん言うなや。あれはその……あれや、血筋」
    「うわー、絶対本人たちには言うなよ? ぶん殴られるからな」
    「わあっとるわ。せやけど、あの弟くんが入ってくるまでには俺らも強くなっとかなあかんなとは思うわな」
    「だね。けどダンが話したいことってそんなことじゃないんだろ? こんな河川敷で男ふたりで座ってさ……他はカップルばっかなのによ」
    「……まあ、俺らももう大人なわけでよ、先輩たちとも混ざって仕事してさ」
    「うんうん、最初に戻るわけね」
    「せや。ほんでよ、やっぱ大人の……先輩の女のひととも一緒に仕事して、よ」
    「なるほど、いきなり色恋は気まずいからちょっと見栄張った話の切り出しをしてみたら思いのほか現実は辛かったわけだ」
    「……ほんで、その大人の女のひとってゆーんは、なんていうか余裕があるってか、俺を子ども扱いしてくるんだよな」
    「あー、俺みちゃったわ。あの褐色美女にヘッドロックかけられて頭をワシワシされながら顔がニヤけてたダンの姿を」
    「見られてたか。せやねん、あれがなー……なんていうか、もう……柔らかくってよ、いい匂いなんかして」
    「そんなだから猿扱いされるんけだけども、悲しいかな遠目に見てて羨ましかったのは事実だわ」
    「なあ、女のひとってよ……あんなに出てるとこは出てて……みたいな体してるんだよな」
    「目覚めちゃった、うちのダンちゃんが目覚めちゃったよー」
    「うっさいわ、親かよ。まあ、なんていうか俺らの青春って、だいたい鍛錬ばっかりでさ、同期の女子なんかも革鎧つけて汗まみれ泥まみれでさ。そんな子ども時代だったわけで」
    「あの頃のダンは拗らせてたからなあ。今は逆サイドに拗らせてそうだけど」
    「あの頃っていつのことやねん」
    「それはもちろん“枕女”とか暴言吐いてた頃でしょー。たぶんそこそこにヘイト買ってたはずだよ」
    「誰からのやねん、まったく。そんでそのまくら……アイシャちゃんらが俺らの青春の1ページだったわけでよ」
    「なるほどなるほど。たしかにあの一件で絆されてからは軟派野郎に堕ちてった感じだよね」
    「そこまでやあらへんやろ。……いや、セーフやろて」
    「それで、その甘酸っぱい青春は何故か女子のサヤちゃんに負けたわけだよね」
    「なんでやねん。いや、試合には負けたかもやけど、勝負には負けてへん」
    「今の返しで、試合が女の子同士の友情で、勝負が恋愛関係だなんて誰も分からないよ」
    「ルッツはさすが俺の理解者やな。せやけど、よくよく思えば別にあのアイシャちゃんにはこう……足らへんわけでよ」
    「そこで褐色美女との比較になるわけだ。つまり色香が足りないと」
    「せや。サヤちゃんはまだわかる。けどさ、俺らがすっかりハマってたアイシャちゃんって、何が良かったんやろな」
    「目覚めちゃったよー。いいじゃないの、拗らせて恋愛なんて知らずに育ってきた生意気な男子にも優しくしてくれて簡単に恋に落ちるチョロキャラでもさ」
    「やっぱそういうことなんやろな。今は先輩たちもおるし、なんなら同期の女子かて悪かないんやから」
    「子ども体型まんまのアイシャちゃんでなくてもいいわけだ」
    「言い方最悪やけど、まあ……そういうことかも、やな」
    「認めたら問答無用でダンが最低人間だけどね。まあアイシャちゃんの魅力ってのはそういうとこ含めてだと思うけど」
    「そんなん、もう分からんなったわ」
    「まあ、年上ってのもいいと思うよ」
    「応援、してくれるか?」
    「仕方ないなあ。俺ら友だちだかんな」
    「サンキューやで、ほんま」


    「ママーっ、なんでぬいぐるみの中に入ってんのよ」
    「これはね、パジャマじゃない着ぐるみなんだよ。だから外で着て歩いてても別に問題ないんだよルミちゃん」
    「いっつも着ぐるみパジャマで外を歩いてるひとの言葉とは思えないっ。しかもなんで猫でキジトラで四つん這いなのよ」
    「そりゃ猫になりきるんだから当然でしょ」
    「四つん這いでお尻突き上げてフリフリしないのっ、はしたない! もうサヤちゃんも何か言って……って、こっちも猫ーっ⁉︎」
    「アイシャちゃんとおそろい……アイシャちゃん、アイシャちゃん……にゃーっ!」
    「ああっ、サヤちゃんが発情期に⁉︎ 助けてルミちゃんー!」
    「もうっ、自業自得なんだからしばらくそうしてたらいいわ!」
    「アイシャちゃんにゃー!」
    「サヤちゃんにゃー!」


    「……仕事終わりにあいつら元気やな」
    「知ってると思うけど、アイシャちゃんはほとんど仕事してないようなもんだからね」
    「……なあ、ルッツ」
    「なに、ダン」
    「やっぱアイシャちゃん、かわいいな」
    「アホだけどね。ひとの目がある外で着ぐるみで戯れ合う女子はアホなんだけどね」
    「でもま、癒されるっていうんかな」
    「それは否定しない」
    「やな」
    「だね」

  • みのむしからの羽化で夢のバインバインに?www
    でもそうなるとサヤちゃんの協力が難しくなるかなぁwww

    カチュワちゃんのたわわはどこまで大きくなってしまうのか…w

    作者からの返信

    「贅肉はなぜステータスに換算されないんでしょうね」
    「突然どうしたのエスプリ」
    「いえね、マケリさんみたく私もこう……動き回る職業なら気にしないでいいんでしょうけど、精霊術士ってどうしても精霊に働いてもらう関係で動かないことが多いんですよね」
    「それで最近はお昼をキャベツの千切りだけで過ごしてるのね」
    「ノームちゃんも喜びますから」
    「土の栄養にでもなるのかしら」
    「私の体から脂肪を吸い取ってくれると嬉しいんですけどね」
    「それで贅肉がって話よね」
    「そうなんです。ベイルさんは以前までギルドカードに繋がってなかったから、鍛えて鍛えて肉体だけで他のひとたちと同じだけ働いてたから、すごい筋肉だったので分かりやすいんですけど、システムの恩恵を受けられるようになった途端にこう、シュッとしましたものね」
    「あの騒動のなかでその姿だったのって一瞬だったはずだけど、たまに鏡見ながらシュッとムキッを繰り返して『やっぱこっちだよな』ってひとりごと言ってるのを見てるから知ってるのよね」
    「細めベイルさんも素敵ですけど、やっぱり見慣れた姿のほうがいいですね」
    「筋肉はステータスの力とかに変換されるから起こる現象よね」
    「それが贅肉でも出来たらなあってこのところ思うんですよ」
    「──あくまで噂の域を出ないんだけど、それを可能にする職業があるらしいよ」
    「本当ですかっ! それは是非とも知りたいです!」
    「なんでもその職業は“力士”っていうらしいんだけど、食べて食べて贅肉をつけたあとで、職業の技能を使うと痩せるらしいわ」
    「なんていう、とっても素敵な技能!」
    「前にカチュワちゃんに話したら同じ反応してたわね」
    「そりゃそうですよ。で、その職業って誰が持ってるんですか? いちど見てみたいです」
    「それが不明なのよね。技能で痩せられるわけだから、普段は見分けがつかないし、そのひともひた隠しに隠してるんだとか」
    「なんでー? 私なら絶対みんなに勧めるのに」
    「エスプリ、その力士が噂でしか耳にしないのは、力士のその人が女性だからって話よ」
    「だったら尚更じゃないですか。マケリさんも知りたくないですか?」
    「──知っていることはもう少しだけあるのよ。その力士……発揮するには専用の鎧が必要なのよね」
    「専用のってまたときめくワードですね」
    「カチュワちゃんも同じ反応してたわ。けどエスプリ……ちょっとペンと紙貸して……これが、こうで……」
    「何ですかこの絵」
    「それが力士の鎧よ」
    「鎧って……ほとんど裸じゃあっ⁉︎」
    「“まわし”っていうらしいわ。それを着用したときだけ真価を発揮する職業。あなたに出来るかしら?」
    「──っ! けど水着も着用すれば!」
    「甘いわ。力士がその真価を発揮するとき、全てが解放されて……これが、こうっ!」
    「これはっ! 技能の意味!」
    「根底から覆るわよね、体型が。力士が真価を発揮するとき、蓄えていた贅肉を肉体に戻して圧倒的なチカラを持って敵を突き出すらしいわ」
    「……これは、内緒にしておきたいし、噂でしか広まらないのも分かりますね」
    「そこだけはカチュワちゃんと違う反応ね。あのこはこのイラストを眺めながら『痩せられるならあり……』って言いながら帰っていったもの」
    「カチュワちゃんに幸あれ……」

  • あれ、やっぱり皐月ちゃんだよね?
    てことはアイシャちゃんは皐月ちゃんから脱皮したってことに?
    なんにせよ無事ウラから逃げられて良かった。

    …ウラはこれ脱出出来るの?www

    作者からの返信

    なななななな、なんでそう思ったのかな? かな?
    アデルもひとりごとで誰かと会話してたのにさーっ!

    「結局あの魔物の虫はなんだったのでしょうか」
    「──虫を食べようだなんて、とうとう魔族の誇りも捨ててしまったのかい?」
    「そ、その声は──ティールさんっ!」
    「久しぶりだねぇ。アタイたちの群れを離れてどうしてるのかなんて思ったら、人間族の街を離れて虫食に興じているなんて」
    「……ウラは魔族の鳥ですから」
    「鳥の魔族、だろ?」
    「それにしても“どうしてるか”なんて、心配してくれていたのですか?」
    「バカを言うもんじゃないよ。そんなナリでもアタイらの一族なんだ。あのマケリとかいうのに迷惑をかけていたら承知しないよってことさ」
    「うう……余計なお世話ですよ。ウラは上手くやれてますから」
    「どうだかねえ。たった1匹の虫も仕留められないどころか、返り討ちにあってたじゃないのさ」
    「なかなかに手強い敵でした」
    「ふぅ、なんならアタイがお手本ってやつを見せてやろうか?」
    「なっ、ダメです! あれはウラの獲物なんですから、絶対に手出し無用なんです」
    「はいはい。それで、マケリのやつは元気にしてるかい?」
    「えっと……変わらず元気のはずです。気になるならウラと一緒に行きますか?」
    「馬鹿なことを。アタイらが行くときは街を落とすときだよ」
    「そんなことはウラが許さないです」
    「どう許さないって言うんだい?」
    「えっとそれは……こうっ、こうです!」
    「ふぁっさ、ふあっさと羽ばたいて何してるんだい。鳥のダンスなんて見てもアタイらには面白くもなんともないよ」
    「ううっ、渾身の気迫を込めたはずなのに」
    「その丸顔にまん丸つぶらな瞳で気迫なんて言われても、ねえ」
    「虫には効いたのに」
    「その虫だけどねえ。アタイらは虫を好んで食べたりはしないよ。それはアタイらの性質を魔族からただの鳥に近づけてしまうことになるからね」
    「それってつまり?」
    「アタイらだって種の進化の道半ばなんだよ。魔族としての矜持と存在を保っていれば強く気高くあれるけど、それを手放して鳥の真似事をしていたらいつかきっと、ただの鳥になっちまう」
    「それは退化するってことですか?」
    「性質がね、人間族よりも魔族として上位の存在でいられ、人間族にはない特徴を持った特別でいるためにも、アタイらはそんな鳥みたいな真似しちゃならないんだ」
    「ウラは、ウラは……」
    「──だけども、それを逆手に取って存在を偽る術にすることもある。新たな種の祖として、枝分かれした道を行くものとして託すために」
    「そんなことがあるんですか」
    「──少しお喋りが過ぎたみたいだね。アンタはせいぜい人間族の街で追放されないように足掻くことだね」
    「むっ、ウラはちゃんとやれるのですよ!」
    「はんっ! 間違ってもアタイらに処分されるようなことにはならないように気をつけることね!」

    「──ウラは、きっとやっていけるのです」

    編集済
  • ウラは可愛いなぁ(サイズ以外)w
    まさかの虫カフェとは…
    甲虫も食べるんだなぁ。

    …もしや最後のは皐月ちゃん?
    待って、ウラちゃんステイッ!!
    まだ食べちゃ駄目ッ!!www

    作者からの返信

    「ここにみっつの皿があるじゃろ?」
    「おじいはウラを呼んで何をさせたいんですか?」
    「ウラちゃんはアイシャちゃんの仲間じゃからの。わしも良く知っておきたいと思っての」
    「そういうことなんですねっ。でしたら何でも聞いてください。ところでこのお皿にはふたがしてますけど、何が入っているのですか?」
    「ほっほ……ウラちゃんがどんな“子”かしりたくての」
    「それがこの皿たち、ですか」
    「そう。ではさっそくひとつめの皿を──」
    「こ、これは!」
    「ひとつめ、A5ランクなどとは言わない、むしろこの作品では意図して扱わなかった“Sランク”という表現がぴったりな超高級国産牛のシャトーブリアンステーキ! お値段なんと──!」
    「そんな、ウラがまる1年頑張っても食べられないほどの⁉︎」
    「そうじゃ国の東のほうにの、高級肉を育てることにこだわる変人がいての、環境や餌に金をかけまくったせいで世の中に流通させるにはあまりにもお高い牛肉を作ってしまった阿呆による一品。しかしこれは人間族が口にする最高級品で間違いなかろう」
    「こここ、これをウラに⁉︎」
    「のんのん……焦るでない。次の皿を見てからで、のう。ほれ」
    「こ、これは⁉︎」
    「この国のシンボルである山“タエヴァス”の頂きに住む幻の山羊の乳から作られたアイスクリームは、金が余って仕方がない資産家や、生活水準を地に堕としてでも食べたいと願いその目にすることすら難しいと言われるほどのもの。アイスを飾り立てる夜空の星を思わせるようなチョコやフレークも間違いなく一級品。このデザートひとつでさっきのステーキと同じ価格なのは、王都の老舗高級レストランのシェフにしか作れないものだからでもある」
    「ふおおおっ、なんですかこの宝石箱のようなお皿はっ! もしかしてこれもウラが……」
    「まてまてぃ、はしゃぐ気持ちもわからんではないが、最後の皿を見ようではないか」
    「たてつづけにこんなグルメな品を……最後の皿は、これはまさかっ!」
    「そう、わしが朝の散歩をしているときに見つけて持ち帰った虫の魔物である“エメラルドゲジゲジ”じゃ。その体内で数種類の毒を精製し、噛みつかれればどんな状態異常にかかるか分からないために駆除するには対策として様々な薬を持っておかねばならない厄介なやつ。まあ、森の深いところの落ち葉の下にいるし、実は草食で臆病だから滅多なことでは被害にも遭わないために積極的に狩られる対象ではないのじゃが……それを丼いっぱいに入れてみたのじゃ」
    「……スンっ」
    「顔から表情が抜け落ちておるが……まあよい。ウラちゃんにはこの皿たちのいずれかひとつだけあげようかの」
    「ここからひとつ……っ(ステーキはまるで焼きたて出来立てのようにすごくいい香りがします。蕩けそうな脂も舌の上に乗せたらどうなるのか……けれどもデザートも捨てがたいです。見れば見るほどにウラの乙女心が訴えてくるのです、アイシャちゃんたちと過ごすにもこれが正解なんだって。虫はきっと嫌がらせというかハズレですね。さすがにこんなウネウネして脚がワサワサしたものは……)」
    「まあ、の。アイシャちゃんとフェルパちゃんが連れ帰ってきた青い鳥は魔族の鳥らしいでの。わしらも魔族の鳥にはちと苦い思い出があるから、いくらアイシャちゃんたちの仲間といえど思うところがないとも限らん」
    「……たしかにそう、ですね」
    「うむ。それがアイシャちゃんたちとキャッキャウフフするばかりであったなら……せめてわしらには無い、何かを見せてくれならあるいは……」
    「アイシャちゃんたちには無い何かを──」
    「まあ、それはそれとして、わしからの贈り物じゃ、どれでも好きなものを選ぶが良いよい」
    「ウラは……ウラは……これにしますっ!」
    「なんとエメラルドゲジゲジを! まさかウラちゃんは虫を⁉︎」
    「はいっ、ウラは魔族の鳥ですのでこのとーり虫は大好物なんです!」
    「顔がひきつるほどに好きか! そして虫が持つ毒も⁉︎」
    「はひっ、こほほーひ、格下ボフッ毒なんベヘッ効かないのでべべぶっ!」
    「なんとこれは……じつに頼もしい仲間であるのぅ」
    「でぼっ? ブラばアイシャちゃんだでぃのっナガマ……がくぅっ」
    「ふむ、食べてすぐ寝るあたりアイシャちゃんたちの仲間らしいのう」
    「何してるのおじい?」
    「おおアイシャちゃんにフェルパちゃんかの。いまウラちゃんと楽しく話しておったのじゃが、寝てしまっての」
    「なんかウラちゃんの顔が青いような……」
    「ウラちゃんは元々青い鳥じゃからのう、フェルパちゃん」
    「そ、そうですね……」
    「あっ、美味しそうなステーキ!」
    「ほっほ、見つかってしもうたの。どれ、パンとスープを持ってくるからアイシャちゃんとフェルパちゃんも食べていくといい」
    「わーい、やったあ」
    「ウラちゃんの口から虫がこんにちわしてるよぉ……」

  • 猛るサヤちゃんを押さえられる人材は多くないからなぁw
    今はともかく、そのうち同性にも牙を剥きそうなのがなんとも…

    アイシャちゃんの能天気さを半分…、いや1/3でも見習ってくれたらなぁwww

    作者からの返信

    「あっ、ミドリさん!」
    「サヤちゃ……え、あれ? うん? 私たち知り合いだっけ?」
    「何言ってるんですか。卒業式の打ち上げで会ったじょないですかー」
    「そうだったっけ? あの時はたしか皐月ちゃんが現れて何もかも持ってかれた気しかしなかったけど」
    「んー、じゃあドロフォノスさんって呼んだほうがいいですか?」
    「なっ、なんでそれを……っ」
    「ふふふ、ミドリさんは上手く隠しているつもりですけど、私の目は誤魔化せないですから」
    「やはり同性にはバレてしまうもの、ですか」
    「ううん。きっと気づいてるのって私くらいじゃないですか? もし本編でバレそうな時があっても知らないフリくらいしますよ?」
    「じゃあ今からそうしておいて。せっかく隠し通してきたのに、こんなオマケスペースでバレると困るもの」
    「了解でありますっ! まあミドリさんでもドロフォノスさんでもどっちでもいいですから」
    「私を呼び止めた理由ね。何の用事だったのかな……ってなんでそんなにジロジロ見てるのかな? あまり私の周りをぐるぐる回りながらあちこち見られるとさすがに恥ずかしいかな」
    「これが、アイシャちゃんをたぶらかしてる武器なのね」
    「たぶらか……え、ちょっ、おしりを鷲掴みにしないで⁉︎」
    「むむむっ、柔らかヒップは曲線美の極地ね! アイシャちゃんならついつい誘惑されるのも分かるわ」
    「ちょ、今度は脚に──なんなのっ⁉︎」
    「長い……同じ人類なのかってくらい長い」
    「いや、そんなことはないよ? まあ女性にしては長身だからそう見えるんでしょうけど……だから胸をもまなっ……うぅんっ!」
    「そしてアイシャちゃんが憧れるふた山。なんてこと、水袋よりも柔らかくって、しかもハリがあるなんて。それに、なんていうかちょうどいいんだよねっ!」
    「ちょうどいいってなにそれ⁉︎」
    「ちょうどいいは“ちょうどいい”んですよっ。手のひらからあふれつつ、しっかりとそこに自立してるかのようなお胸さま……っ!」
    「崇めないで! 普段なんか布でぐるぐる巻きにしてるんだから、たまのオフくらいは解放させたいのっ」
    「たまのオフにアイシャちゃんを……っ」
    「そこは全く繋がらないからね⁉︎」
    「知ってるんですよっ、あの森であんなことやこんなことして……」
    「ひゃああ……なんで、あの時はアイシャちゃんとルミちゃんしか」
    「海底洞窟でもふたりともすっ裸になって……」
    「ふわわっ、私だって忘れかけてたことをなんでそこにいないサヤちゃんが知ってるの⁉︎」
    「そりゃあ私、アイシャちゃんの騎士ですから?」
    「そんな当たり前みたいな顔して言わないで。そもそもさっき私に話しかけてきたときも私の背後を音もなくとってたでしょ」
    「その状態でパン屋さんから八百屋さん、魚屋さんまで買い物してるのを尾けてました」
    「プロの私を越えてるのっ⁉︎」
    「ふっ、ミドリさんはこの世界のプロでしょうけど、まだラプシスさんも越えられてないくらいのひと。私はあまねく世界のプロですから」
    「もはや設定がとんでもないことになってるじゃないの」
    「とーにーかーくっ、ミドリさんはすでにイエローカード2枚ってことを伝えようと思って」
    「2枚って……あともう1枚もらったらどうなるの?」
    「……そのおっぱいを没収します」
    「こわっ! サヤちゃんはこのところ本編ベースでサイコ感出てきてるのに、本気にしちゃうよ⁉︎」
    「サイコとか失礼ですよ、ぷんぷんっ!」
    「ああ、怒りかたがコミカルなはずなのに、なぜか怖いのはなぜ」
    「これにこりたら、アイシャちゃんをたぶらかすのはほどほどにしてくださいっ!」
    「ほどほどって……じゃあ少しくらいは?」
    「やっぱりそういうつもりだったんですね⁉︎ まあ、いいです。そうですね……私とアイシャちゃん、それにミドリさんの3人だったら……いいですよ?」
    「もっととんでもなくなってる! あと言いながら揉み続けるのやめて?」
    「あー、つい?」
    「それに下着を返して……って、いつのまに⁉︎ しかも下まで⁉︎」
    「私に盗めないものなんてありませんから。次はこの羨まサイズの下着だけではすみませんからね!」
    「ああっ、返さずに消えた⁉︎ サヤちゃんは一体何者になるの⁉︎」

    編集済
  • やはりサヤちゃんに大量の供物(魔物)を捧げて貰うしかっ!www

    なんだかんだ労働はさせられる運命なんだなぁ(当たり前)w

    皐月ちゃんどうしてるんだろ?

    作者からの返信

    「働きたくない、だと?」
    「そうなんだよねー。だからなんかいい方法はないかなって」
    「それを治安維持局局長の俺に聞くのかおまえは」
    「トップのお墨付きなら安心出来るじゃない」
    「──トップだからこそ、そんな話があっても内緒にするとは思わんのか?」
    「まあまあ、私ってこうみえてバラダーさんのこと信用してるからね」
    「ふんっ、そんなことを言っても労働から逃げることなんぞ出来んが……そうだな、おまえならやはりモノを作って売ればいいだろう」
    「簡単に言うけどさ、それを邪魔してるのもギルドって仕組みなんだけど」
    「働きたくないなどと宣うわりに正攻法でしか考えてないからだろう。ベイルも俺もだが、普通に生きることを思えば国という枠組みのなかで確かな立場であるべきだと思っている。ただ、その立場を危うくすることを厭わないのであれば、闇営業というのもあるのが事実だ」
    「愛くるしい天使のような女の子捕まえて闇ってのもどうしたものかって感じだよね」
    「愛くるしい、ね。俺たちは本編で知らないことになっているおまえの謎高速自動クラフトで寝具でもなんでも作って売れば生きていくのになんの問題もないだろう」
    「商業ギルドに登録も出来ないし、生産職ギルドも出禁なのに。すぐに足が付いて御用ってなるでしょ」
    「御用って何時代だ。もちろんおまえが店を持ったり直接販売したりすればすぐボロを出して取り締まることになるだろう。それだけおまえの生産能力と無欲さゆえの低価格販売は市場を混乱させるだろうし、他の者たちの食い扶持を奪うことになるだろうからな」
    「安ければいいってわけじゃないのね」
    「そうだ。安くて良いものというのは消費者はありがたく思うかもしれんが、価格競争が激しくなるほどにひとびとの消費意識はケチになって金が回らなくなるかもしれん。何事も限度があるが、おまえは簡単にそこを飛び越えていたからな」
    「だから商売は私には出来ないんだね」
    「そうだな……だが、おまえが作りフェルパが売ればどうだ? あの子なら常識もわきまえているだろうし、さらに小売りは別に誰かを使えばいい。世に出す役目を他人に任せて、自分は作るだけに専念する闇生産者になれば、追及の手は逃れられるだろう」
    「そんなことが……それは良いことを聞いたわっ! ありがとうヒゲのひと!」
    「髭呼ばわりは心外だな。それにまあ、俺が言ったことだ。おまえの冒険者ギルド登録を抹消はしないし、金の動きも全て掴んでると思っておけ。俺に閲覧不可能なギルド関連の情報はないことも、な」
    「……そ、そんなのっプライベートの侵害だよ!」
    「プライバシーな。まあおまえはなんだかんだで雇われであり、俺は雇用側だ。いわば社長みたいなもので、咎められることなんぞない。普通に生きたきゃせいぜい普通に働くことだな」
    「ぐぬぬ……」

  • 厚い顔から綺麗な掌返しっ!w

    そんなのほっといてかっちかち折り鶴量産してス○バン刑事ごっこですねwww
    サヤちゃんにもヨーヨー造ってあげましょう?w

    作者からの返信

    「たとえば……こうっ!」
    「なにしてんのママ」
    「んっ、この折り鶴で攻撃出来ないかなって」
    「はぁ……その結界って、座標を固定するんでしょ? じゃあ手に持って結界を張ったところで動かせないじゃないの」
    「あーっ、そうだ。カッチカチを活かせるって思ったのに!」
    「普通の結界は?」
    「あれは脆いでしょ」
    「やってみないと分かんないよ」
    「じゃあ、えいっ」
    「いたっ! なんで私に向けて投げるのよっ」
    「いやー、ルミちゃんが欲しがるから」
    「欲しがってないっ」
    「でもほら、痛がっただけで、折り鶴の結界はばっきばきよ」
    「私で試してまったく……」
    「ルミちゃんは他にアイデア出てこない?」
    「結界縛りならもうさっきのやつしか……あっそうだ」
    「おお、何か思いついたんだね?」
    「うん。あのねママが……」


    「おおっ、きたきたぁ! ママはそのままじっとしててね!」
    「私の得意分野だから任せてよね」
    「魔物たちが森で無防備に寝てるママ目掛けてやってきて……」
    「けど甘いわ、そこにはルミちゃん発案の結界が張り巡らされているもの。何人たりともここで眠る私には──」
    「かかった! 魔物たちが張り巡らせた結界付きの糸に突撃して、して……うわわわわわわわ」
    「……ルミちゃん、なにこの地獄絵図」
    「思った通りでしょ」
    「思った通りなんだけど、いざ私の周りに細切れになった魔物の死骸が散乱すると素直に喜べないっていうか」
    「ママ……」
    「うん、ルミちゃん」
    「これ、2度としないでね?」
    「発案者なのに」

  • 第510話 かっちかちの手紙への応援コメント

    うわぁ…
    内容が不穏になってきた。

    明るい百合が売りの話しだったのになぁw

    皐月ちゃんの安否が気になる。
    どうなっちゃうのかな?

    作者からの返信

    「局長、まさかとは思いますが、ドロフォノスに渡した手紙にはその……」
    「事は既に終えていた。手紙の内容はそのままその通りでしかない。ドロフォノスは血相を変えて行ったが、おおかた母からの手紙だからであろう。あいつは先代の局長付きに異様なまでの恐れを抱いていた節があるからな」
    「けどもう終わっただなんて、剣神様のことが心配にもなるでしょう。ましてや引き止めていた理由だって剣神様の身の安全を思っての事だったわけですし」
    「ベイル、俺はどうしてこうも冷静でいられると思う? ちんちくりんを部屋から追い出したとはいえ、本当に一大事なら俺もすぐさま後を追うべきだろう」
    「そいつぁ、今朝方馬に嫌われたばかりで足がないからっていう……」
    「そんな理由なわけがあるか」
    「じゃあ今すぐにでも行きましょうっ、モブリーズの手が空いてますから──あいつらの乗る馬は荒れ狂うところがありますが、速さだけはピカイチで」
    「だから、俺は慌てるつもりもない」
    「そんな……局長は剣神様が心配では⁉︎」
    「もちろん心配している。しかしだなベイル。お前は最序盤から出てるくせに分からんか?」
    「ぬっ……な、何をですか?」
    「……この物語、異様に死者が出ない、と」
    「なっ、それは……」
    「もちろん魔族や魔物の危機に瀕している人間族たちという設定である物語だから、戦闘職はそれなりに危なくそういう運命に消える者も少なくないし、寿命自体が短いとさえなっている。しかし世界の、物語として描かれている範囲で死んだのは、おそらくひとりだけだ」
    「甲獣族の魔王、ですね」
    「そう。それもおそらくと言うのは、地龍にひと飲みにされただけで、咀嚼されたとはなっていない」
    「しかし、エルフのヤバい老人トァブはどうで⁉︎ セイレーンに捕まって退場しちゃって──」
    「空の彼方に消えただけだ。案外有翼種のなかで逞しく生きているかもしれん」
    「じゃ、じゃあカチュワの盾を盗んだ教師は……」
    「それこそ転職しただけだろ。心に傷を負ったようだが、私刑は禁止されていないし、やったことに対しての罰としては……重いか?」
    「まあ、見方にもよるでしょうが、嬢ちゃんの逆鱗に触れてそれなら軽いほうでしょう」
    「そうだ、そのちんちくりんの逆鱗だ。結局あのちんちくりんが求めるものは平和と昼寝し放題な楽園なんだよ」
    「楽園も過ぎれば怠惰の極みなんですねぇ」
    「ギラヘリーが襲われたときにも『悲しみのリコ』だとかなっていたが、結局どうだ。道中ふざけて、戦闘さえふざけて、終わりまでふざけていた物語だ」
    「ラストバトルではシリアスが多く読むほうもしんどくなるかと思ったら、俺らが必死になってる外ではふざけっぱなしでしたからね」
    「そういうことだ。重たい展開と見せかけて、そうは出来ないのがこの作者なんだぞ」
    「局長までもがそんな発言してるんですから、相当なもんですね」
    「ルミなんぞは、いよいよ本格的に敵対する魔族の話かと思いきや即昇天。明るい話ではなかったはずなのにすぐふざける。精霊になったあとはおふざけ担当なんだから目も当てられない」
    「見た目がSDキャラではない、俺たち人間族と同じ頭身でしかも美人であり、露出が多いときたら隠れファンがいるのも納得なのに、キャラが残念ですからね」
    「というわけで、剣神様がアデルに出会って、やる事をやっただけであるなら、それはもうその通りなのだろう」
    「そいつは剣神様への信頼の厚さですね」
    「いや、信頼の無さといえる。考えてもみろ、やる事やって返信もろくに出来ない状態になっているんだ。いくらラプシスが素早さ極振りみたいなキャラでも、魔族相手に戦いながら魔道具の返信など出来まい。今ごろはラプシスの膝の上で介護されてるだろうよ」
    「俺はその展開よりは、クラッヒト様が押し付けられてむさ苦しい膝枕をされてそうなんて思っちまいますが」
    「まあ、次の話でさっぱり剣神様の剣の文字すら出てこないんだから、問題なんぞなかろうよ」
    「残りのチーム“ララバイ”メンバーのターンが始まりそうですね」
    「ああ、また頭痛の種が……」
    「じゃあ俺も行ってきまさあ」

  • バラダーさんさぁ…
    理由があるから秘密なんであって、亜神をどうにも出来ない人に話してもリスクが増えるだけだし…
    そもそもアイシャちゃんは弱くなった事自体はどうでもいいと思っているだろうし、重要視してる部分が違うんだよなぁ。

    くっ、本編に百合が足りなくなってきやがったかwww

    作者からの返信

    「エルマーナさん、なんで局長はアイシャちゃんと仲がいいんでしょうか」
    「局長の人の良さはあなたも知ってる通りよ。精霊術士がひとりしか居なくなったときに魔術士ギルドに統合しようって話も持ち上がったのに、いつかきっとって言ってエスプリ、あなたをギルド長に据えて存続させてたのだから」
    「その節は本当に……」
    「結局公にこそしてないけれど、その精霊術ギルドに同じ“地”の精霊を与えてくれたのもアイシャちゃんでしょ。どこから連れてきたのかは知らないけど、あなた以上に局長は強い感謝の気持ちがあるんじゃないかしら」
    「じゃあ結構前からですよね……200話より前のサブタイトル「とんだ茶番』あたりですから」
    「メタいな。まあ、局長とアイシャちゃんとの関わりっていうのはそれだけに留まらずたくさんたくさんあるからね」
    「いつだったかアイシャちゃんを貰うみたいな発言もあったんだもんね」
    「それの解釈は色々だけれど、局長は使いパシリにするつもりだったって釈明してるけど、今にも至るまでも誤解は解けてない節があるわね」
    「局長って顎髭がダンディで年齢問わず女性からの人気が高いし、いちいち振る舞いがサマになってて黄色い声もしょっちゅう聞こえるのに、アイシャちゃんに対してはそのせいで少女趣味だったり、残念おじさんみたいな描写されがちですよね」
    「結局局長が他のひとに対してよりもずっとアイシャちゃんに構ってるふうに見えるのは、そもそもアイシャちゃんが普通じゃない功績をあげてるからなのよね。それと同じくらい面倒ごとも引き起こしてそうなのが玉にきずって感じだけれど」
    「アイシャちゃんの……たま……そうなんですよね、たまにアイシャちゃんの視線がこう、独特の光を帯びてるんですよね」
    「私なんてこのあいだあの子の前に現れた時には全身を舐めるように見られた気がするわ」
    「エルマーナさんの、全身……」
    「なによ、エスプリ」
    「だってそれはアイシャちゃんじゃなくっても分かるっていうか」
    「ちょ、言いながらなんで私のローブを脱がすのっ⁉︎」
    「だってほら、エルマーナさんってなんていうか、尊いんですよね。ここの曲線とかどうなってるんですか?」
    「ギルドカードは肉体の筋肉みたいなステータスに置き換えるものはカードのシステムに収めるのに、お腹のお肉はそのままじゃない? だから運動不足になりがちな魔術士は別でカロリー消費したり、食事制限したり……ちょ、シャツをまくらないで⁉︎」
    「ああ、それにいい匂い。ノームちゃんも直立して喜んでますよ」
    「それはマイムと同じで魔力に誘われてるだけじゃ……ああっ、そんなとこに手を……あふぅ」

  • 明けましておめでとうございます。

    ホントに久し振りのチームメンバー勢揃いですねぇw
    サヤちゃんにはいつまでもそのままで居てほしいなぁ。
    皆が集まるとアイシャちゃんのIQが少し上がるイメージなんですよねwww

    今年も楽しみにしていますねw

    作者からの返信

    明けましておめでとうございます!
    アイシャがマシに見えちゃうのは、他メンの勢いにたじろいでるからですかねー?

    「なんやあいつらゾロゾロと……」
    「ちょ、ダン──これってマズくないか?」
    「なにがやねん。俺たちが夜勤やっとるときに、女子たちが集団で抜け出してるんや。もしかしたらとんでもない企みでもあるんかもしれんねやで?」
    「とんでもない企み──⁉︎」
    「おう。テオもルッツも、これまであいつらが揃って出掛けたら何があった?」
    「何がって……」
    「俺ら別にそんな知らないしな」
    「使えんなあ、お前らそんなんでこれからやってけんのか?」
    「いやいや、女子の動きを逐一把握してるほうが普通じゃないでしょ」
    「そうそう。それにダンって元々アイシャちゃんを『枕女』とかいって邪険にしてたくせにさ」
    「ぐぬぬ……若気の至りってやつや。ええか、ベイルさんや局長さんがあいつらの動きに目を光らせてるのは、何かしら問題を起こすからや。それを同僚の俺らが未然に止める。なんも悪いことやない」
    「まー、それは確かに」
    「けどとんでもないことって、実際何なのか分かってるの?」
    「それをやっ、これから見に行くんやないけ」
    「うぅ〜っ、季節ものぶちこむ都合で、本編が夏だったのにいきなりの冬だから寒くてたまらん」
    「ルッツは何を言ってるんや? まあええ、あいつらが行ったのはこの先やっ。ついてきぃ」
    「ダンは細かいことは気にしないからなあ。ちなみにテオはどう思う?」
    「どうって……実際寒いし、こんなのはじめてなわけだけど、それもそのはずで、第一部の時は春から始めて年を越す前に締めくくったわけで、新年の挨拶のための番外編は描かれることがなかったから、今回どうするか悩んだ結果、らしいよ」
    「お前らお喋りもええけど、見えてきたで」
    「何あの建物」
    「木の板で作られた屋根に土壁、ガラス窓はなくって、木の蓋みたいな窓?」
    「なんやええ匂いするやんけ。美味そうな……ちょっと覗いてみるか」
    「気をつけろよ。花の精霊は怒らせたらヤバいからな」
    「わあっとる。ここの隙間から……えっ?」
    「何が見えるんだ、ダン」
    「フェルパちゃんがマイムちゃんに襲われて……」
    「ちょっ、交代交代っ!」
    「うわなんや、テオお前そんなパワーあったんか?」
    「うおおおっ……」
    「テオテオ、どうなんよ?」
    「カチュワちゃんとフレッチャちゃんが……うわぁ」
    「テオ交代っ!」
    「うぬぐっはあっ! おまっ、本気で蹴った⁉︎」
    「ななななななななななっ」
    「どうしたんやルッツ⁉︎」
    「サヤちゃんがそんな……大胆なっ!」
    「お前ら、ここで何してるんだ?」
    「あっ、ハルバ。ちょうどええ、お前もここから──」
    「あらいらっしゃい。招待状はお持ち?」
    「うっ、花の精霊……」
    「ルミちゃんだよっ! それでさ、招待状はお持ち?」
    「招待状招待状……たしかテオが持ってたよな?」
    「なっ、ダンきたねえっ」
    「ダンそれはダメやで」
    「ぐっ……なあ、ここはその、見逃してくれへんか?」
    「ふふ、ルミちゃんは優しい花の精霊だからねーっ」
    「ほんまに、たのむでな」
    「まあ、何を見たのか知らないけど、これで仕上げだよー」
    「ぐはっ、なんやこの匂いは……」
    「頭がふわふわする」
    「寒いはずやのに体が火照って……」
    「ちょ、俺はこいつらと一緒じゃあ……っ」
    「ハルバくんも、友情は大事にしないと、ね?」
    「ぐっ、あああっしんぼうたまらんでえっ!」
    「ダンっ⁉︎」
    「それはどこにも需要ないんだ! 少なくともこの物語のターゲットには特に!」
    「うわぁ、朝までには醒めることを祈ってるよ」


    「ルミちゃん、外に何かいたの?」
    「ううん。ちょっと盛りのついたお猿さんが4匹ほどいたから、都合のいい幻覚を見る匂いと、発情する匂いを混ぜて無力化しておいただけ」
    「なにそれ怖い」

  • 第507話 不安定なこころへの応援コメント

    主にルミアイシャを
        ↓
    主にルミがアイシャを
    でしょうか。

    しれっと人の持ち物を切り裂くおっさん達www

    アイシャちゃんこっそり着いていきそうだよなぁ。
    チーム"ララバイ"フルメンバーで着いていってくれないかなぁwww

    今年もお疲れ様でした。
    来年の更新を楽しみにしていますね。
    良いお年を迎えられますよう。

    作者からの返信

    いつも読んでくださりありがとうございます。感想も誤字報告もすごくありがたいもので。
    今年もまたよろしくお願いします!
    良い年になりますように!

    「未知の魔族が現れたらしい」
    「姫騎士様にしては珍しく曖昧な表現でありますな」
    「シャハルから速達便で届いたところだ。まだ裏付けが取れていないらしいが、それでも冒険者ギルド長の男からの知らせだから信ぴょう性は高いと見ている」
    「ははぁ、例の姫騎士様を負かしたモヒカンの男ですかぁ」
    「何をニヤついておる。それが別にベイル殿でなくとも……ピウィー、何もないと言っているのだ」
    「はいはい。姫騎士様の信頼を得ている男の情報、間違いもありますまい」
    「……少し棘があるが、しかしこの手紙にあることが全て本当なら我々の出番となるであろうな」
    「全て本当の前提で良いでしょう」
    「……その魔族は魔術も切り裂き、至近距離の不可避と思われる武器の乱撃すら一顧だにしないほどの守りがあるという」
    「なんですかそれは、ガチ魔族じゃあないですか」
    「ガチじゃない魔族とはなにかを問いただしたいところだが、そんな魔族と事を構えるとなったら、ピウィーの弓兵部隊は対処できるか?」
    「武器も魔術も通じない、弓は?」
    「その場には弓を扱う者はいなかったということでな、試されてもない」
    「そういう事でしたらやってみる価値はあるでしょう。認識の外から守りの反応が追いつかない速度で矢を射れば或いは」
    「そうか。カードはできるだけある方がよいが」
    「つまり姫騎士様は戦力増強のためにあの少女を取り込め、と」
    「ピウィーでは出来ないであろうが、もしそうして連れてきた時に上手く迎え入れられるか?」
    「我ら国軍は人間族の守りのためにあります。その為であれば年端もいかぬまだ1年目の少女を特別待遇で受け入れることも私が認められるよう部下に働きかけましょう」
    「特別待遇……それは彼女のほうが良しとしないであろうが、そうでなくとも同じ扱いにはならんだろうな」
    「姫騎士様、我らが扱う魔導弓とエルフが操る魔弓との違いをご存知で?」
    「もちろんだ。国軍が誇る魔導弓は弓に魔力を通わせて通常では叶わない重さの弓を扱うことだ。対して魔弓は──」
    「弓はもとより矢にも。つまりその魔族を仕留める弓の奥の手となるでしょう」
    「……魔弓について信じていないふうだった貴方が」
    「姫騎士様の言葉を信じない我らではありません。その少女がここにくるなら、その時に改めて見させていただきましょう。そしてその時にこそ、魔族を討つ策を必ずや」
    「ああ、上手くやってみせよう──国のために」


  • 編集済

    チーム"ララバイ"は相変わらず思考がぶっ飛んでるよなぁ。
    1人1人は結構マトモに考えられるのに、集団になるとどうしてここまでアホの子になるのか…www

    まぁ、アイシャちゃんの影響力の賜物ですねwww

    結局止めるならもっと早い段階で本気を出せばベイルさんも胃痛が少なくて済むのに…

    カクヨムさんのDOC○MO嫌いめぇぇぇ~😖

    作者からの返信

    「じゃあラプシスさんとおじいで一本勝負してみよ」
    「だから私はしませんって──」
    「賞品はルミちゃんが作った“話す植物ドライアちゃん”です」
    『コンニチハ、ツヨイヒトスキ』
    「(な、なにこのなぞの大根……どう見てもちょっと変わった形の大根なだけなのに、目も口もないのに喋って……)そ、そこまで頼まれましたら仕方がありませんね。では剣神様、いざ尋常に──」
    「のうアイシャちゃんや。わしはこのあいだの細い剣がいいんじゃが」
    「あれは失敗作でもう素材にばらしちゃったからなー」
    「じゃあわしはやっぱり戦わなくてもよいかのぅ」
    「ちょ、いえ剣神様? こんな珍しい大根が手に入るのですよ? 皮をはいで身を刻み、その繊維と神経の先までつぶさに観察したいとは思いませんか⁉︎」
    「いや、思わぬのう。おぬし前にも亀の魔物を瀕死にしてから甲羅の中身が見たいと言って切り分けておったが、そんなに楽しいものかの」
    「もちろんですとも。普通の亀と並べてバラしていけば一目瞭然。指の形状の違う腕と入れ替える機構も見れましたし、溶解液を蓄えてる袋もありましたし、何より普通の亀と比べて神経を引っ張り出して刺激を与えても耐えるのですよ。手足を切り離しても長く生きて……」
    「こわっ、ラプシスさん怖っ!」
    「いずれアイシャさんにも分かる時がきますよ」
    「こないから、そんなマッドな私は未来のどこにもいないから」
    「しかし困りました。アイシャさん、どうにか別の賞品をご用意いただけないでしょうか」
    「んー、おじいが興味のありそうなもの?」
    「わしとしては、もうひとつの失敗作で構わんのじゃが」
    「ああ、世紀末釘バット? それならあるけど、失敗作だからなぁ」
    「じゃあ完成させてからくれればよいでの」
    「んー、じゃあそれでいいや。はい、これを使ってねー」
    「これは……私たちには得意の武器がありますし、今さら安全策など講じなくとも」
    「だめだよ。喧嘩するにもやり方はあるんだからっ」
    『ソウソウ、ソレデタタカウ』
    「……やりましょうっ」
    「ラプシスも変なこじらせ方をしたものよの」
    「じゃあこの丸めた厚紙とうすうす木兜をふたりの間に置くから、じゃんけんして──」
    「なるほど、そういうことでしたら」
    「速さに特化したわしらにちょうどよいの」
    「じゃあいっくよー?」
    『タタイテ、カブッテ、ジャンケン……ポンッ』
    「私の勝ち──しっ!」
    「ふっ、防いでやったわい」
    「とんでもない神速だったね。目で追っかけるのも大変だよ」
    (捉えられていた……?)
    「じゃあ仕切り直しで、もっかい」
    『タタイテ、カブッテ、ジャンケン……ポンッ』
    「わしの勝ちっ!」
    「くっ、気を取られて……このままでは……」
    「遠慮なくいくぞ──って、それは!」
    「どうしたのですか? この通り私は兜も被っていない無防備ですよ」
    「くっ……わしの、わしの……」
    「はい時間切れー。結果は引き分けってことで」
    「そんなっ、私の喋る大根が……っ」
    「おぬしが負けたく無いばかりに頭の狙えるところ全てに“暗器繚乱”のスイッチを配置するからじゃ」
    「だって、だってぇぇ」

    「はいお疲れ様」
    『タタイテカブッテジャンケン』
    「もういいよ。ありがとうね」
    「生きた心地がしなかった……だってラプシスさんが勝って、これがただの大根だってバレたら、アテレコしてた私がバラバラにされてたかもって思うと……」
    「もう声が震えてたもんね。おうちに帰ったらルミちゃんの好きなフォンダンショコラでも食べようねー」
    「わぁーい、やったぁ」

  • おじい大ハッスルw
    元気が有り余ってるなぁ。

    ガス抜きで流れが変わるかな?
    変わらなかったらおじいの国落としが始まっちゃうwww

    どちらにせよベイルさん胃痛待った無しw

    作者からの返信

    「局長の武勇伝?」
    「そ。前にベイルさんたちがチラッと言ってたやつ」
    「マイムがいる時の話だったっけかそれ」
    「あたしの地獄耳は次元を越える」
    「追求するとバカを見るのはもう分かってるからなぁ。局長の武勇伝ってのは色々とあるさ。なにせ俺たち冒険者ギルドもまとめて束ねるお方だからな」
    「魔術士ギルドも頭があがらない」
    「それは単純な立場の話かもしれんが、そんなだから腕っぷしも確かだ」
    「でも亜神を前にそっこーで跪いてた」
    「あの辺に喧嘩を売るのは自殺志願者だけだろ。まあタイムリーな話だと剣神様との大立ち回りだろうな」
    「大立ち回りってことは勝った?」
    「いーや、負けたはずだ。それでもだ、1番気力も体力も充実して脂の乗ってた剣神様に挑んで、事実上の勝利はもぎ取ったって話だ」
    「勝ったの負けたの?」
    「剣神様は冒険者ギルドに在籍していたころは、強さを求めてダンジョン攻略にばかり挑んでいたそうだ。王都付近にあるダンジョンで、当時は誰も攻略が出来るなんて思ってなかった」
    「ふんふん」
    「地下階層に下りればまともに魔物を倒すことだって難しい。誰かしら犠牲を出すことになる。単純に力も頭数も足りないわけだ」
    「剣神のおじいでも難しい……」
    「その当時はまだ中年だった剣神様だが、取り憑かれたように研鑽を重ねてきただけあって、他のメンバーより頭ひとつもふたつも抜きん出ていたそうだ。それでもダンジョンの魔物に苦労するなかで、外で受けた別の任務でその目に取り返しのつかない傷を負った」
    「失明した理由はあたしが何回聞いても教えてくれない」
    「誰が聞いても、だ。まぶたにも眼球にも目に見える傷はないのに、傷だって言い張っているそうだが」
    「それで、あたしが聞きたいのはバラダーさんの武勇伝」
    「まあまて。目の光を失った剣神様はその理由も話さないし、ひどく憔悴していたらしい。で、当時はまだ現役でもあった局長が治安維持局局長に就任したばかりのことで、そんな矢先に最高戦力のひとつをみすみす失うわけにはいかないって、連日訪問して励ましたわけだ」
    「職務に忠実。あたしならそんなの知らないって言ってアイシャちゃんとフェルパちゃんを囲ってハーレムやってる」
    「お前に権力を与えちゃダメなのは
    分かった。で、どう励ましてもその気にならない剣神様に局長は殴りかかったんだそうだ」
    「老人虐待」
    「だからその時は中年で実のところ剣神の称号をもらう前でもある。その当時の剣神様は殴られて地べたに転がったそうだが、なんというか剣神様らしいというか『こんなに弱っている人間に手をあげるとは、新しい局長はなんという人でなしか』って言って凄んだそうだ」
    「ぐずって殴られて文句を言う中年……」
    「やめろ、ダメ人間みたいに言ってやるな。それで局長もやめればいいのに、まだ殴る。もうひとつ殴る、蹴るとやりたい放題でな。いよいよたまらないと剣神様は必死で避けるわけだ。いかに剣神様とはいえ、どこからくるか分からない攻撃に万全の守りなんて出来るわけもなく、相当な猛者だった局長の拳は効いたそうだ」
    「真っ暗闇で襲われたら誰でも泣く」
    「でまあ、剣神様もそんな日が何日か続けば復讐心に火がつくわけだ。なんとか目が見えなくてもって鍛えたそうだ」
    「魔力視……」
    「ああ、それ自体が希少なほどの技能だし身につけるには生半可な覚悟では無理だ。抗えない環境に身を置くか、よほど興味を持って集中してしまうような事をするか、だが」
    「剣神と呼ばれるほどのひとの特訓……ゴクリ」
    「あー、夢を壊すようでアレだが……当時の剣神様は腕っぷしもそうだが夜のほうもすごかったらしくってな」
    「夜? ほう?」
    「触って形を知り、温もりも手触りも分かるけども目が見えないことに局長に対するのと同等の憤りをぶつけたらしい。それから少しして“開眼”したとか」
    「夜ってなに?」
    「そこからの剣神様の復活は神がかっていたらしい」
    「夜とは?」
    「人間族もギルドカードの恩恵で魔力を扱える者がほとんどとなり、世界もまた魔力を纏っている。それは目が見えていたときよりも──」
    「ねえ、夜ってどういう意味」
    「視力を失った剣神様の復活は、鮮烈で苛烈を極めたものだったらしい。誰が止めても聞かず足を止めない剣神様はダンジョンの地下階層をずんずんと進んでいく。相変わらず目は閉じたままなのに魔物をものともせず倒していく姿に、周りのギルド職員も入れ替わり立ち替わりで物資を供給したり、時には代わりに犠牲になったり」
    「夜って!」
    「剣神様が進む道を支えた者のなかには局長もいた。というか最奥までついていけたのが局長だけだった」
    「へいおシリっ! 夜の意味!」
    「そこでダンジョンの主と出会い、局長が力添えしつつ見守るしかできなかった戦いを、剣神様は見事に勝利したそうだ」
    「夜とは太陽が沈んだあとの……」
    「その頃にはあとから追いかけていた連中も合流してな。みんな分かったそうだ、剣神様がやったってな。そこで局長ともこう、グータッチをして……」
    「人々が眠る時間で……」
    「いい雰囲気で終わるかと思ったときに、剣神様がその時まで魔力視が出来た喜びに興奮して忘れてた局長への復讐心が呼び覚まされて──ぐはあっ⁉︎」
    「夜ってなんのことなのぉっ!」
    「マイムっ、お前その手に魔力を凝縮させてぶん殴ってくるだなんて……ぐふっ」
    「……これがあたしの新しいチカラ──魔闘士。明けない夜があたしを覚醒させてしまったのだ……」

  • あれ?
    意外と戦いに前向き?
    アイシャちゃんなのに?w

    皐月ちゃんが上手いことまとめてくれないかなぁ。

    アイシャちゃんの最強武器はサヤちゃんだしなぁwww

    リコちゃんじゃなくクレール君だったらもっとノンビリしてるんだろうなぁw

    作者からの返信

    「あっ、もうひとつ紙ヒコーキが」
    「どうやらそれもアイシャちゃん宛てのようじゃの」
    「どれどれ……」
    「ほう、これは求婚では──」
    「ゴミ箱にドーンっ!」
    「あわれクレール……現代の英雄の息子は次男の成長に期待するしかないのかのぅ」