応援コメント

「第508話 【番外編】はじめての年越し特別編」への応援コメント

  • 明けましておめでとうございます。

    ホントに久し振りのチームメンバー勢揃いですねぇw
    サヤちゃんにはいつまでもそのままで居てほしいなぁ。
    皆が集まるとアイシャちゃんのIQが少し上がるイメージなんですよねwww

    今年も楽しみにしていますねw

    作者からの返信

    明けましておめでとうございます!
    アイシャがマシに見えちゃうのは、他メンの勢いにたじろいでるからですかねー?

    「なんやあいつらゾロゾロと……」
    「ちょ、ダン──これってマズくないか?」
    「なにがやねん。俺たちが夜勤やっとるときに、女子たちが集団で抜け出してるんや。もしかしたらとんでもない企みでもあるんかもしれんねやで?」
    「とんでもない企み──⁉︎」
    「おう。テオもルッツも、これまであいつらが揃って出掛けたら何があった?」
    「何がって……」
    「俺ら別にそんな知らないしな」
    「使えんなあ、お前らそんなんでこれからやってけんのか?」
    「いやいや、女子の動きを逐一把握してるほうが普通じゃないでしょ」
    「そうそう。それにダンって元々アイシャちゃんを『枕女』とかいって邪険にしてたくせにさ」
    「ぐぬぬ……若気の至りってやつや。ええか、ベイルさんや局長さんがあいつらの動きに目を光らせてるのは、何かしら問題を起こすからや。それを同僚の俺らが未然に止める。なんも悪いことやない」
    「まー、それは確かに」
    「けどとんでもないことって、実際何なのか分かってるの?」
    「それをやっ、これから見に行くんやないけ」
    「うぅ〜っ、季節ものぶちこむ都合で、本編が夏だったのにいきなりの冬だから寒くてたまらん」
    「ルッツは何を言ってるんや? まあええ、あいつらが行ったのはこの先やっ。ついてきぃ」
    「ダンは細かいことは気にしないからなあ。ちなみにテオはどう思う?」
    「どうって……実際寒いし、こんなのはじめてなわけだけど、それもそのはずで、第一部の時は春から始めて年を越す前に締めくくったわけで、新年の挨拶のための番外編は描かれることがなかったから、今回どうするか悩んだ結果、らしいよ」
    「お前らお喋りもええけど、見えてきたで」
    「何あの建物」
    「木の板で作られた屋根に土壁、ガラス窓はなくって、木の蓋みたいな窓?」
    「なんやええ匂いするやんけ。美味そうな……ちょっと覗いてみるか」
    「気をつけろよ。花の精霊は怒らせたらヤバいからな」
    「わあっとる。ここの隙間から……えっ?」
    「何が見えるんだ、ダン」
    「フェルパちゃんがマイムちゃんに襲われて……」
    「ちょっ、交代交代っ!」
    「うわなんや、テオお前そんなパワーあったんか?」
    「うおおおっ……」
    「テオテオ、どうなんよ?」
    「カチュワちゃんとフレッチャちゃんが……うわぁ」
    「テオ交代っ!」
    「うぬぐっはあっ! おまっ、本気で蹴った⁉︎」
    「ななななななななななっ」
    「どうしたんやルッツ⁉︎」
    「サヤちゃんがそんな……大胆なっ!」
    「お前ら、ここで何してるんだ?」
    「あっ、ハルバ。ちょうどええ、お前もここから──」
    「あらいらっしゃい。招待状はお持ち?」
    「うっ、花の精霊……」
    「ルミちゃんだよっ! それでさ、招待状はお持ち?」
    「招待状招待状……たしかテオが持ってたよな?」
    「なっ、ダンきたねえっ」
    「ダンそれはダメやで」
    「ぐっ……なあ、ここはその、見逃してくれへんか?」
    「ふふ、ルミちゃんは優しい花の精霊だからねーっ」
    「ほんまに、たのむでな」
    「まあ、何を見たのか知らないけど、これで仕上げだよー」
    「ぐはっ、なんやこの匂いは……」
    「頭がふわふわする」
    「寒いはずやのに体が火照って……」
    「ちょ、俺はこいつらと一緒じゃあ……っ」
    「ハルバくんも、友情は大事にしないと、ね?」
    「ぐっ、あああっしんぼうたまらんでえっ!」
    「ダンっ⁉︎」
    「それはどこにも需要ないんだ! 少なくともこの物語のターゲットには特に!」
    「うわぁ、朝までには醒めることを祈ってるよ」


    「ルミちゃん、外に何かいたの?」
    「ううん。ちょっと盛りのついたお猿さんが4匹ほどいたから、都合のいい幻覚を見る匂いと、発情する匂いを混ぜて無力化しておいただけ」
    「なにそれ怖い」