応援コメント

「第545話 よりどりみどりでも迷わない」への応援コメント

  • あぁ…、やはり鬼女(サヤちゃん)がでよったかwww

    アイシャちゃんがサヤちゃんにべったり張り付かれるのは予想できるけど、ミラちゃん命を守れるのか…?w

    作者からの返信

    「ふぅん、あなたがフレッチャちゃんの代わりに……?」
    「か、代わりっていうか……たまたまタイミングが合っただけです……ふえぇ」
    「幻術士ってはじめて聞くけど、さっきみたいに撹乱するのが得意なのかなあ?」
    「た、た、たぶん……ぼくはその、無力な……役立たずでごめんなさいぃ」
    「そうだよねー。フレッチャちゃんの代わりにはならないよね」
    「ふえぇ」

    (ママ、サヤちゃんを放っておいていいの?)
    (正直いまは私も恐いから少しだけ様子みときたい)
    (仕事の報告書仕上げて帰った途端に組み伏せて5分も無言で見つめられたら誰だって怯えるよ)
    (トラウマになってたらルミちゃんがケアしてあげてね)
    (なんで私……)

    「アイシャちゃんもトイレに行ったままだし、せっかくだから私もミラちゃんのこと……知りたいなぁ」
    「ふぁぁっ、ぼくは、ぼくはぁ」
    「今のが幻術? でも先に掴まれていたら逃げることも出来ないでしょー?」
    「両手首を掴まれてるのは分かるけど膝でお股をぐりぐりされてるのはなんでぇ」
    「そんなことより……役に立たない幻術だけど……」
    「役に……ぐすっ」
    「門のところで見たのはもっとこう……リアルだったっていうか、触って消えたりしなかったんだけど?」
    「あ、あれは“影法師”よりも魔力をたくさん注いで作る“分身体”で……」
    「で?」
    「よ、よくあい、相手を観察して……その……触れて……あの、嗅いで……」
    「なめて?」
    「なめっ、なめてはないです!」
    「ふぅん……で、その分身体ってどんな?」
    「込めた魔力の分だけ長持ちする技能で……」
    「本人にそっくりに作れる?」
    「そうなんですっ! それこそ体温も柔らかさも……でもよく見れば呼吸もしてなかったりして……」
    「ねえ、ミラちゃん?」
    「なんですか……サ、サヤちゃん? 急に猫なで声だしたりして」
    「んー? 私はさっきからこんなだよ?」
    「絶対違いました」

    (絶対ちがったよね)
    (うん、捕食者の目してたもん)

    「その素晴らしい技能を使って見せてほしいなあ」
    「さっきは役立たずって……」
    「んー? 何の話?」
    「このひと恐いです!」
    「ねえ、ミラちゃん……」
    「猫なで声だしながら首に手をかけるのって行動おかしくないですか⁉︎」

    (サヤちゃんならこのまま首をゴキってやりかねない)
    (さすがにそこまではしないよ……しないよねサヤちゃん?)

    「その分身体っていうのでアイシャちゃんを作ってみせて欲しいんだ」
    「アイシャちゃんを、ですか?」
    「そ。それもありったけの魔力をこめて」
    「ありったけの……ごくり」
    「ね、お願い」
    「わか、分かりました。そしたらぼくを解放してくださいね?」
    「もちろんだよ!」
    「約束ですよ? じゃあ……“分身体・アイシャちゃん”!」
    「お、おお……おおおおおおっ」
    「はあ、はあ……これで……」
    「アイシャちゃんだーっ。かわいいっ、かわいいよおおおお」
    「……えぇ」
    「ね、ねえ……この服は脱がせれるの?」
    「いえ……その、中身は、その……」
    「むむっ、脱がせれない。あー、服と体が一緒なんだ」
    「だってそれは技能の幻術で、見たまんまで……」
    「つまり、服を着てるか着てないかよどっちかなのね」
    「その2択を迫られたことはないけど、そうなります……」
    「じゃあ……」

    (ねえルミちゃん)
    (んー?)
    (しばらくは私家出しとくから上手く説明しといて)
    (まあこの流れだと確実にお風呂で襲われるか部屋で襲われるよね)
    (というわけでー!)
    (はやっ)