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2024年2月25日 03:00
弱体化を物ともせずに睡眠と不労所得を追及するアイシャちゃんwサヤちゃんが居れば不労所得の方はどうにかなりそうですけど、睡眠中の安全が心配ですもんねwww
作者からの返信
「おじいっ、遊びにきたよーっ」「ほっほ……よく来てくれたねアイシャちゃん」「本編じゃ安否不明でいつ再会出来るかんからないからね」「のっけからメタいのぅ」「まあまあ。今日私がおじいに会いに来たのは、私の尊い未来のためのことなんだよ」「アイシャちゃんの将来……まさか、いやしかし……そうじゃの、生涯未婚と決めておったが、アイシャちゃんがそのつもりであるなら……」「何を考えてるのかわからないけど、たぶん違うとだけ」「なっ、ワシの遺産目当てに結婚話ではないのかっ」「やけに生々しい。私をなんだと思ってるのさ」「じゃあ、ワシになんの用事が……?」「ほら、結局私って戦いたくないわけじゃない? でも得意なクラフトは色々なしがらみで出来ないわけで」「色々とやらかしておると聞いているからの」「でもそれって結局、既存の商売の枠にとらわれるから、なんだよね」「ふむ……?」「つまり私がお昼寝士だから誰もどうにも出来ないのなら、私の仕事も競合しないものにすればいいのよ」「ほうほう。それで、何か思いついた、と」「うんっ。これだよ!」「これは、ベッド?」「そう。でもってこのボタンで──」「おお、かってに折れ曲がっていくではないか」「これはね、足腰の弱った老人向け介護用品のひとつなんだよ。とにかくおじいに試してもらいたくって」「なるほどの、これは楽ちんでよいわ」「でしょー? なんでか知らないけど、この世界に介護用品をあまり見かけない気がしたんだよね。それにあとはリースで展開していこうかなって」「リース?」「これもまだ見たことない形態なんだけど、要は売買じゃなくって賃貸借契約なんだよ。月々いくらでって」「それなら金が無くとも手が届くっ!」「うん。だから私は老人介護用品リース会社を立ち上げて、安物の用品を月々のレンタルで回して濡れ手に粟でやっていこうっていうの!」「なんという商才。ただのギルド員にしておくには勿体ない」「うんうん。でさ、おじいは第一号になるとして……どこかにいいお客さんいないかなって」「お客さん、のぅ」「紹介してくれたら、売り上げから一部キャッシュバックの特典もあるよ!」「なんだか怪しい商法に思えてきたが……」「そんなことないない。でさ、どう?」「んー、まずアイシャちゃんの言う、介護が必要な人が圧倒的に少ないのが問題かの」「えっ、そうなの⁉︎」「これもギルドカードのシステムのおかげじゃが、歳をとったところで、積み上げてきたステータスが無くなるほどに老いの影響はないし、なんなら戦闘職はその歳まで生きていないこともザラじゃの」「なるほど」「それに加えて、平均寿命もそんなに長くない。介護が必要になるより早く命の灯が尽きるのじゃよ」「はぁ……通りでお年寄りらしいお年寄りの姿を見ないとは思った」「ワシでもかなりの高齢扱いじゃからの」「ところで本編にはいつ帰ってくるの?」「んー、そのうちじゃろうな。なにせアデルにコテンパンにやられてしもうたからの。あれほどの強者にはなかなかお目に──」「そろそろ竜と出会うんだけど、おじいが来てくれたら助かるかなぁって」「なんとっ、竜と……」「私たちはおじいの活躍を期待しているよっ」「それは是非とも行かねば……」「うんうん。みんな待ってるから」「ちなみにその戦いで大怪我をしてしまって、介護用品を売りつけるまでがセットということは……」「──ない、よ?」「なんじゃ……今の間は……」
弱体化を物ともせずに睡眠と不労所得を追及するアイシャちゃんw
サヤちゃんが居れば不労所得の方はどうにかなりそうですけど、睡眠中の安全が心配ですもんねwww
作者からの返信
「おじいっ、遊びにきたよーっ」
「ほっほ……よく来てくれたねアイシャちゃん」
「本編じゃ安否不明でいつ再会出来るかんからないからね」
「のっけからメタいのぅ」
「まあまあ。今日私がおじいに会いに来たのは、私の尊い未来のためのことなんだよ」
「アイシャちゃんの将来……まさか、いやしかし……そうじゃの、生涯未婚と決めておったが、アイシャちゃんがそのつもりであるなら……」
「何を考えてるのかわからないけど、たぶん違うとだけ」
「なっ、ワシの遺産目当てに結婚話ではないのかっ」
「やけに生々しい。私をなんだと思ってるのさ」
「じゃあ、ワシになんの用事が……?」
「ほら、結局私って戦いたくないわけじゃない? でも得意なクラフトは色々なしがらみで出来ないわけで」
「色々とやらかしておると聞いているからの」
「でもそれって結局、既存の商売の枠にとらわれるから、なんだよね」
「ふむ……?」
「つまり私がお昼寝士だから誰もどうにも出来ないのなら、私の仕事も競合しないものにすればいいのよ」
「ほうほう。それで、何か思いついた、と」
「うんっ。これだよ!」
「これは、ベッド?」
「そう。でもってこのボタンで──」
「おお、かってに折れ曲がっていくではないか」
「これはね、足腰の弱った老人向け介護用品のひとつなんだよ。とにかくおじいに試してもらいたくって」
「なるほどの、これは楽ちんでよいわ」
「でしょー? なんでか知らないけど、この世界に介護用品をあまり見かけない気がしたんだよね。それにあとはリースで展開していこうかなって」
「リース?」
「これもまだ見たことない形態なんだけど、要は売買じゃなくって賃貸借契約なんだよ。月々いくらでって」
「それなら金が無くとも手が届くっ!」
「うん。だから私は老人介護用品リース会社を立ち上げて、安物の用品を月々のレンタルで回して濡れ手に粟でやっていこうっていうの!」
「なんという商才。ただのギルド員にしておくには勿体ない」
「うんうん。でさ、おじいは第一号になるとして……どこかにいいお客さんいないかなって」
「お客さん、のぅ」
「紹介してくれたら、売り上げから一部キャッシュバックの特典もあるよ!」
「なんだか怪しい商法に思えてきたが……」
「そんなことないない。でさ、どう?」
「んー、まずアイシャちゃんの言う、介護が必要な人が圧倒的に少ないのが問題かの」
「えっ、そうなの⁉︎」
「これもギルドカードのシステムのおかげじゃが、歳をとったところで、積み上げてきたステータスが無くなるほどに老いの影響はないし、なんなら戦闘職はその歳まで生きていないこともザラじゃの」
「なるほど」
「それに加えて、平均寿命もそんなに長くない。介護が必要になるより早く命の灯が尽きるのじゃよ」
「はぁ……通りでお年寄りらしいお年寄りの姿を見ないとは思った」
「ワシでもかなりの高齢扱いじゃからの」
「ところで本編にはいつ帰ってくるの?」
「んー、そのうちじゃろうな。なにせアデルにコテンパンにやられてしもうたからの。あれほどの強者にはなかなかお目に──」
「そろそろ竜と出会うんだけど、おじいが来てくれたら助かるかなぁって」
「なんとっ、竜と……」
「私たちはおじいの活躍を期待しているよっ」
「それは是非とも行かねば……」
「うんうん。みんな待ってるから」
「ちなみにその戦いで大怪我をしてしまって、介護用品を売りつけるまでがセットということは……」
「──ない、よ?」
「なんじゃ……今の間は……」