応援コメント

「第532話 渾身のベイルと渾身のミラ」への応援コメント

  • 言われてみればそんなのありましたねぇw
    ミラちゃんの中ではただでさえ評価の低いベイルさんのイメージが底辺を通り越して下がりますなぁwww
    そりゃあげんこつの1つも貰いますわ。
    人の命が掛かった場面であんな発言をするとか、ネシティにはもっと反省と自重をして貰わないと…

    作者からの返信

    「幻術士? もちろん知ってるわよ」
    「さすがはエルマーナさんです。私は精霊術以外はさっぱりですから」
    「エスプリの場合はその精霊術に加えて局長があの子に作らせた武器も支給されたんだから十分じゃないの」
    「あの水の魔術を撃ち出す魔道具ですか? あれはもう局長にお返ししてますよ」
    「そうなの? 勿体ない話ね」
    「あの騒乱のなかで私たちは魔道具のチカラを借りて奮闘しましたけど、結局は魔力量が全然追いつかずにノームちゃんたちに負担させてたんですから」
    「──それは別に構わないんじゃ?」
    「いいえ、私たち精霊術士だからこそ、土の精霊ノームちゃんたちの性質を、私たちの適性を無視して魔道具に頼るのはきっと良くないんだって思って」
    「なるほどねー、あなたたちが魔術士ギルドにアルバイトに来てた時もやっぱり適性の違いで苦労したものね」
    「はい。ところで話は戻るんですけど、幻術士ってのはどんな魔術を使うのですか?」
    「今のところ王都の姫騎士様が囲っている幻術士は、そこにないモノをまるで実在するかのように映し出すことができるってくらい、らしいわよ」
    「へえ、蜃気楼みたいなものですか」
    「違うのは触れることができる、気がするって錯覚するところかしらね」
    「どの時点で見破ることが出来るかで影響も変わりそうですね」
    「そうね……それよりももっとえげつない使い方もありそうだけど、どうかしらね」
    「まー、それはともかくまたアイシャちゃんは新しい職業ツリーを解放してしまうんでしょうかね」
    「結界神のそれも手にしたらしいけど、今回は無理ね」
    「そうなんですか?」
    「ええ。今のところ幻術士の職業はその子だけのものだから、他のひとのギルドカードに現れることはないわ。基本的に固有適性職業は唯一なのよ」
    「そうなんですねー。てっきりアイシャちゃんのお遊びの幅が広がるものとばかり」
    「間違ってもそんなことにならないで欲しいわね。そうでなくてもあの子にはすでに意識を分断する技能が──」
    「どうしたんですか、エルマーナさん」
    「いえ、なんでもないわ。なんでも……」