応援コメント

「第506話 チーム“ララバイ” feat おじい」への応援コメント


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    チーム"ララバイ"は相変わらず思考がぶっ飛んでるよなぁ。
    1人1人は結構マトモに考えられるのに、集団になるとどうしてここまでアホの子になるのか…www

    まぁ、アイシャちゃんの影響力の賜物ですねwww

    結局止めるならもっと早い段階で本気を出せばベイルさんも胃痛が少なくて済むのに…

    カクヨムさんのDOC○MO嫌いめぇぇぇ~😖

    作者からの返信

    「じゃあラプシスさんとおじいで一本勝負してみよ」
    「だから私はしませんって──」
    「賞品はルミちゃんが作った“話す植物ドライアちゃん”です」
    『コンニチハ、ツヨイヒトスキ』
    「(な、なにこのなぞの大根……どう見てもちょっと変わった形の大根なだけなのに、目も口もないのに喋って……)そ、そこまで頼まれましたら仕方がありませんね。では剣神様、いざ尋常に──」
    「のうアイシャちゃんや。わしはこのあいだの細い剣がいいんじゃが」
    「あれは失敗作でもう素材にばらしちゃったからなー」
    「じゃあわしはやっぱり戦わなくてもよいかのぅ」
    「ちょ、いえ剣神様? こんな珍しい大根が手に入るのですよ? 皮をはいで身を刻み、その繊維と神経の先までつぶさに観察したいとは思いませんか⁉︎」
    「いや、思わぬのう。おぬし前にも亀の魔物を瀕死にしてから甲羅の中身が見たいと言って切り分けておったが、そんなに楽しいものかの」
    「もちろんですとも。普通の亀と並べてバラしていけば一目瞭然。指の形状の違う腕と入れ替える機構も見れましたし、溶解液を蓄えてる袋もありましたし、何より普通の亀と比べて神経を引っ張り出して刺激を与えても耐えるのですよ。手足を切り離しても長く生きて……」
    「こわっ、ラプシスさん怖っ!」
    「いずれアイシャさんにも分かる時がきますよ」
    「こないから、そんなマッドな私は未来のどこにもいないから」
    「しかし困りました。アイシャさん、どうにか別の賞品をご用意いただけないでしょうか」
    「んー、おじいが興味のありそうなもの?」
    「わしとしては、もうひとつの失敗作で構わんのじゃが」
    「ああ、世紀末釘バット? それならあるけど、失敗作だからなぁ」
    「じゃあ完成させてからくれればよいでの」
    「んー、じゃあそれでいいや。はい、これを使ってねー」
    「これは……私たちには得意の武器がありますし、今さら安全策など講じなくとも」
    「だめだよ。喧嘩するにもやり方はあるんだからっ」
    『ソウソウ、ソレデタタカウ』
    「……やりましょうっ」
    「ラプシスも変なこじらせ方をしたものよの」
    「じゃあこの丸めた厚紙とうすうす木兜をふたりの間に置くから、じゃんけんして──」
    「なるほど、そういうことでしたら」
    「速さに特化したわしらにちょうどよいの」
    「じゃあいっくよー?」
    『タタイテ、カブッテ、ジャンケン……ポンッ』
    「私の勝ち──しっ!」
    「ふっ、防いでやったわい」
    「とんでもない神速だったね。目で追っかけるのも大変だよ」
    (捉えられていた……?)
    「じゃあ仕切り直しで、もっかい」
    『タタイテ、カブッテ、ジャンケン……ポンッ』
    「わしの勝ちっ!」
    「くっ、気を取られて……このままでは……」
    「遠慮なくいくぞ──って、それは!」
    「どうしたのですか? この通り私は兜も被っていない無防備ですよ」
    「くっ……わしの、わしの……」
    「はい時間切れー。結果は引き分けってことで」
    「そんなっ、私の喋る大根が……っ」
    「おぬしが負けたく無いばかりに頭の狙えるところ全てに“暗器繚乱”のスイッチを配置するからじゃ」
    「だって、だってぇぇ」

    「はいお疲れ様」
    『タタイテカブッテジャンケン』
    「もういいよ。ありがとうね」
    「生きた心地がしなかった……だってラプシスさんが勝って、これがただの大根だってバレたら、アテレコしてた私がバラバラにされてたかもって思うと……」
    「もう声が震えてたもんね。おうちに帰ったらルミちゃんの好きなフォンダンショコラでも食べようねー」
    「わぁーい、やったぁ」