概要
The Life and Death of Queen Aliénor
(あらすじ)
この世が劇場であるならば、わたしの役は悪役。貴族令嬢であるため、悪役令嬢とでも言うべきか。
或る大貴族の娘が、二人の王の妻となり、三人の王の母となり、その生涯を述べていく……。
(登場人物)
わたし:大貴族の令嬢として、或る王に嫁ぎ、その後、別の王に嫁ぐ。
王太子:「わたし」の最初の夫。僧院から還俗したせいか、敬虔な性格。王となったあと、「わたし」とすれちがう。
二人目の夫:若くて野心的。自領に加え、「わたし」の領地を得て、一大帝国を築き上げる。
リシャール:「わたし」の子。
サン・テール:「わたし」の子。
この世が劇場であるならば、わたしの役は悪役。貴族令嬢であるため、悪役令嬢とでも言うべきか。
或る大貴族の娘が、二人の王の妻となり、三人の王の母となり、その生涯を述べていく……。
(登場人物)
わたし:大貴族の令嬢として、或る王に嫁ぎ、その後、別の王に嫁ぐ。
王太子:「わたし」の最初の夫。僧院から還俗したせいか、敬虔な性格。王となったあと、「わたし」とすれちがう。
二人目の夫:若くて野心的。自領に加え、「わたし」の領地を得て、一大帝国を築き上げる。
リシャール:「わたし」の子。
サン・テール:「わたし」の子。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!悪役令嬢(悪役を自認し、かつ令嬢でもある人)
政略結婚に始まり、そこから波乱に満ちた人生を送ることになる、〝悪役令嬢〟たる「わたし」のお話。
悪役令嬢もの……ではなく、ゴリゴリの歴史ものです。
国家規模の大きな出来事の流れを、長いスパンで(少なくとも「わたし」の一生涯くらいの長さで)追った物語。
いや、悪役令嬢もの「ではない」とまで言い切ってしまうのもまた違うというか、少なくとも主人公当人がそう自認している以上、それはそれで立派な悪役令嬢ものなのだと思います。
というか、そこが好き。
このフェイントというか、悪役令嬢というキーワードの絡め方。よく知られたジャーゴン的な用語を、でも「そういう用語」とせずに読んでも意味が通る…続きを読む