おまけ予告!への応援コメント
こちらも「恋愛」となっていたのですが、先に拝読した「¡テキエロ! ワインとタパスとギターとあなた」が面白かったのでためらいなく開きました。
結果、読みながら鳴沢くんと一緒に泣きました。あれ、この作品、「恋愛」……?
不器用な鳴沢くんが、傷付けられても傷付けられても優しいままだったのがぐっときます。序盤でも舞依ちゃんのことを「居場所がほかにないから」って言うし。
鳴沢くんが父親も母親も彼らなりに自分を愛していたと解釈して、再生に向かうところで、色々考えてしまいました。
イカワ様の、出てくる人たち全員に対する視線があたたかい。何かがだれかを傷付けていい理由にはならないけれど、それでも、父親も母親も風間くんも、愛されたかったのだなぁと。
以前、「過去は変えられないけど未来は変えられる」ってそんなことないんじゃない?というエッセイを読んだことがあります。人は経験を経て過去に対する理解が変わる、そうすると過去は変わる。未来は前方に向けて、過去は深みに向けて広がっているのだ、と。
言葉は違うけど、山崎さんの解釈のお話と同じように感じました。
人は大事なだれかの愛情で自然とあり方が整ったりするように思うけど、もし残念ながらそれが叶わないときは、山崎さんのいうとおり、自分で解釈を変えて、自分が自分を大事にして、あり方を整えて前に踏み出すことができるはず。
鳴沢くんと菜々未ちゃんが初恋を成就させてこの後甘い展開がはじまることを確信して、うん、「恋愛」だと思いました。
作者からの返信
気が付いて欲しいところに気が付いてくれるチョコレートストリートさんは神読者です……!
「恋愛」……。そうなんですよ、ちっとも恋愛じゃないんです笑 「人間ドラマ」とかってタグを付けたら誰も読んでくれないだろうなと思って……。看板に偽りおおありです。書き始めたときは恋愛小説だったんですけどねえ。
「居場所がないから」にも気がついてくれてありがとうございます。
鳴沢も風間も舞依も聖人君子ではないんですが、誰もが悪人として生まれてくるわけではないので、なにかそこに辿り着く理由があるんだろうな、という気持ちで書きました。
「人は経験を経て過去に対する理解が変わる」まさにそのとおりです。「過去」とは「記憶」、「記憶」は「自分自身」です。外界は内面の投影ですから、「過去」つまり「自分自身」への理解が変われば自然に自分の周りも変わってきますし、ひいては未来も変わるのだと思います。
ちょっとだけ自分を癒すことができた鳴沢が、菜々未にあんまり迷惑をかけずに恋愛していってくれればいいなと思います笑
最終話 再会への応援コメント
はじめましてこんにちは。自主企画に参加していただきましてありがとうございました。
解釈の仕方が違っていたらすみません。
率直な感想を言うと、登場する男性の過去の非行には受け入れ難いところもありました。
傷をつけたり良くない行いは全て自分自身に必ず返ってきます。
就業先のところの人たちには彼を結果的にどう受け入れたかはその人たち個人の思いもあると思います。
文末(終盤)は上手くまとまりがついて良かったです。
家族の在り方、と言うよりかは、彼が本当にこれからどう生きていきたいかを真摯に考えてほしいです。
稚拙な感想、失礼しました。
作者からの返信
深山さま、
はじめまして。読んでいただきありがとうございます。そして真摯な感想も頂けて嬉しいです。
鳴沢のことを受け入れ難いというのは、もちろん理解できることです。
確かに風間に対する鳴沢の暴力は常軌を逸していて許されるものではありません。彼はそれを今後背負っていかなくてはならないものですし、人が彼を見る目もそれによって影響されることは否めません。
鳴沢がこれからどう生きていくのか、それはまさにこの話で考えて欲しかったことなので、それを受け取っていただけてとてもありがたいと思います。
終盤がまとまって良かったと言っていただけて安心しました。
個人的には、人の生き方というのは複雑な人間関係の中でとある状態に納まってしまう、さてそこから抜け出るにはどんな視点を持つべきなのか、という点がわかりやすく書ければ良かったと思います。ただ、作者の技量と思考回路がそれに追いつかなかったので、今後わかりやすい話の書き方を勉強していきたいと思います……😅
読書と感想にお時間いただきありがとうございました <(_ _)>
最終話 再会への応援コメント
鳴沢くんに感情移入し過ぎて、最後まで読めるのか不安になりましたが、無事辿り着きました。いろいろと考えさせられました。
こんなにも心揺さぶられる小説に出会うことが出来て、幸せでした。
ありがとうございました。
作者からの返信
ヤンさん、はじめまして。
鳴沢くんに感情移入してくれてありがとうございます。後半を一気読みしてくださったようで恐縮です。鳴沢くんの心の旅を追うことで、読んだ方の苦しい何かがじんわりほぐれていってくれたらいいなと思いながら書きました。
ヤンさんの「洋館の記憶」も興味深く読ませていただきました。薫さんのあっさりした大人っぽい感じがとても好きです。彼女がよっちゃんの存在を感じて、単純に怖いとかではなく、話を聞こうとしている姿勢がいいなと思いました。あと、桜内先生とのやりとりで、大人っぽい高校生だったらあるだろうな、というリアルな感じも良かったです。
ほかの作品も楽しみに読ませていただきますね。これからもよろしくお願いいたします。
<(_ _)>
イカワ
最終話 再会への応援コメント
鳴海さんが様々な困難の末に、本当に好きな人と再会出来て良かった!
苦しみも、葛藤も丁寧に描かれ、どの回も心を動かされました。
あー、感無量で上手く言葉が紡げませんっ!
素晴らしい物語を届けて下さってありがとうございますm(__)m
作者からの返信
最後まで「再会」をお読みいただきありがとうございました!
堀井さんのように様々な人物を掘り下げて書くことのできる方からこんなにありがたい言葉をいただけて、ちょっと落ち着かないような気持ちになります。うれしいです。
私も「あの娘が空を見上げる理由」を毎話しみじみしながら読んでいます。
伸也さんの椅子の話では「職人の誇り 3」で伸也さんのことを語る和夫さんの友人としての眼差しの優しさ、「燻し銀の男達 2」で腹を括る伸也さんの心の移り変わりが印象的でした。
これからも楽しみに読ませていただきたいと思います。つい語りたくなってしまうのでコメントも書き込んでしまうと思いますが、お付き合いいただけると幸いです。よろしくお願いします……。
最終話 再会への応援コメント
鳴沢の物語だったのですね。
まだ不確定要素があるようですが、救われたようでなによりです。
鳴沢は自己解決しましたが、カウンセリングなどを受けていない人なら、自分が父親や母親と同じくらいの年齢になって、いつの間にか同じことをしていると気づいて愕然とするか、決して親のようにはなるまいと、歯を食いしばって逆境に耐えるかのいずれかだろうなと思います。
幼少時のトラウマはまったく違う状況でも、ふとしたきっかけで飛び出して来るので怖いですよね。
……などと、いろいろ現実的なことを考えてしまいました。(夢がない!)
いずれ菜々未の物語も読んでみたいです。
お疲れさまでした!
作者からの返信
うーん、やっぱり北島さんからいろいろ学んでから書いてみたかったです。
人は無意識に自分のこれまでの経験を元に生きていきますから、それが後に大きな滞りを起こすような経験であった場合は確かに大変ですよね。北島さんはお仕事上、それこそメタ視点から人の行動や動機、その背景を見ていくことができると思いますが、何かに躓いてしまった人がその視点を自己に対して持てればいいなと思います。そうだ、そういうお話を書いてください!
「幸せのカップ麺」でミドリが慌てている後輩の様子に引きずられずに落ち着いた声を出す下りがありますが、あれを読んでから、議論が白熱しそうになったときはミドリのことを思い出して気を落ち着けています笑
そういうテクニックをまとめた話が読みたいです。ぜひお願いします。
続編を書くとしたら菜々未視点になるだろうと思っています。
最後まで拙作をお読みいただきありがとうございました。お勉強もさせていただき、大変有意義なコメント交換ができて良かったです。
編集済
第26話 新しい星の夢への応援コメント
鳴沢は見捨てられ不安ですね。
小さい頃の出来事がトラウマになってしまい、親しい人ができても、いずれ捨てられるのではないかという……
だから結婚生活も続かない。
以前とすっかり境遇の変わった山崎さんと会ったときも、置いてきぼりを食らったと思ったことでしょう。
夢のなかでは母親の行動を理解し、許すことができたようですが、現実ではまだまだかもしれませんね。
まっすぐな菜々未のような人がいれば、少しずつ癒すことができるかもしれませんが、その過程で相手もかなり傷ついてしまいますね。
作者からの返信
あっはっは!さすがプロ!リアルな予測ありがとうございます!
そうなんですよ。二人の将来にはラノベ版とリアル版がありまして笑
ラノベ版は言うまでもなくイージーモードのラブラブ展開なんですが、リアル版だと菜々未は結構苦労するだろうなー、と思っています。
特に二人の間に子供ができた時が試練でしょうね。鳴沢が赤ちゃんに嫉妬せずに父親になれるかどうか、菜々未がそれまでに鳴沢の愛情不足をある程度解消できているかどうか。お話では鳴沢は奇跡的にお酒を飲まずに来ていますが、いつ再燃するかもわからないというリスクもあります。
でも、私としては鳴沢の将来には楽観的で、この夢の体験は彼にとっての転換期になると思っています。
彼にはもう両親がいませんから、彼の親との関係は、彼の中で内在化された親との関係の修復にかかっています (生きていてもそうですけどね)。彼もそれに気が付いて「今はもういないのに苦しめる」母親像を「鳴沢の思い描いた」優しい母親で上書きしています。母親は彼を置いていってしまっていますが、一緒に暮らしている間は仕事に行く前に鳴沢のために毎日お弁当を用意しているので、彼にとってはそれが愛された証になるはずです。
異性の親との関係は異性のパートナーとの関係に投影されるので、母親像との融合の後、菜々未が現れるのは彼にとっての異性像にも影響していることを暗示しているつもりです (^^;)>
翻って菜々未は割と現実主義で、妹としての立場を上手く活かして生きてきています。二歳しか違わない姉ですが、競争をしようとは思ってはいません。高校も姉よりランクの低いところに進み、大学も姉と違い短大です。雛乃も菜々未がライバルにならないことを知っているので甘い姉で居られます。唯一ライバルになったのは鳴沢に対してだけですが、それも菜々未はこっそりと姉の気持ちを推し量るに留まっています。
じゃあ、周りに上手く甘えて生きてきているのかというと、そうでもなくて、援交パーティーから逃げ出すときにはバンのドアも一人で開けられなかった少女が、十年後には重い金属部品を一人で顧客に届けに行くし、機械油で手を汚しながら穿孔作業もしたりする。事務処理もこなすし、精神的にも体力的にもオールラウンドでタフな女性に成長しています。
援交パーティーの件は多分トラウマになっていて男性には奥手のはずですが、同時に鳴沢に対しては「本当はいい人」というのが吊り橋効果もあって五割増しくらいで刷り込まれているはずです笑 だから、鳴沢が多少理不尽な行動をとっても受け入れる器量が菜々未にはあるんじゃないかなと思っています。
二人には十分成熟して欲しかったので十年待ちました。再会のとき、鳴沢はおおよそ三十で菜々未は二十八ですから、この年でここまで成熟するかなとは思いますが、あんまり年取らせすぎても面白くないのでこんな感じでしょう。
何を長々と語ってるんだか……笑
編集済
第24話 現実だと信じているものへの応援コメント
山崎さんのスピーチ、社会構成主義の視点なども盛り込まれ、とても良かったです!
作者からの返信
ありがとうございます!
北島さんにそう言っていただけると「やった!」 ✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 という気持ちになります。
社会構成主義というのは知らなかったのですが、確かに重なる部分がありますね。勉強になります。
自分の中の「苦しい」という気持ちにどうやって向き合って乗り越えていけるのか、みたいなことをもうちょっと筋道立てて書けたら良かったなと思うのですが、プラナリアさんのような方とお話しながらいろいろと発見していったところがありますし、書いた後も北島さんとお話しながら、また新たに思うところも出てきているので、まあ、今はこの程度かな、と思います。
「仮想的」とは何かみたいな話もじっくりしたいのですが、そうなるともう小説という範疇を超えるので、将来的にエッセイとしてまとめられたらいいなと思います。誰が読むんだってとこは置いておいて……笑
第18話 揺らぎへの応援コメント
山崎さんの説明する座禅がレジリエンスというより、フォーカシングに見えて来ました。
職業病ですね(笑)
作者からの返信
ここはゲシュタルトを思いっきり意識して書きましたので、そう思われるのは必然かと…… (´∀`;)
坐禅と心理学を混ぜて書いてしまうのに躊躇がありまして、最初は山崎さんに「ここまでは坐禅」という境界を宣言させていました。でも、読む側にしてみれば「突然の技術情報乙!」って思うだろうし、頭の中で区切り付けながら考えたりもしないだろうなという結論に達し、目をつむってごちゃまぜのまま出してみました。
この作品は、北島さんに査読とレビューをお願いして、会議しながら書きたかったですね。そうしたら後の山崎さんのスピーチがもっと系統だったものになったと思います。
第17話 菜園での会話への応援コメント
色々な仕事を経験するのは人間として広がりが出ますよね。
私は師と仰ぐ方に、自分のやっている田植えに誘われたり、子どもたちのサマーキャンプのスタッフを務めたりしました。
後年その方が言ったとおり、自分のなかで幅が広がったと実感しました。
作者からの返信
植物にしても人間にしても、何かを「育む」というのは特に学びになりますね。どちらも時間と忍耐が必要ですからね笑
様々な状況に面した経験を持つということは、共感の幅が広がるってことなんでしょうね。
第13話 同級生への応援コメント
二人の墜ちていく過程ですね。
鳴沢には菜々未のお姉さんがいてくれたから、踏みとどまることができたのでしょうか。
わざわざのお礼、ありがとうございます。
近況欄のコメントへの返信は通知されないようなので、こちらにもそのまま転載しますね……と思ったのですが、完コピだと距離感が出てしまうので、現時点での気持ちを入れ、少し修正したものを記します。
近況欄にまでお礼文をいただけるなんて、感謝感激です!
レビューに書いたことは、実際に私に起きたことだったので、語るべき内容はすぐに思い浮かびました。
ほかの方のコメントも拝見しても、みなさん"なにか"を見つけているようで、『ああ、やはり作品の力なんだなあ』と、あらためて感じました。
この作品をもっとみんなに知ってもらいたいです!
作者からの返信
ふわぁ…… (˶艸˶) ……がんばります。
雛乃のおかげもありますが、鳴沢くんの方が根がまじめなんでしょう。風間くんは「風神」なんて自己申告できちゃうタイプですからね。
第10話 告白への応援コメント
すみません、ちょっと仕組みの間違いを見つけてしまったので、お知らせしていいですか?
臨床心理のほかに、仕事で法律もやっているので……
本間さんが「上告はしなかったの?」と聞くシーンです。
「上告」は、二審裁判の判決が不服だった場合に最高裁判所に上訴することを指します。
今回の一審は家裁であり、高等裁判所に不服申立てをするので「控訴」になります。
どちらかわからなくなったら「上訴」としておけば便利ですよ。上級審に不服申立てをすること全般を指すので。
本コメントは削除して構わないです。
作者からの返信
ありがとうございます!大変助かります。
この手続きを書くのがとても難しかったんですよ……。法律事務所のサイトを幾つも見ました。「上訴」、覚えておきます。コメントはほかに役に立つ人も居るかもしれないので残しておきます。
知識のある方から教えていただけるのは貴重なのでありがたいです。ほかにも何か気づいたことがありましたら、遠慮なく書き込んでいただけると嬉しいです。
あと、前回のコメント後、プロの方にこの小説読まれると、病んでたことがバレてしまうなと気が付いてしまいました笑
第8話 風間の罠への応援コメント
うーん。鳴沢くん、ちょっと脇が甘いかも!
前話の返信についてですが、イカワさんの洞察にどきりとしました。
勉強しています――というより、職業にしています。臨床の方ですが。
日常生活ではしませんが、仕事の上では相手の隠れた真意がどこにあるのか読み取ろうと、必死に頭を働かせています。
メタ視点……自分では気づかなくても鋭い人には察知されてしまうんですねえ。
作者からの返信
ふふふ。鳴沢くんのことについては後に説明がありますのでご心配なく。
お仕事にされてるんですね。
1 章の 7 話で「見当識の喪失を感じる」と書いてあったので、病院に勤めていらっしゃる方かなと思いました。
後は 3 章 9 話のサスペンダーさんに対する美紗紀さんの観察と説得はプロ並みでしたので、カウンセラーか NLP 系自己啓発セミナーの講師か……笑
ちなみに私は同業者でもなんでもありませんよ。
編集済
拙作『ロストインバンコク』で一番描きたかったのは、タイの闇社会や風俗ではなく、もちろん男同士の殴り合いや殺し合いでもなく、本当に、あの百合子の空港のシーンだったと言っても過言ではないです。
小説を書く上で「傷付いた人間の再生」というテーマがずっと心の中にあります。
もしかしたらミヒロさんもそうなんじゃないかな。だから描きたい世界感が似てくるのかもしれませんね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。家宝にします。
一日考えましたが、良い返信が思いつきません。
なのでこっ恥ずかしいですが、ど直球の返信を……。
百合子さんの空港のシーンはとてもデリケートな内容ですよね。
あのシーンを読んだ時、ああ、百合子さんの、この泣き方を私は知っている、私もこんな風に泣いたことがあったな、と思ったんです。そしてその時の感情もぶわっと甦ってきて。
と同時に、それを書けるということは、この人も同じ気持ちを体験したんだろうな、言い換えると、同じ痛みを知っているんだ、と思いました。そして、その痛みを百合子さんの気持ちとして追うことで回復へ昇華させている。読んだ人もそれを追体験して回復へ向かう。
自分を救うだけじゃなくて、読んだ人も救っているし、その文章がシンプルに語りかけるだけに心に響いて痛いくらいで、多分本人は無意識に書いてるし、私はそんな文章逆立ちしても書けないし、そんなこんなで二日くらいふててました。
同じテーマでもこんなに違うんですよね……。頑張ろ。
第3話 靴擦れへの応援コメント
はじめまして。
昨日はご訪問ありがとうございました。
舞依という女性の性格が登場シーンからよく描けていると感心しました。
何かやらかしそうだと思っていたら、案の定、そのような雰囲気になっていますね。
ヒロインは流されやすい性格なのでしょうか。
登場人物の言動が自然で、違和感なく物語のなかに入り込めました。
作者からの返信
はじめまして、こんにちは。
わざわざご訪問いただき恐縮です。
舞依の描き方をお褒めいただきありがとうございます。
このぐらいの年の女の子は、進んでいる子とそうでない子の差が結構はっきりしているんじゃないかな、と思いつつ書きました。背伸びもしてどんどん自分もその中に入っていく子と、背伸びはしてみたいけどそんなチャンスも勇気もない子。
菜々未は、流されやすいというより初心なんですね。舞依も菜々未ももうちょっと先にちらりとそれぞれの背景が入りますのでお楽しみに。
北島さんの「妖魔の地…」も、最初からとても読ませる文章だなと感じました。最初の三段落だけで、主人公が今いる場所と状況設定がわかって感服です。実はヒサヒトヒリューさんの批評企画から伺ったのですが、私は個人的にふりがなも含め、これ以上あれこれ盛ると読む側が想像するスペースが無くなってしまうのでは、思いました。ターゲット読者をどの年齢層にするか、映像としてどこまで見せたいのかによるかも知れませんね。
ぜひ引き続き読ませていただきたいと思います。
最終話 再会への応援コメント
読み進むうちに、いつしか鳴沢が自分自身のように感じてしまい、勝手に世の中を憎み、自分の運命を恨んでいました。
救いと希望。愛する人、そして愛してくれる人。それがあれば、人はどれだけ傷ついても前を向いて生きていける。
素晴らしい物語でした。
作者からの返信
ありがとうございます。私が尊敬する書き手の方から話に寄り添っていただいたコメントを頂戴できて本当に嬉しいです。このページを保存版にして取っておくつもりです。
いうほど容易くはありませんが、自分を愛することができたときに初めて人も愛せるんだなと思ったことがあります。そして人を愛するというのは、自分の器量を知ることでもあるなあ、と。
人生では幾つになってもその年齢なりの課題を突きつけられますが、それを乗り越えることで自分を幸せにできる方法が何かひとつ身に付くのかなと思います。とはいえ、些細なことで舞い上がったり、落ち込んだり、書くことと実際はなかなか一致しませんね!
第24話 現実だと信じているものへの応援コメント
わたくしごとで出遅れました。見事な説法ですね。腑に落ちました。
また、風間が鳴沢に対して「同じ場所に居て欲しいかった」と思うその気持ち、
我々のような臆病な男はみんな持っている感情かもしれません。
作者からの返信
新橋が正念場だったので人の作品どころではなかったでしょう。斯く言う私も昨夜遅くに自分の仕事を納品するまで新橋の最終話が読めずに苦しい思いをしました笑
説法が腑に落ちると言っていただきありがとうございます。風間くんに限らず、寂しいとつい愛を試したくなってしまいますよね。
あわわ、私の名前が書いてあるΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
いやいや、私などカクヨムの片隅でひっそりやってる小物ですので……。こちらこそ、心に響く作品に巡り会えて嬉しかったです。山崎さんの言葉は含蓄深くて、こんな人物が描けるってすごいなぁと思っていました。これからも学ばせて下さいませ。
本当に、完結おめでとうございます✨
作者からの返信
とんでもないです。心の琴線に触れる作品とはプラナリアさんの作品をいうのだといつも思っております。もうそんな方に読んでいただけただけでなく、深いところまで本当によく汲んでいただいて、ありがたいとしか言いようがありません。
こちらこそ学ばせていただきます。今後ともよろしくお願いします m(_ _)m
完結お疲れ様でした……!
間違いなく日々の楽しみでした。本当にありがとうございます。
作者からの返信
こちらこそありがとうございます!
コメントが頂けるなんて思ってもみませんでした。特大ボーナスです!長い間ありがとうございました ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )⁾⁾
第26話 新しい星の夢への応援コメント
鳴沢さん、遂にここまで来ましたね……。
〉自分の望む通りではなかったが、それでも自分たちは家族だった。
父親も母親も、不完全で歪な一人の人間だった。それでも、精一杯親であろうとしていた。
鳴沢さんの場合は本当に辛い思いをされたでしょうが、それでも彼らの愛情が根っこにあるんだろうなと思いました。
作者からの返信
ウワァァ。゚(゚´Д`゚)゚。ァァン!
プラナリアさんのような方に読んでいただけて、私は本当に果報者です……。
この話を書いて良かったです (´•ω•̥`)…クスン
第24話 現実だと信じているものへの応援コメント
更新お待ちしてました✨
山崎さんの言葉も奥深いですが、芙美さんの手の温もりがなんとも……(´;ω;`)
鳴沢さん、こんな風に泣けてよかったですね。ずっと一人で抱えてきたのですから。
作者からの返信
更新をお待ちいただき大変恐縮です…… ((( ;゚Д゚)))アワワ
山崎さんと芙美さんは対称になっています。山崎さんは指導的な役、哲学的・理論的なアプローチを取っていて、芙美さんは与えて面倒をみる、感情に寄り添う役です。人生全体を通じた時には山崎さんの哲学は生きる指針になると思いますが、感情的なしこりを緩めないとそこに到達できません。感情レベルの問題は芙美さんじゃないと動かないだろうなと思い、芙美さんに神社まで来てもらいました。これで鳴沢くんは第一段階突破です。
でも、この人達、ちょっと鳴沢くんに触りすぎですね……。(⸝⸝• •⸝⸝)
第23話 決心への応援コメント
鳴沢さんの人間としての本質が現れている回ですね……。
助けてあげたい、というのはエゴ。そのとおりだなと思います。最終的に選ぶのは本人であり、誰もその人を変えることはできない。変わるのは、本人。
その上で、私たちは力になりたいと願う。
鳴沢さんが必死で差し伸べた手。
風間さんにとって、鳴沢さんは特別な存在だったのでしょう。分かってくれるはずの相手に裏切られたと思ったのか。見返りを求めない優しさを知っているから、引き受けてもらえると思ったのか……。
みんな、宇宙の闇をひとり彷徨う。
それでも、自分の軌跡を見守ってくれる存在がいたら、その孤独が少し和らぐような気がします。
山崎さんがんばってください……!
作者からの返信
だあああっ!朝早くから次回のネタバレしないでくださいよぉぉ笑
山崎さんのスピーチに四苦八苦している最中なんです……。もー、続きはプラナリアさん書いてくださいよー。私より上手に書けそう。
いや、「書けそう」じゃないな。絶対私より上手。
第18話 揺らぎへの応援コメント
私も瞑想をしたことがありますが、思った以上に難しかったです。常に何かに囚われて生きているんだと思いました。
過去からも未来からも切り離されて、ただ今を生きる。まっさらな自分になる。本当に、その通りですね。
鳴沢さんは、自分自身に立ち返ることができるのでしょうか……。
作者からの返信
現実的には、何も考えない、ということはありえませんからねえ。考えても中に入り込まずに出てこられるようになる、というのが目指す点かなと思います。
「自分が何者か」という自分の中での定義は、自分の人生を左右するほどの意味を持ちます。「あなたについて教えて下さい」と言われたときに私たちが語る物語は、私たちのこれまでの生い立ち、つまり「過去」という名前で、この世界に対して私たちが作り出した解釈に過ぎません。その解釈でさえ、「言葉」という媒体を使わなければ表わせないのに、その「言葉」が逆に私たちの在り方を定義してしまう、とは不思議なことだと思いませんか。
「今」という瞬間には、この言葉が入り込む隙きがないので、自分がただ在ることができるのだと思います。
菜々未ちゃんにいつか会える日を信じて、鳴沢くんにはもうひと頑張りして欲しいと思います…。
第16話 自受用三昧への応援コメント
「自受用三昧」蘊蓄ある言葉ですね。勉強になります。
しかし咄嗟に中学生の頃、友人の家にあった祖父のジープの横腹に書かれていた「自家用」を思い出した自分は鳴沢派です。
作者からの返信
「自家用」、確かに書いてありましたねー。
私が小さかった頃、突然父がジープに乗って帰ってきました。私が母に「お父さんジープ買ったの?」と聞いたところ、母は「お父さん、本当はジープが欲しかったんだけど、高くて買えないから、スズキの安いやつを 36 回の月賦で買ったのよ。お金もないのに嫌になっちゃうわ」とこぼしていました。今考えると幌付きのジムニーを中古で買ったんでしょうね。
乗せてもらったところ、車高があるので景色が良くて楽しかったのですが、冬になると幌の隙間から寒風が吹きつけて寒いこと、寒いこと。幌も古くて雨漏りもするしで、月賦を払い終わる前にファミリアに買い替えていたと記憶しています。
歳がバレますな……。
第16話 自受用三昧への応援コメント
自受用三昧。含蓄深い言葉ですね。山崎さんのお話、もっと聞いてみたくなります。
鳴沢さんの過去は胸に迫りました……。階段を踏みしめるように日々を重ね、その先で、彼の人生が開かれていくことを願います。
私の拙いエッセイが多少でもお役に立つことがあれば、嬉しいです。失敗ばかりですので(^_^;)
作者からの返信
山崎さんを御すのは大変です。難しいことを長々と話します。この後、山崎さんは大スピーチを控えているのですが、草稿を削るのに喧々諤々です。
プラナリアさんの作品は、小説もエッセイも私にとっては神の書物です!
(`・ω・´)キリッ
第6話 絆創膏への応援コメント
菜々未さん助かって良かった。でもちょっと鳴沢がこのあとどうなるのか心配です。
企画の件、とてもこそばゆいですが、どうぞおすすめください。ただ、「大月行蔵(高村薫)系小説集まれ!」…これだと高村薫さまのファンに袋叩きの上、うらみのお百度参りをされそうなので、そこだけアレンジしていただければ^^;
あと「エブリスタ」と「NOVEL DAYS」も同じ名前でやっていますので是非。
作者からの返信
大月さま、
企画の件、了承いただきありがとうございます!
うらみのお百度参りで今後の作品が読めなくなっては大変なので、タイトルは再考します。
NOVEL DAYS では違う作品が読めるんですね。さっそく一話目読んで来ました。残りも楽しみです。
イカワ@これから鳴沢くんの長い話が始まります...汗
追記: 自主企画って1か月経たないと立てられないんですね...。あと半月ほど待たねば涙
第5話 脱出への応援コメント
ドキドキする展開で、一気に読んでしまいました。こちらは安堵しましたが、菜々未さんはまだドキドキですねぇ。この後の二人の展開が楽しみです。
とろとろ読みですが、またお伺いします。
作者からの返信
プラナリアさま、
えっ、どうしよう...。「顕微鏡」のような素敵な文章を書く方に読んでいただけるなんて、私の方がドキドキします。
プラナリアさんの文章は、繊細で透明感がある感じがとても好きです。あと、人を見る目が優しい...。読んでいる間は、まさに「ちょっとここ座ってみて」と言われてプラナリアさんが見る世界を見ているような気になります。その間だけとてもきれいな空気の中にいるような感じというか。
私の方は残念ながらかなり酒臭いところですが、これからもよろしくお願いします。
イカワ
第5話 脱出への応援コメント
お話の途中で無粋ですが、「レビュー」の御礼代わりに応援コメントです。
雷神、男前の予感びんびんですね。自分が書いた小説を誰かに読んでもらう、その為にキャッチコピーはとても大切だと思っていますが、<「そうだな」と言った鳴沢の声はやわらかかった。>この一文にとても惹かれました。続き、楽しませていただきます。
それと、いただいたレビュー、文章うますぎです! ちょっと自信なくすくらい、一切無駄のない簡潔でまとまりがあって整合性もしっかりしてる「書評」に脱帽しました。そして全身から汗がでるくらい嬉しかったです。ありがとう。
作者からの返信
大月さま、
わざわざコメントいただきありがとうございます。
「嘲笑」は毎日本当に楽しみに読ませていただきました。レビューに書いたことは、読みながら日々考えていたことで、家族にも毎日エピソードの要約を報告していました笑
ほかの作品も拝読中ですが(ナックレーンは既読、アルタイカは読書中です)、どちらもやはり文章力と話の構成がすごいな、と思いつつ読んでいます。あと、どの作品でも登場人物(登場動物?)が生きることに貪欲なところが好きです。最近は、みんな早く死んで転生したいひとたちばっかりなので...。
それから、コメントへの返答でお願いする形になり恐縮なのですが、自主企画で大月さんの小説に似たような小説を募集して読んでみたいなと考えています。企画のタイトルで大月さんのお名前を出させて頂いてもよろしいでしょうか? 「大月行蔵(高村薫)系小説集まれ!」というタイトルを考えているのですが...(勝手に高村系に分類してしまい申し訳ありません)。ご検討いただけると幸いです。
最後に、レビューの文章を褒めていただきありがとうございます。このサイトには才能のある方がたくさんいらっしゃって、自分の書いたものを読み直すともう本当にがっかりです。でも、背伸びしようにも背は無いし、
「やっぱり何かを伝えようとする人間はそこで照れてちゃいけないのかもね」
と私も思い(えへへ)、投稿を続けようと思っています。
少しでも読んでくださる方がいるので、それは励みになりますよね。なので大月作品の PV 増えろ!と思いながらレビューを書かせていただきました。
大月さんの次回作も楽しみにしています!
イカワ
最終話 再会への応援コメント
最終話に到着してしまいました。
もう少し世界観の中には滞在予定です。
人という縁によって人は崩れてしまい、また人との縁によって再生していくというのは、この宇宙の中での地球という星での特別なことなのだろうと思います。
その地球での痛みと解放へと向うお話だったんだと、読み始めとは違い方向が変わったと感じた時には驚きつつ、その後進む中で、こういうことが書きたかったのか、と納得しました。
登場人物のどんな方の宇宙にも、旅立った先や今後の日々の生活の中で、それぞれの人生に、より解放や成就が訪れますように。そう思わせてくれる物語でした。
この出会いに感謝です。
作者からの返信
わー、PRIZM さん、完読 & コメントありがとうございます。
ははは 😅 お話の途中で方向変わってますよね。そういう話じゃなかったはずなんですよ、最初は笑 いつの間にか鳴沢くんのヘビーな生い立ちの話になってしまって、当時も書きながら「こんなはずではなかったのに……」と思っていました。
でも、そういう話を書きたい自分がいるなら、何か言いたいことがあるんだろうと思って書き進めました。結果、自分でもいろいろなことを発見し、私にとっては大切な第一作になりました。
PRIZM さんの作品に比べたり、振り返って読み直したりすると、人間の捉え方も、生きるということに対する考えの書き方も拙いなあと思います。山崎さんの話ももっと突き詰めて書きたいと思っているのですが、まだ煮詰まってない感じです。
PRIZM さんのような方に最後まで読んで頂けて光栄です。しばらく世界観の中に滞在していただけるようでそれもとても嬉しいです。
PRIZM さんの今後の作品も楽しみにしています。これからもよろしくお願いいたします <(_ _)>