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おまけ予告!」への応援コメント

  • こちらも「恋愛」となっていたのですが、先に拝読した「¡テキエロ! ワインとタパスとギターとあなた」が面白かったのでためらいなく開きました。
    結果、読みながら鳴沢くんと一緒に泣きました。あれ、この作品、「恋愛」……?

    不器用な鳴沢くんが、傷付けられても傷付けられても優しいままだったのがぐっときます。序盤でも舞依ちゃんのことを「居場所がほかにないから」って言うし。
    鳴沢くんが父親も母親も彼らなりに自分を愛していたと解釈して、再生に向かうところで、色々考えてしまいました。
    イカワ様の、出てくる人たち全員に対する視線があたたかい。何かがだれかを傷付けていい理由にはならないけれど、それでも、父親も母親も風間くんも、愛されたかったのだなぁと。

    以前、「過去は変えられないけど未来は変えられる」ってそんなことないんじゃない?というエッセイを読んだことがあります。人は経験を経て過去に対する理解が変わる、そうすると過去は変わる。未来は前方に向けて、過去は深みに向けて広がっているのだ、と。
    言葉は違うけど、山崎さんの解釈のお話と同じように感じました。
    人は大事なだれかの愛情で自然とあり方が整ったりするように思うけど、もし残念ながらそれが叶わないときは、山崎さんのいうとおり、自分で解釈を変えて、自分が自分を大事にして、あり方を整えて前に踏み出すことができるはず。

    鳴沢くんと菜々未ちゃんが初恋を成就させてこの後甘い展開がはじまることを確信して、うん、「恋愛」だと思いました。

    作者からの返信

    気が付いて欲しいところに気が付いてくれるチョコレートストリートさんは神読者です……!

    「恋愛」……。そうなんですよ、ちっとも恋愛じゃないんです笑 「人間ドラマ」とかってタグを付けたら誰も読んでくれないだろうなと思って……。看板に偽りおおありです。書き始めたときは恋愛小説だったんですけどねえ。

    「居場所がないから」にも気がついてくれてありがとうございます。
    鳴沢も風間も舞依も聖人君子ではないんですが、誰もが悪人として生まれてくるわけではないので、なにかそこに辿り着く理由があるんだろうな、という気持ちで書きました。

    「人は経験を経て過去に対する理解が変わる」まさにそのとおりです。「過去」とは「記憶」、「記憶」は「自分自身」です。外界は内面の投影ですから、「過去」つまり「自分自身」への理解が変われば自然に自分の周りも変わってきますし、ひいては未来も変わるのだと思います。

    ちょっとだけ自分を癒すことができた鳴沢が、菜々未にあんまり迷惑をかけずに恋愛していってくれればいいなと思います笑 



  • 面白かったです

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました!