概要
戦争を スマホ片手に 駆け巡る
「それであっちゃん、キミに伝えたいことがあるんだ!
ボクね、本当はキミのこと――」
どこかの国との戦争。
どこかの高校生が召集され、どこかの戦地に送られながらも、故郷にいる彼女以下恋人以下の女友達とスマホで繋がり続ける物語。
彼は、生き残ることができるか。
ボクね、本当はキミのこと――」
どこかの国との戦争。
どこかの高校生が召集され、どこかの戦地に送られながらも、故郷にいる彼女以下恋人以下の女友達とスマホで繋がり続ける物語。
彼は、生き残ることができるか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!《留守番電話に1件のメッセージがあります》
この作品は、故郷に残した人に「想い」を届けようと奮闘する青年の視点で描かれます。
"戦地"という遠く離れた場所から、その日に感じた事を「留守番電話」を
通して、故郷の人へと懸命に伝えていくシーンが中心になります。
留守番電話にいれたメッセージが、相手に届いているのかは分かりません。
その相手がメッセージを聞いてくれているのかも分かりません。
それでも、毎日「戦地」で起こる様々な事に
驚き
悲しみ
泣いて
時には笑った大切な気持ちを、欠かさず留守番電話に吹き込み続ける、主人公。
――僕たちは、それをじっと聞くだけしか出来ません。
一人称で語られる言葉だけが、読み手にとっての唯一世…続きを読む