★
0
概要
「まったくもぅ、どうしてこうなったのかしら?」
艶やかな肢体と美しき姿勢の人となりをもった乙女の姿が自然と眼に入った。その人物こそが、この物語の主人公となる娘であるのだが。『我』がほんのひとときこの地を離れて目を離していた隙に、何故にそうまで面倒ごとに巻き込まれるのであろうか、この娘は。そうは言えども彼女を取り巻く今の状況はまさに危機であるようで、ここで彼女がその魔物達に食い殺されでもすれば、この物語は『我』の語りの前に【了】を迎えてしまう。語り部としての『我』も思わず焦った光景ではあったぞ。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?