ウイルスとスパイ

表向きは中酷で起きる自然科学とハイテク総合研究の総本山。裏では、重症急性呼吸症候群（SARS）やコロナウイルス、H5N1インフルエンザ、日本脳炎、デング熱のウイルス、炭疽菌の研究のほか、そのデータを元に様々な病原菌を使ってコントロール可能な生物兵器を作っていた。勿論、極秘である。中酷国家は、買収・賄賂、偽善と脅し、債務の押しつけ、約束反故と弱みに付け込んだ乗っ取り。やっていることは、国家と言う名をした、裏社会そのものだった。この物語は、後に世界を震撼させるウイルスの正体を探ろうとしたあるスパイの体験談です。勿論、ハクション、いえ、フィクションです。