概要
完「本当は怖い戦国時代のおとぎ話」に、令和のアイドルが紛れ込みました。
豊臣秀吉の弟、秀長の死を偲ぶ四十九日法要の後、盛大な御伽話(おとぎばなし)が開かれた。
その席の末席には、未来からやってきたアイドルの姿があった。
落語の始祖 安楽庵 策伝と、毛利元就の三男 小早川 隆景 が企てた、戦国史上最もくだらなくて最もやさしい『奸計:すべらない話』。ソロリソロリと始まります。
【登場人物】
ソロリちゃん:大阪にある有名アイドルグループに所属するアイドル。
豊臣 秀吉:「結果発表!」みたいな口ぶりで話す。ちぃちゃいゴリラ。
安楽庵 策伝:落語の始祖と呼ばれているお坊さん。厳しい。けどめっちゃ優しい。
小早川 隆景:毛利元就の三男。ソロリちゃんの名付け親。イジワル。けどめっちゃ優しい。
石田 三成:後の豊臣政権五奉行。話がながおもんない。けどめっちゃ優しい。
山名豊国
その席の末席には、未来からやってきたアイドルの姿があった。
落語の始祖 安楽庵 策伝と、毛利元就の三男 小早川 隆景 が企てた、戦国史上最もくだらなくて最もやさしい『奸計:すべらない話』。ソロリソロリと始まります。
【登場人物】
ソロリちゃん:大阪にある有名アイドルグループに所属するアイドル。
豊臣 秀吉:「結果発表!」みたいな口ぶりで話す。ちぃちゃいゴリラ。
安楽庵 策伝:落語の始祖と呼ばれているお坊さん。厳しい。けどめっちゃ優しい。
小早川 隆景:毛利元就の三男。ソロリちゃんの名付け親。イジワル。けどめっちゃ優しい。
石田 三成:後の豊臣政権五奉行。話がながおもんない。けどめっちゃ優しい。
山名豊国
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不思議な間合いの「読む戦国炒飯TV」
最後まで読んで「本当は怖い話だった」とガタガタしましたが、物語の大半を占める「すべらない話」パートではテンポが独特で、読んでいて不思議な気分になります。
ギャグ小説の肝はテンポ・間合いだと思いますが、主人公であるソロリちゃんがまずそれを崩していて、それがいい具合に場を和らげ、笑いを呼び起こします。
そして、戦国知識があれば「こ、ここまで調べてあることを湯水の如く贅沢にざばざば、背景程度に書き流してる……」とビビりチラします。
めっちゃ怖い。かなたろーさん、ほんま怖い。
幕間が本当にガタガタする……。
登場人物もテレビでよく見る人物に当てはめて描写されているので、文を読んでいるだけでもうば…続きを読む - ★★★ Excellent!!!完全に赦された世界 … ソロリちゃんは、天然な良い子です!!
はんなりした関西弁の、的外れというか、すれ違ったり、いつの間にか空中に立ち消えてしまたりするようなやり取りをいくらも読み進まないうちに、時間の歩み方が突然遅くなって行くのをはっきり感じました。ナンセンス極まりないおバカなのですが、押し付けがましさや、騒がしさがなく、お気が向きましたらお立ち寄り下さいというような雰囲気に癒されます。何かに赦されていく自分を感じました。途中、音楽や絵のURLの挿入されているのも楽しく、書法も小憎らしくて、何より天然で良い子のソロリちゃんが可愛くて気に入りました。戦国史愛好家や落語好きにもお勧めしたい、おとぼけ味の脱力系おバカ超大作です。