個性豊かな仲間たちと繰り広げる、ヒトと竜と竜人の壮大な冒険譚がここに!
- ★★★ Excellent!!!
ある夜、城に侵入してきた異形のものに襲われた王女フィールーン。彼女を助けたのもまた、同じ異形の姿をした青年で――。
という、ヒロインがピンチに陥っている冒頭から始まるこのお話。
序盤から息つく暇もないスピードで展開されるストーリーに、気付けば1章あっという間に読み終えてしまうことでしょう。続きの気になる展開もそうですが、1話の分量もちょうどいい。それが「もう少しだけ……」という気持ちにさせてしまい、結果あれよあれよという間にページを捲って……どんどん読んでしまう。
そんな抗えない魅力がたっぷり詰まった本作には、魅力的なキャラクターも多数登場します。
引きこもり王女に、寡黙な木こり。熱血騎士に賢者といわれる竜の存在。
ヒーローが木こりって時点でめずらしい!と思うのですが、それ以上に彼には秘密がありまして……寡黙とは正反対のキャラになる時があるんですが、そこすんごく最高に格好いいです!大好きっ!
個性の違う面々が、とある目的のために旅立つ冒険譚。
そうそう!こういう冒険ものが楽しいんだよ!って、そう強く叫びたくなるような作品です。
作り込まれた世界観。魅力的すぎるキャラクター。ヒトと竜と竜人との戦い。
あぁ、こういう話が私も書きたいっ! ……って、ほんのちょっぴり嫉妬しちゃう自分もいて(笑)でもそれ以上にこの話を楽しめることが幸せだったりします。
個性豊かな仲間たちと繰り広げる、ヒトと竜と竜人の壮大な冒険譚。
こっそり後ろから付いていって、ぜひ彼らと一緒に冒険の旅に出ましょう!