あなたもブックワームの一人になって、巨大な書架へ飛び込もう!

新しい世界を一から創り出すことに定評のある作者様です。
今作はどんな新しい世界が待っているのかとワクワクしながら連載を待っていた作品でもあります。

まず魔法が生き物って時点でもうすごい。
生き物って言うとちょっと語弊があるのですが、知識を守るために生き物の形となって書架の中に巣を作っている……それが本(ブック)。そしてその本(ブック)――に記された知識を得るために書架に潜る人のことをブックワームと呼ぶ。

ね?
もうこの設定だけで読みたくなりませんか?

主人公はそのブックワームの一人で、ある日一冊の本を手に入れる。それは少年の姿をした本だった。
この少年セティがもう可愛いのなんの!
ちょっと生意気で、でも素直なところもあって、この年で立派なツンデレです。
可愛い少年を愛でるだけのお話ではなく(できればずっと愛でていたい)、書架にはセティを狙う何者かも潜んでいて……。セティは主人公のソフィーたちと一緒に戦いながら、自分の作られた意味を探していく――。

さぁ、あなたも魅力的な世界観に浸りながら、可愛いセティの成長を見守っていきましょう!

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