さあて、どの本を連れて書架の渦に飲まれてみようか!

探索者は知識を求めて書架に潜る。
まずは一撃。本好きならこの一節の文章でぐっと心掴まれるはず。
本は異能力であり、探索者のパートナーとしてともに歩み、ともに戦う。
ぐっと掴む、どころの話じゃない。力任せに鷲掴みもいいところだ。
この物語の主人公が手にした本の正体が、そんじょそこらの本とは訳が違う。
これはもう特別にスペシャルだ。 鷲掴みされたハートごとぶるんぶるん振り回される特別なダンジョン探索が始まる。
僕はどんな本を連れて歩こうか。どんな書架に潜ろうか。そんなことを考えながら読むのがとにかく楽しい能力者冒険小説。この本、手に取って損はなしです!

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