第14話 過去
「あなたはヒトではなく、ヒトのフレンズなんです。」
やっぱり俺はフレンズだったのか?特に嫌というわけではないが今までヒトと名乗ってきた分罪悪感が大きい。
「正確にはフレンズになり切れなかったヒトなんですが。」
フレンズになり切れなかった?
「それはいったいどういうことなんですか?」
「順を追って説明していきますね。」
_____
いつもと変わらないジャパリパーク。でも今日は日本からの訪問があった。何度も断っているのに執拗に話を持ち掛けてくる。
いつものように断っていつものように帰っていく船にある異常が起きた。
火山の噴火で出たサンドスターが船に向かって降り注ぐ。ちょうどあれでセルリアンでも生まれてあの連中がどうにかなってしまえばいい。いい薬にはなるだろう。
船を見送ると私は研究所に戻る。
「ただいま戻りました。かばんさん。」
……
はあ、ここにきて1年たつがここにはむかつくやつしかいいない。
俺はユウヤ、ヒトのフレンズだ。去年のこの日に日本に帰ってくる途中の船の上で生まれたらしい。
俺が人間じゃないからって毎日毎日こき使うくせに少し失敗しただけでごちゃごちゃ騒ぎやがる。姿はてめぇらと変わらねぇじゃねえかよ。こんな奴ら全員いなくなりゃいいのに。
今日は俺が誕生日とされているらしいから自分にご褒美としてお高めの買い物をして基地に帰ってきた。寮に入って廊下を歩いていると一人の男とすれ違う時にぶつかられる。いつもちょっかいをかけてくる男だ。
俺はそれを無視して自分の部屋に戻ろうとするとそいつが俺に絡んでくる。
「おい、ぶつかったのに謝罪もなしかよ?」
ったく今日はちょっと気分が浮いてるってのにイライラさせんじゃねえよ。
俺は無視を続けて自分の部屋の前までたどり着くとその男は俺が今日買ってきたものを入れた袋を奪って窓から外に投げ捨てた。
「てめぇ、なんてことしてくれてんだよ。」
「謝罪が聞こえなかったものですからぁ?ついついね。」
こいつなんなんだ?許せねぇ。
俺は男の胸倉をつかんで言い放つ。
「こんどそんな舐めた口きいてみろ。お前をぶっ殺してやる。」
つかんだ胸倉を離して振り返り、俺は部屋を目指す。買ってきたものはあきらめよう。
いい脅しにはなっただろう。そう思ったのもつかの間、背中を蹴られる感触がした。俺は前によろめきながらその姿を確認した。大体わかっていたがやはりこの男だ。
顔は笑っている。
もう頭に来た、もう二度と笑えないようにお前の息を止めてやるよ。
俺は一瞬で距離を詰め、腹を一発殴る。さっきも話たが俺はフレンズだ。そのこともあって普通の人間より断然力が強い。
男の体が後ろに吹き飛ぶ、壁に叩きつけられてそいつは座り込む。
俺がゆっくり近づいていくとおびえた顔で俺を見ている。
「こんなにすぐに約束を果たす時が来るとはなぁ?最後にひと言だけ聞いてやるよ。」
こう言って俺はけものプラズムとかいうやつでナイフを具現化させ、それを握る。
「お前口をきいたらって言ったじゃないか、俺は蹴っただけで喋ってねぇぞ。人間じゃないお前には判断できなかったんだな。」
声は震えているがやはり馬鹿にしてくる。最後までむかつく野郎だ。
「今ので成立したな。じゃ、あばよ。」
俺はナイフを男の首元に深く刺してそのまま横にスライドさせ、くっついたままの肉の部分を引きちぎって頭と体を2つに分けてその頭をその場に捨てた。俺はみるみるうちに返り血に染まる。
俺の目の前には俺をいつも馬鹿にしていた人間の形をした肉が転がっている。最高に気分がいい。俺の誕生日にはもってこいだ!!!
「お前!何をしている!」
あーあ、見つかっちまった。もうちょっと余韻に浸っていたかったのに。
「えーっとこれはだな。」
状況を説明する間もなく俺はスタンガンを当てられ気絶してしまう。
……
気づくと俺は暗がりの中にいた。一度だけは行ったことある。ここはこの基地にある地下室だ。
「気が付いたかユウヤ、お前は我々にとって危険すぎた。そこでしばらく反省してるがいい。」
チッ。こんなことになるなら半殺しにしときゃ良かった。でも後悔はしていない。最高に気持ちよかったからな。
とはいえこれからしばらくここで生活することになるのか。めんどくせえな。
何もない空間に寝転がり俺は天井を見つめる。
すると光が差し込んできた。何かと思ってそちらに目を向けると逆行で顔は見えないが人間が立っているのが見えた。
「今日の飯だ。」
そう言って袋を投げつけてきてすぐにその小さなスキマを閉じる。部屋はまた薄暗くなる。
俺はかろうじて見えるその袋を手に取り中身を確認する。
「パン3個だと?ふざけやがって。」
いつも支給されているものより断然少なかった。だがまあ飯をもらえるだけありがたいと思っておこう。
しばらくここで頭冷やせって言ったって悪いのはお前らだろうが。俺の事さんざんこき使ってるくせに。
でもこれって監禁ってことだよな?響きは悪いが俺にとっては楽園でしかない。飯が少ないのはきついがそれ以外のメリットに比べればそんなものどうってことない。
誰の顔も見なくて済むってことだ。それってつまり何かする必要もないしごちゃごちゃ言われることもない。これからの生活が楽しみで仕方ない。
……
ここに入れられてしばらく経った。ここの生活は不便なものがいくつかあるが寮で暮らしていた時よりは断然いい。俺にはここのほうがあってるのかもな。
でも何かおかしい。数日前から飯の量が減り始めている。もともと少なかったものがさらに減らされてるのだ。何故だ?
「おらよ、今日の分だ。非人くん。」
それに加えて最近差別発言までされるようになってきた。こいつらいつか全員ぶっ殺してやる。
「てめえ今なんつった?」
「おぉ~怖いねぇ。でも今のお前には何もできない。残念だったね~。」
飯を渡しに来た男は隙間を閉めて笑いながら去っていく。
その通りだ。あいつらが飯を投げ込んでくるこの小さなスキマでは何もできない。
クソッ。俺がその気になればお前らなんて一瞬なのに。でも今の俺の力じゃこのドアは壊せない。腹が立つ。
俺は煽ってくる奴らと何もできない自分にイライラしながらも渡された飯の袋に近づく。
「は?」
今度は中身が入っていない。クソが。
次に来たやつは問答無用で殺してやる。だがあの小さな隙間から攻撃するにはどうしたらいいんだ。そうか、あれがあるじゃないか。
俺はけものプラズムでそれを作り出す。
FN 5-7。
この組織の上層部のやつらが常に携帯している銃だ。しかもサプレッサー付き、豪華なもんだ。ここの連中は戦場に行く時しか持たなかされなかった銃だ。
明日飯を届けに来たやつを適当な理由をつけて引き留める。それからそいつの目の前まで行って…。
想像するだけで楽しい。どうやって殺してやろうか、届けに来た瞬間撃ち抜いてやろうかな?
明日が楽しみで仕方ない。そのためにも作り出したこいつがちゃんと動くか確かめておこう。
マガジンを引き抜き、同じくけものプラズムで5.7x28mm弾を作り出してそれを込める。
5発ほど弾を込めたマガジンを銃に挿しこみ、壁に向けて一発撃つ。
シュン…。
反動もそんなにないし何より静かだ。これは最高だな。
ちゃんと動くことも分かったし。早く明日にするために今日はもう寝よう。
……
俺はいつもよりハイテンションで起きる。この怒りをぶちまけられるのが楽しみで仕方がないのだ。
早く来てくれよ。
願いは届く。
「おい、今日の飯を持ってきたぞ。こっちに来い。」
わざわざそっちから呼びに来るなんてなぁ、積極的でうれしいぜ。
「これ、お前の今日の飯。」
その男が握っていたのはちゃんとパンが3つ入った袋だ。じゃあ今まで減っていたのはいったいどういうことなんだ?
するとそいつは袋を開けてあろうことかそれを食いだした。
「いやー今まで隠れて食ってたが本人の目の前で食うのは最高だなぁ!!!」
「お前頭大丈夫か?病院行って来いよ。」
目の前でどんどん俺の飯が食われていく。それを見ていると俺は怒りが湧き出てきた。今すぐこいつをぶっ殺してやりたいがもう少し待とう。
「おい、てめえ全部食うつもりか?」
「当たり前だろ、非人に食わす飯はねえんだよ。」
許せない、いままでの俺の苦しみはすべてこいつ一人のせいだったんだ。ユルセナイ。なあ、今俺がこの扉ぶっ壊したらどんな反応するのかなぁ?
「おい。」
俺がこの屑のことを呼ぶ。
「んだよ非人。」
「冥界への片道切符だ。受け取れ。」
俺は力を振り絞ってドアをぶん殴る。するとおそらく鉄製のドアは轟音と共に吹き飛ぶ。意外といけるもんだな。
そしてそこには赤黒いサンドスターが飛び散る。つまり俺の目はいま白目は黒く染まり、瞳は赤くなっていることだろう。
野生解放だ。初めてするがこんなにも力が出てくるとはな。これだけの力があれば皆殺しにできそうだ。
俺は階段を上って俺は怒りによって無尽蔵に出てくるサンドスターで両手にアサルトライフルを作り出してしっかりと握る。
G36C。
ゴミムシの愛称で知られるこの銃だがこの組織では全員がこれを持たされていた。俺だけは持たされていなかったがな。連中が使っているのを腐るほど見てきたんだ。再現も難しくはない。
俺が階段を登り切って最初に会ったのは俺にスタンガンを当てたあいつだった。容赦なく頭を撃ち抜く。血の匂いがさらに俺の戦意を引き立てる。
「この臭いタマラネェゼ。」
俺は基地の中を走り回って出会ったやつを片っ端から射殺していった。殺して、殺して、そしてまた殺す。
だが俺の怒りは収まらない。膨らみ続けるばかりだ。あらゆる顔を見るのが俺にとってのストレスなのだろう。殺すことによる快感では収まらないくらい怒りが出るのだ。
アトナンニンコロシテヤロウカナ?
……
バンッ!
「クソッ、なんでこんな時に!」
俺は怒りを机にぶつける。なんで戦争してるときに限ってあいつあ暴れだすんだ。せっかく日本を手助けしてジャパリパークへの干渉を公式化してもらおうとしていたのに。
「カタギ大将。かなりの緊急事態です。どうなさいましょう。」
緊急事態だ?そんなこと言われなくてもわかっている。この基地に残っているのは我々のような位の高い人間か我が組織が押され始めた時のピンチヒッターのみだ。ほとんどの人が戦争に駆り出されている。
「分かっている、これは戦争以前の問題だ。不服だが国に一時休戦の要請をしてもらおう。そして相手国と協力してあいつを排除するんだ。でなければあいつはいずれ我々ガイアのみでなく国や世界を相手に回すことになるかもしれん。アラタ、国への要請を頼む。」
「了解しました。」
アラタがデスクに座りキーボードを叩き出した。
我々ガイアは今の日本にとって大きな存在だ。俺たちがいなければこの戦争はとっくに負けているはずなのである。
こんな要請は国からしたらバカげていると思われかねない。だがそれ以上にこれはまずい事態である。あいつが生まれてきた時点で殺しておくんだった。
「大将、国からの返事がきました。」
「なにっ!?答えは何だ?」
いくら何でも早すぎる。だがそんなことはどうでもいい。現在この組織は危機に瀕しているのだ。いつ壊滅してもおかしくない。
「休戦の申し出をしたところ承諾されたようです。ともにあの怪物を潰すとのこと。すでに対戦国の援軍も向かってきているそうです。」
早すぎる。いったいどんな文言で要請したんだ?だがそんなことは関係ない。
そうと決まれば準備だ。まずはあいつを外におびき出す必要がある。
これから全員でこいつを排除するんだ。
「アラタ、タカギ、俺たちは生き残れるように逃げるぞ。あいつの誘導は俺がもうすでに組織に残っている奴らに伝えてある。」
こうして俺たち三人は巻き込まれないような遠くに逃げる。
……
何人殺したっけな?もう覚えてないわ。俺はひたすら人間をさがして殺す。それを繰り返していた。そのうちこいつらは俺に対抗するのをやめて外に逃げるようになっていった。もちろん俺はそいつらを追って殺す。
そして今ちょうど外に出たところなんだが、さっきから耳障りな音がすると思ったらこいつらか。外には軍用のヘリが何台も飛んでいた。どんな手段を使ったって無駄なのに。
「おい、そこの怪物。我々はお前がその銃を降ろすなら攻撃はしない。さあ、どうする?」
怪物?非人の次は怪物かよ。人間ってやっぱりゴミしかいないんだな。もういいや。一人一人殺すのはめんどくさい。全員一気にブッコロシテヤル。
俺は両手に握った銃を捨て、右手を上げる。そして人差し指を空に突き出し、俺は全身の湧き出るサンドスターを右手にすべて集めてそのすべてを空に向けて発射する。
「俺の答えはこれだ。」
俺が飛ばしたサンドスターの塊が弾ける。そのサンドスターは一瞬で空気に混ざっていく。地球全体だ。一部を除いて。
「一体何をした!これがどういうものかによっては直ちにお前に攻撃するぞ!」
もう手遅れだよ。お前らは全員死ぬ。
「ミナゴロシダ。ジャアナニンゲンドモ。」
そして俺の脳内には悲鳴が響き渡る。俺が飛ばしたサンドスターは体内に入ることでそいつの臓器をめちゃくちゃにする性質をもったものだ。死体すら残らないだろう。要するにけものプラズムで毒ガスを作ったといえば分かりやすいだろう。
こいつは俺が自由に制御することができる。効果を出そうと思えば出せるし無くそうと思えば無くせる。
もちろんすぐに効果を発揮させたがな。
「うわあああああああああああ苦しい…なんだこれはっ。」
ヒャハハハハハハハ。モットクルシメ!!!!ソノヒメイヲオレニキカセテクレヨ!!!!!
「クソッ死んでたまるか!」
ヘリのうちの一機が俺に攻撃をしてきた。
フヒッ。ソウコナクッチャナァ。セイゼイタノシマセテクレヨォ?
俺は毒ガス生成後にもどんどん生まれてくるサンドスターで空を飛ぶ。そして無意味な射撃攻撃をしてくるヘリの目の前まで飛んで行ってパイロットの目の前でアサルトライフルを構える。
「ソノテイドカ?」
俺は目の前のヘリのパイロットの頭を撃ち抜く。他にも死にぞこないが俺に攻撃を仕掛けてきたがすべて飛行で躱し、ナイフで切り裂き、すべて肉塊に変えてやった。
はぁ~すっきりした。これでようやく怒りも収まった。人間どもに復讐出来ておれは今最高の気分だよ。俺はこれからここで自由に暮らしていく。そのためにも毒の効果は無くしておかないとな。
俺は毒の効能を消したのちにどこに行こうかと歩き回ろうとするが、少し歩いただけで俺は力尽きてその場に倒れる。
死ぬのかな…まあ、悔いはない生涯だった。次の世界はもっといい場所でありますように。
こうして俺は意識を失った。
……
なんですかこれは…。
ジャパリパークにいた時に異常サンドスターが検知されたというから発生源を特定したときに日本と出たから来てみましたが…。
そう、ここは本当に日本?というくらい静かで、
何もなかった。
そこらじゅう瓦礫だらけ。いったい何があったっていうの?とりあえずカコさんに連絡しないと。
私は携帯を取り出してカコさんに電話をかける。
「もしもし?カコよ。どうしたのミライ。」
発生源に歩みを進めながら報告を進める。
「日本に到着しましたが…人がいません。それに建物もほとんど崩れてしまっています。」
私は見たままの状況を伝える。
「そんな…いったいどんなことが起こっていたというの…引き続き調査をお願いね。」
あれはなんでしょうか?まさか生き残ってる人間?
「すみませんミライさん。急ぎの用事が出来ました。報告はあとでまとめてします。」
「あ、待っt」
私は電話を切ってすぐさまそれに向かって走る。近づいてそれが何か見てみると倒れた少年であることが分かった。それにこの建物は…。
特殊部隊支援組織ガイア。看板にはそう書いてあった。
表向きは国や特殊部隊の支援をしていたらしいが私たちはこの組織の裏の顔を知っている。サンドスターやフレンズの力を戦争に使おうとした醜い連中だ。
私は中に入って情報を探す。だいたいこういう施設は上の階に管理部があったりする。そこに行けば情報が手に入るはず。
そして私は管理部の部屋に着いた。ドアノブを回そうとするが鍵がかかっていて動かない。仕方ないですね…。
バンッ!
私は柄にもなくドアを蹴破る。女性だって馬鹿にされないように体術を心得ておいて良かった。
そこには綺麗になったデスクと棚があった。壁のすぐ近くにある席に何やら紙が乗っているのが見えた。
それをとって見る。
その紙には「ユウヤ」という少年の詳細が書いてあった。私はそれを読んで驚く。
名前:ユウヤ
ガイア大将、カタギによって命名。
性別:男
誕生:3月17日
ジャパリパークからの帰還時に軍服に付着したサンドスターから生まれた。
概要:未知の方法でサンドスターを生成し、体内に循環させている。
作戦参加履歴:なし。
サンドスターから生まれたということはフレンズ?そしてフレンズなのに男性?生まれたばかりで何も分からない少年にこんなことをさせるなんて許せません。
というかサンドスターを生成?この異常サンドスターはこの少年が作り出しているの?
もしかしてと思い、サンドスター検知装置のレーダーを見る。そして外に出てその発生源に近づいていく。
その発生源はこの倒れた少年だった。
ということはこの少年が日本をこんなにしたの?私はさっきの紙を最後まで読む。
するとそこにはこの少年が日本をこうしたと確信できる文が書いてあった。
追記:この少年は我々には扱いきれなかった。おそらくこいつは人間を皆殺しにする。我々はこの少年をここに置いて逃げる。おそらくこの紙が誰かに渡ることもないだろうしここに捨てていく。 以上。
この少年が全員殺したというの?だとしたら死体は?
とりあえずそんなことよりもこの少年は助けるべきなのでしょうか?彼はフレンズではありますが人間を皆殺しにしています。
いえ、悩む必要はありません。彼がどんな極悪人であってもフレンズなら助けねばなりません。それが、
パークスタッフの務めですから。
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