第21話 活性

 考えていても仕方がない。とりあえずこの部屋を出よう。


「とりあえずここから出て歩きながらどこ行こうか考えない?」

「そうね、他に見るものが無いっていうのならちょっと寂しいけど出ましょうか。」


 ドアを開けて二人が出ていくのを確認して部屋の電気を消し、はしごを登ってハッチから出る。


 そこにはミライさんがいた。


「あれ?グンさんとタイリクオオカミさんとアミメリンさん?どうしてここに、まさか、」


 ミライさんの顔が険しくなる。


「無許可で入れたわけじゃないでしょうね?」


 やっぱりそう来るよなぁ、カコさんにしか伝えてないもんなぁ。まあ説明すればどうとでもなるだろう。


「カコさんに俺の部屋だけならって約束で許可貰ってます。」


 それを聞いてもなお疑いの目は晴れていないといわんばかりの目つきで見てくるがこれは真実だからな。


「そうですか、あとでカコさんには確認しておきます。」


 そう言うと顔色を変え、笑顔に戻って話し始めた。そもそもこの人はフレンズ好き、咎めるつもりは無いのだろう。


「みなさんお揃いみたいですがどこかに行くのでしょうか?」

「どこかで昼ご飯を食べようって話になったのさ。おすすめの場所とかあるかい?」


 そう聞かれるとミライさんは顎に手を当て考え込み始めた。


「いい場所が一軒あります、そちらに行きましょう!」


 意気揚々と白衣を壁にかけ今すぐ行こうといわんばかりの支度っぷりである。


「ありがとうございます…ってミライさんも来るんですか?」

「何か問題でもあるのでしょうか?」


 何食わぬ顔でそう返されてしまった。そういえばそうだ、この人大のフレンズ好きじゃないか。フレンズと一緒にご飯を食べる機会なんて今のミライさんにとってはそうそうないこと。喜んでついてくるのも頷ける。


「いや、大丈夫です。案内お願いします。」


 ミライさんが歩き出したのでそれについていく。いったいどこに連れられるのだろうか。


_____


 さて、次はどこに行こうか。


 昼はミライさんに紹介された前に紹介されたレストランで済ませた。和風のお店で違った味を楽しめた。


「いろんなところ歩いたからちょっと疲れちゃった。どこかで少し休まないかい?」


 確かに少し疲れた、それにアオはいつも寝ているであろう時間にも起きて付き合ってもらってるんだ。ここらで休憩をとったほうがいいだろう。


 どこか座って休めるところでもないだろうか。


「あそこいい感じじゃない?」


 リンが指さした先にあったのは木の横に置かれた何の変哲もないベンチ。だが休むには十分だろう。


「それじゃああそこでちょっと休憩としようか。」


 ベンチに腰を掛けると両サイドに2人が座ってくる。特に喋ることも無くただ風に揺れて擦れる葉の音を聞きながら佇む。


 そうしているうちに眠気が来てしまったのかリンが頭を肩に預けてきた。


「あれ、寝ちゃったのか。今日は朝早くから起きていたしな。」


 リンとは反対のほうを見るとアオもうとうとしている様子だった。


「アオも眠たいなら寝てもいいよ。」

「ごめんねグン、じゃあそうさせてもらうよ。」


 するとアオは俺の膝を枕にして横になった。そしてそのまま目を閉じる。これって所謂膝枕ってやつじゃないか?まあ付き合ってもらってるわけだしアオがそうしたいならこのままでいいだろう。


「アオ。」

「なんだい?」


 満足げな顔で目を閉じたまま返事をしてくるアオ。


「もし…」


 一瞬言うのを躊躇ってしまった。でも言わなければいけない。止められるのは多分アオしかいないし…。


「もし俺がみんなを傷つけるようなことがあったら…」

「どうしたんだい急に。」


 目を開けて俺の顔を見てくる、その目には微睡みに入ろうとしている感じがした。


「容赦なく俺を殺してくれ。」


 死ぬならアオの手が良い。ただの身勝手だけど。


 そう言うとアオは体を勢いよく起こして俺を見て言う。


「そんなことは絶対にしないし、そうはさせない。」

「そうか…そうだよな。ありがとう、ごめんなこんなこと言って。」


 アオが良いよなんて言うわけが無いよな。


「何があっても私はグンの味方さ、それが全世界を敵にしたとしてもね。」


 俺が馬鹿だった。そんなこと気にしなくてもみんなは俺を助けようとする。


「ああ、ありがとう。」


 そう返事するとアオはにこっと笑ってさっきと同じように俺の膝を枕にして目を閉じた。


 その笑顔はやっぱりかわいかった、そしてまた巻き起こるこの感情。いったい何なんだろうか。


「それじゃあこんどこそ休ませてもらうよ。」

「うん、おやすみ。」


……


 …目が覚めた、どうやら俺は2人につられて眠ってしまっていたみたいだ。ついでにいつの間にか俺とアオの上下が変わっていたらしい。


 アオの太ももを枕に俺は心地よく寝ていたらしい。


「おはよう、よく眠れた?」

「ああ、おかげさまで。ありがとう。」


 体を起こして空を見上げるとすでに紅く染まっていた。


「もう夕方か、寝すぎたな。」


 立ち上がって当たりの様子を見るがリンが見当たらない。


「あれ?リンは?」

「リンならそこの木の裏で本読んでるよ。」


 木の裏を覗くと熱心に本を読んでいるリンの姿があった。おそらくアオの本だろう、大体予想はつく。


「ようリン。」


 そう声をかけると驚いたのか一瞬びくっとしてからこっちを見て返事をしてくる。


「お、おはよう。まったく、びっくりさせないでよね。」

「悪い悪い、時間も時間だからそろそろ帰ろう。」


 そう言うとリンは立ち上がってこちらをジト目でにらんでくる。


「ついさっきまで寝てた人に言われたくないわね。」

「まあそう言うなって。さあ、帰ろう。ラッキー、かばんさんの家まで案内してくれ。」

「マカセテ。」


 ラッキーが指示を出し始めたのでそれに従って歩み始める。


 両手を上げてやれやれといった感じでついてくるリンを後ろ目に歩き進める。


_____


「ただいまー。」

「あ!おかえり!」


 そう言って元気に出迎えてくれたのはサーバルちゃんだった。


「3人一緒なんて珍しいねー、どこか行ってたの?」


 フェネックさんがいつもの落ち着いた声で聞いてくる。


「うん、リンがどんな特訓してるか気になるって言うからその様子を見せようと思ってね。」

「なんなのだそれは!?アライさんも気になるのだ〜!」


 相変わらず活力のみなぎった様子だ。見ていて元気がでるよ。


「またいつかね、ちょっと疲れたから部屋で休ませてもらうよ。夕飯が出来たらまた呼んでよ。」

「分かったよ!ゆっくり休んでね!」


 部屋に入るなり明日のことを考える。どこに行こうか、外に出ても同じ道しか通らなかったせいで行く当てが極端に少ない。


 アオが良く外に出ていたし今日の朝案内したげな様子だったから聞いてみるか。


「アオ、明日はどこに行こうか悩んでるんだけどいい場所ある?」


 そう聞かれたアオは満面の笑みでこう答えた。


「まかせてほしいな、このためにいろんなところを見てきたんだからね。」


 ここに来た時からいずれこうなることを見越していたというのか、やっぱりアオはすごい。


「そっか、じゃあ明日はよろしくね。」


 彼女が頷くのを見てしばらくすると部屋のドアが開いた。


「みんな、かばんちゃんが帰ってきたよ。ご飯食べよ!」

「あぁ、ありがとう。」


 今日はいつも通りごはんを食べてそのまま眠りについた。


_____


 もう朝か、入ってくる日差しで目を覚ます。


「おはよう、よく眠れた?」

「あぁ、よく寝れたよ。今日に備えてちゃんと寝なきゃと思ってね。」


 そういうとアオは恥ずかしそうに返事をした。


「やめてよ、そんなに期待されると恥ずかしいじゃないか。」

「さて、朝食をとって出発しようか。ところでリンは?」


 見渡す感じ姿は無かった。おそらく別の部屋で何かしているのだろうが。


「リンなら今朝食をとっているよ、彼女もさっき起きたばっかりだからね。」

「そうか、じゃあ遅れてではあるが俺も一緒しようかな。」


………


 さて、朝食も済んだし準備して出発しよう。アオとリンもすでに準備は済んでるようだし。


「さあ行こう、案内頼んだよ。」

「あぁ、任せてよ。」


 胸に手を当てて笑顔で答える彼女。どんなところに連れて行ってくれるんだろうか。


 こうして3人で家を出る。いつぶりだろうか、こっちに来る前は毎日こんな感じだったな。


「どんなところに連れて行ってくれるんですか!先生!」


 とても楽しそうだ、まあ久しぶりにこうやってみんな同じタイミングで同じ目的で出掛けてるわけなんだ。舞い上がるのも頷ける。


「まだ秘密だよ。」


 指を口に当ててそう言う姿は可愛いと思えた。


 そう思った筈だ。


 それから俺たちはアオの後に続いて歩いていた。


「着いたよ。」


 そう言ってアオが指さした先には図書館があった。


 まあ、うん。そうだよな、作家だもんな。しかしこんなところに図書館なんてあったのか。


「夕方になったらまた行きたいところがあるからしばらくここで時間を潰そう。面白い本がいっぱいあるんだよ。」


 アオがそこまで称賛すると言うことはそういうことなんだろう。楽しみだ。


「楽しみだよ。」


 そうして3人で図書館に足を入れた。


 ここは図書館、ならばアオの本があるんじゃ無いか?


「私はあそこで読んでるよ。いい本が見つかるといいね。」


 アオが指さした先の場所を確認して俺は返事をする。


「ありがとう、ちょうど探したい本があったんだ。探してくるよ。」


 手を軽く振り、本棚の方に向かって歩き出した。


 探し始めたのは良いが一向に見つからない。図書館を管理してるラッキービーストとかいないんだろうか。


 そう思いながらも本棚と睨めっこしていたら見たことのある姿が視界に入った。


 見間違うはずのないその長い緑髪。


「あれ?もしかしてルリアさんですか?」


 同じく何かの本を探していたようで俺が声をかけるまで気付かなかったようだ。


「おや、貴方はカコさんが連れてきた…名前はグンさんでしたね。この前はどうも。」


 頭を下げて挨拶して来た。相変わらず律儀な方だ。


「いえいえ、こちらこそ美味しい料理ありがとうございました。」

「グンさんはここに何しにいらしたんですか?」


 カコさんの連れだったからか敬語で話してくる。聞いていて慣れないから普通にお願いしよう。


「敬語じゃなくてもいいですよ。」

「おや、分かりました。じゃあ普通に話させてもらいます。そのかわり、グンさんも普通に話してください。」


 口に手を当てて驚いたようにそう答えて、こちらも普通に接してくるようにお願いされた。そんなに意外だっただろうか。


「分かった、アオの…タイリクオオカミの本が無いかなと思って探しに来たんだ。」

「ふむ、それだったら確かこっちにあった気がする。ついてきて。」


 そう言って歩き出したので後をついていった。


「やっぱり、ここにあった。」


 指さされた先にはアオが描いた本がいくつかあった。感謝をひと言述べ、それを手に取ろうとした時だった。


 頭痛と同時に視界が暗闇に落ちていく。何かが俺を支配するような、入り込んでくるような感覚と共に視界は闇に包まれた。


_____


 暗闇が晴れてきた時視界に入ってきたのは謎の注射器を持った男だった。


 つまりこれは昨日見た何かの続きということになる。これが未来のことなのか過去の事なのかは知らないが不愉快極まりないことは確かだ。


 注射器を持った男は迷わず俺の腕に刺し込んできた。


「何してるんだ、やめろ!」


 鼻で笑う男、その顔にはあざ笑うような表情を見せていた。何かが送り込まれている感覚、実際にはそんなこと感じないのかもしれないが嫌悪感がその感覚を呼び起こしていた。


 注射が終わったのか男は俺から離れた。


「何を注射したんだ、言え!」


 怒りを混ぜた俺の声に男はめんどくさそうに答えた。


「そのうち分かるさ、お前が次に目を覚ました時はどうせこの時間のことは覚えていないんだ。気にしたって無駄だぞ。」

「おい待て!」


 足早に部屋から出ていく男を呼び止めるが男はそんなもの聞こえていないといった様子で部屋から出て行った。


「クソッ!」


 注入された何かのせいか意識がもうろうとしてくる。あいつは何だったのか、なぜ俺を知っていたのか、これはいったい何なのか。


 聞きたいことは山ほどあるがそれは許されなかった。


 間もなく俺は意識を失ってしまう。


_____


「…さん!大………すか!グンさん!」


 その呼び声で俺は意識を取り戻す。それと同時に大きな衝動に駆り立たれる。


「良かった、大丈夫ですか?」


 どこかに行かなくては、そんな衝動が俺を突き動かす。


「行かなくては…」

「え?」


 きょとんとした様子のルリアさんを無視して俺は図書館の出口に向かう。


 外に出るとその衝動はさらに強くなった。明確な目的地は分からないがこっちに行かなければならないという漠然とした衝動、俺はそのままに体を動かしていった。


 その様子を見ていたのかアオとリンも後を追いかけてきている様子だった。


 そんなことは気にも留めず足を進める。だんだんと強くなっていく感覚、目的地が近づいてきているということだろうか。


 角を曲がった先に広がっていた光景は、目を疑うものだった。


 大量のセルリアンがうようよしているような場所だった。


「なるほど、ならば腕試しと行こうじゃないか。」


 俺は後ろから追いかけてきているアオとリンのに被害が行かないよう銃を手に取りセルリアンの大群に突っ込む。


 ナイフも使いつつ迫りくるセルリアンを薙ぎ倒していった。


 倒しても倒しても湧いてくるセルリアン。


「くそっ、ここは地獄か?」


 そう呟き、リロードしているタイミングでセルリアンが襲いかかって来た。


 避けられない、まともに受けることになると思ったその時、アオがそのセルリアンを吹き飛ばした。


「見てるだけじゃつまらないからさ、一緒に戦うよ。」

「ありがとう、助かる。」

「私も混ざるわ!」


 2人とも戦う力はあるんだ、加勢してくれるのはありがたい。この調子でどんどん片付けていこう。


………


 やはり数が減らない、どこから湧いているって言うんだ。


 3人とも疲れが見え始めた時、セルリアンが急にどこかへ姿を消し出した。


 何もないところで急に消えている。何が起きてるんだ?


 最後のセルリアンの姿が消えるとそこにはこちらに銃を向ける一人の男が立っていた。


「誰だっ!」


 その男は腕を後ろに組んでただ立っていた。


「お前に用があってな。」


セルリアンを使役でもしてるのか?しかもさっきから俺の後ろばっかり見ている。


 敵と捉えても良さそうだ。


「こちらに危害を加えるつもりなら容赦なく撃たせてもらう、お前は何者だ。」


 銃を向け、男に言い放った。


「ふん、好きにしろ。」


 そう答えた男は銃を構え、その引き金を引く。


 鳴り響く破裂音と共に弾丸は俺の横の空を裂き、後ろに飛んでいった。


 すぐさま振り返るとそこには腹から血を流したリンが座り込んでいる姿が見えた。


 その姿を見た俺は、大きな怒りに包まれた。


「危険域ニ達シテイマス ドウカ落チ着イテ。」


 警報を鳴らしながらラッキーがそう言う。だがもうどうでもいい、あいつは許せない。


「アオ、ごめんな。あとは頼んだ。」


 そう言い残した俺はセルリウムに支配されそうな意識で溢れだしそうな力をその男にぶつけるために走り出した。


 呼び止められた気がしたがそれを振り切って俺は銃を放ちながら距離をつめる。


「無駄だ。」


 嘘だ…、確実に弾は当たっているはずなのに傷ひとつないなんて。


 ならば近接戦と行こうじゃないか。俺はナイフを取り出し、思いっきり距離を詰めて切りかかった。


 だが男はそれをひらりと躱して俺にこう言った。


「上出来だ、後は時間の問題だな。」


 なんの話だ?だがどうでもいい。


 何度も斬りつけるが全て躱される。なぜ当たらない、こんなことなら近接術の特訓もしておくんだった。


 こちらがした一振りに合わせてナイフを振られ俺が持っていたナイフを弾き飛ばされた。


 ならばと思い体術を仕掛けるが全て受け流され、ついには腹に拳を受けてしまう。


 俺は痛みのあまり腹を押さえ、座り込んでしまった。


「じゃあな、お前にはまた会いにくるよ。」


 不適な笑みを浮かべ、煙幕を張ると同時に男は姿を消した。


「クソッ!」


 俺は無力だ、これだけ力を振り絞っても傷ひとつ付けれなかった。これじゃあ何も守れないじゃないか。


「グン!大丈夫?」


 地面をただ見つめる俺にアオがそう問いかけてきた。


 その姿を見た俺は、こう思った。


 なんて綺麗な輝きだと。


 いやダメだ!せめてリンの状態くらい聞かないと。去るのはそれからでもいいだろう。


「俺のことはいい、リンは?」

「一緒にいた緑髪の方が応急処置をしてくれたからしばらくは大丈夫だと思う。幸い当たりどころも良くて深い傷にはなってないみたい。」


 そうか、良かった…。支配されかけている意識をなんとか維持してアオに話しかける。


「なあアオ、今までありがとうな。一緒にいろんなところ行けて楽しかったよ。そしてどうか許して欲しい。」

「急にどうしたの?」


 立ち上がってアオの方を向く。


「君の輝きが欲しくて堪らないんだ。」


 アオに銃を向けてそう言い放つ。もう俺自体の理性はほとんど無いだろう。こんなことはしたくない、したくないのに…。


 そう思うと自分の弱さが滲み出たみたいで涙が出てきた。


 泣きながら手を振るわせる俺にアオは何も躊躇せずにこう答える。


「いいよ。」


 その返事は予想外で、俺の心を動かした。


「グンのためならなんだってするさ。だって私は-」


 頬を赤らめながらも笑顔でアオは俺にこう言った。


「グンの事が好きだから。」


 その言葉を聞いた途端、俺の中にある感情が巻き上がった。アオと近づいた時にいつも感じたもの。


 そうか、俺もアオが好きだったんだ。返事できなくてごめんな。


 ならば尚更ここで輝きを奪うことは出来ない。でもセルリアンに支配されかけているこの意識ではどうにもできない。


 そんな中でも無常にも体は動いた。


 俺は、俺の体は、



 その引き金を引いた。

 

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軍服の少年 水晶 @suisho221

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