剣劇文庫

　剣劇文庫の主人公ー明王乃白留《あきお　のべる》は、ファンタジー小説新人賞を受賞しようと夢見る編集バイト兼小説家。
　彼を見守るベルトリー＝ウイズダム編集賞（アメリカ人の振りしたカウボーイー純粋な日本人いなかっぺ大将）とグラマー美人の編集者の萩尾小桜は、新人賞落ち続けのアマチュア作家の乃白留を鍛える毎日。
　二人で独立した編集会社を手伝いながら、大手出版社に送られる膨大な応募小説を神あがり（焚書なのか、成仏なのか・・・）させる火の儀式が、至極ひっそりと彼らの元で行われる。ベルサトリ編集長が仕分ける、星が一つ半つく位の小説をスターダストにするのか、しないのか？　奨励する為にオーエンするように、赤ペン駄目だし手書きの原稿。ネットでアップロードじゃ校正・校閲本人任せ。プリント印字された原稿を一枚一…続きを読む