概要
縄文神話、第三弾。綿津見族と黒潮の海民が築く、殷の帝武丁との絆
縄文神話は、第一巻「緋いろねの剣」、第二巻「竜宮の女神」、第三巻「宝貝の海路」で完結します。紀元前1300年~1100年頃の秋津洲を初期神話時代として描いています。天之御中主神からアナカシコネノ神・オモダル神までの十一代の物語です。第三巻「宝貝の海路」は、綿津見之八潮を主人公に、東シナ海を舞台に活躍する沿岸海民の物語です。宝貝とは、南海にしか生息しない子安貝のこととで、母神のシンボルです。八潮は、殷の天地陰陽の神権政治を復活する帝武丁と婦好妃を支えるため、東シナ海の制海権を握る。殷の都、朝歌は、西戎と北狄の脅威にさらされ、朝廷は内部分裂、さらには、渤海湾に南海の海賊が押し寄せてきた。果たして、帝武丁は、始祖天乙の志を受け継ぎ、天地陰陽を守り切れるか。
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