Raptors ーラプターズー

クーデターにより、かつての暴政から開放された国、ジャゼル公国。政変から十数年。表向きには平穏を取り戻したかに見えたが、その裏では失脚して前国主率いる一派による政権奪還活動が行われ続け、立ち込める霧のような不安が払えずに居た。

時には殺し屋やスパイを雇って国を及びやかす連中に対抗するには、毒をもって毒を制すこと。
「ラプターズ」と呼ばれるフリーの暗殺集団は、政府から殺しや諜報の任務を請け負い、国に仇をなす者達と陰ながら戦い続けていく。

若くして裏社会で生きる五人組が、血を浴び、罪を背負いながら戦う物語。

拙作『羽村さん、また明日』と同一世界観のお話。そちらを知っていた方が楽しめるかもしれません。