両親のいる家
突然だが、数ヶ月ぶりに両親が家に戻って来る。
親父は漫画家で基本、
この日ばかりは菜月も手作り料理を振る舞うつもりだ。そして俺と円香は、菜月の料理の手伝いをしている・・・のだが、円香と菜月が例のごとく口ゲンカをすると、円香はリビングでくつろぎ始めたのだ。そして夜、料理が完成。そして・・・
「ただいまー」
両親が戻ってきた。そして着替えを済ませると、リビングに向かう。
「あ、
揃って帰宅した両親がまず、目にしたのは・・・リビングでくつろぐ、円香の姿だった。
「・・・円香ちゃんがなんで、家にいるんだ!?」
「聞いてないわよ!」
「おっかしいなぁ。私、2人には伝えたんですけど・・・」
円香が家にいることに驚いた両親であったが、結局は5人で食事をすることになった。
「俺、親父とお袋に言わなければいけないことがある」
「彰人、何を改まって言うつもりなの」
「・・・そうか。こういう大事なことは、親の前できちんと言うものだぞ。さあ、話しなさい」
「・・・実は俺、円香と付き合っている」
俺は両親に円香と付き合っていることを打ち明けた。親父はもう察したような表情であったが、お袋は俺が言った衝撃の事実に驚愕したのか、目をキョトンとしている。
食事が終わると、俺は親父に呼び出され、親父の書斎に向かう。そして、2人きりで話が始まった。
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