続・幼馴染みと過ごす夜
「ねぇ彰人。アレ、しようよ。私、処女だよ。彰人だって童貞でしょ?」
夜、真っ暗になった俺の部屋で円香は、俺にこう耳元で囁いていた。円香は俺のすぐ隣、同じベッドで寝ようとしている。・・・ちなみに俺と円香は今、お互い真っ裸同士だ。体が当たるとそのまま、肌の感触がする。
「バカ言え。それに・・・アレ、あるのかよ。避妊するやつ。お前、もし妊娠しちまったらどうするんだよ。親父にも言われただろ」
「え?あるよ」
「そうか。あればいいんだ・・・」
結局、親父もお袋も久しぶりに一晩、家で過ごすことになった。ちなみに親父は明日からまた仕事場に泊まり込み。お袋も明日にはもう、パリまで映画の撮影に行く。そして・・・
「ふぁー・・・私、眠くなっちゃった。それにしても、彰人。アレ、でっかいね・・・」
「・・・!?お前何真顔で見てんだよ!」
「彰人だって、私の胸、真顔で見てんじゃん!」
「それは・・・男として、彼氏として、仕方ねぇだろ・・・」
「でも、そんな純情な彰人が可愛いんだけどね」
「純情って言うなよ・・・」
「じゃあ、そーんな彰人に、えいっ」
その瞬間、円香が俺に抱きつき、キスをしてきた。唇と唇が触れ合う瞬間でもあった。それに、円香の全身が俺に当たっている。・・・円香の胸がプルンプルンしているんだよなぁ。そして俺と円香は・・・激しい夜を過ごした。しかし、これが気持ちいいんだよなぁ・・・
この日、俺は童貞を捨てた。
◇ ◇ ◇
そして翌朝・・・
「おはよ、彰人」
「・・・ああ、おはよう。円香とうとう、やっちまったんだな・・・」
「うん。私、彰人のこと大好き・・・」
「ああ。俺も円香のことが好きだよ・・・」
「それより、昭徳おじさんも月おばさんもまた仕事でしょ?」
「ああ、親父はまた仕事場に泊まりこむし、お袋は映画の撮影でパリまで行くってさ」
「なんなら、見送りに行かないといけないじゃん!」
「そうだけど・・・お前こそ、今日、握手会があるんじゃなかったか?」
「あっ・・・やばっ、遅れる!」
円香は急いで着替えをし、菜月が作った朝食にも目を触れず、即座に家を出る。そして俺はこの晩、ほとんど眠れなかったのは言うまでもない。
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