概要
静か不器用大柄男子×人当たりは良いが実は雑なのらくら女子のとある日々
いつも笑顔で人のいい少女・緑瀞亜樹は、その実一人の友人以外どうでもいいと思っていた。どうでもいいからこそ優しくあれる。その程度でのらりくらりと日々を過ごしていた亜樹。ある日友人に頼まれ、彼女と親しくなろうとする少年達との場に付きそう。珍しくその付き合いが続く中、無口な少年はなぜか亜樹の側に居続けた。
同じく付き添いの為か友人とは距離をとる少年と、亜樹は時折言葉を交わす――
これは、一人の少女が、静かな優しさにふれた日々の物語。
同じく付き添いの為か友人とは距離をとる少年と、亜樹は時折言葉を交わす――
これは、一人の少女が、静かな優しさにふれた日々の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!普通だからこそ愛しい日常
なんてことない普通の日常。なんてことない学生達の普通の青春。その当たり前の中で繰り広げられる人間関係の、内側の部分を硝子細工のように丁寧に描いたお話です。
普通と言えば普通ですが、普通だからこそその普通は人それぞれ違うもので……価値感の違いや距離感の違い、同じものを見ていても思うこと、考えることは人によって変わるという当たり前を改めて実感できます。
特別な力がある人は出てきません。ただ普通の人達が普通に生活して、普通に思い遣り、普通に心配して、普通に恋をして、普通に大雑把に考えて、普通に悩んで、普通に生きています。
その普通の中でスポットライトをあてられた亜樹と光介の関係性。
互いに抱く想い…続きを読む