幽霊を見ることができる少年、獅子堂明。かつて、鬼と戦って亡くなった父に憧れ、地縛霊の少女と交流する彼の前に現れたのは、圧倒的な力を持った鬼と、鬼と戦うクラスメイトの美少女、東雲。亡き父の足跡をたどる少年が最後に息つく場所は―――?短い区切りで章が作られているので、さくさくと読み進められます。とある人物がクライマックス前に出てきた時には、個人的に、おおっ! と思いました(*´▽`*)よくを言えば、もう少し活躍してほしかったですが……。どうなるんだろうかと、わくわくしながら読み進められる物語です!
幽霊を見ることができる明は、ある日ひょんなことから鬼をめぐるとある事件に関わることになる。そして、過酷な運命を背負うクラスメイトを救う決意をするのだが……登場人物全員、各々に重要な役割と譲れない意志があります。だからこそキャラクターが生きていると感じられ、絶望的な展開の中でもハッピーエンドを願わずにはいられませんでした。それくらい、物語に入り込んでいました。「一流の主人公」についての定義は作者様や作品によって異なるとは思いますが、明の言う「一流の主人公」が、私はとても好きです。
王道の現代ファンタジー!鬼と出会った少年と周りの人々が力を合わせ奮闘します。人と霊と鬼を巡る素敵な物語です!
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