謎の職業、ダンジョン配信者の南雲ルミナは、思いがけずダンジョン深層へと導かれてしまう。
そこで、出会ったのは体長5メートルはある巨大なモンスター……、は、どうでもよく、鬼の仮面をつけた得体の知れないナニカだった。
そのナニカとは、実は人間。
どうやら、自分でポカやって、そこへ到達し「苦節35年。元気で生きています」ってことらしい。
35年もダンジョンで生きながらえるなんて普通じゃない。
仮面の男のたくましい”生き様”を見るだけでも、楽しい。
だが、それだけではなく、そこに集まる人たちも、なんだか訳ありみたいで……
これは単なるダンジョン攻略で戻るということではなく、いや、そんな簡単なことなら、この男、簡単にやり遂げたはずで――、まぁ、ここから先を語るのは無粋ってもんですね。
ダンジョンのナゾにワクワクしながら、是非、読んでください!
ポケ〇ルなんかよりもっと古い、横井正一もビックリの、超絶ロンリーサバイバー。
そんな彼との、地上に戻るためのストーリーです。
しかし、牛肉高騰してるし、ミノタウロス、美味いのだろうか……。